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山の「降り方」を考える

1年間のスケジュールはまず旅の予定から埋めることにしている。「ここで休む」と決めてそれからまた全力で走り出す。仕事なんて冥土までの暇つぶし。そう考えているうちに根が真面目なので一生懸命やってきて中途入社から16年が過ぎた。

女性のキャリアとしては恵まれたほうで会社から求められる役割をなんとかこなしてきた。50人の部下を持ちそれなりに頼りにもされていると感じる。でも、ふと立ち止まるとこの先定年まであと10年ちょっとをこのまま会社に預けていいものかと考えるようになった。

年を追うごとに1年が体感的に早い。加速度的に速くなってきた気がします。なのに、なのにですよ。人生の折り返し地点に立ち「まだ世界を見ていない」ことに気がついてしまったのです。(KIRINJI「時間がない」の一節から引用)

人生は自分の選択の連続でできている。だからこそついついはりきり過ぎたり刺激を求めたりするけれど、穏やかにこれまでの経験を活かしながら後任の育成をすることも役目か。いや待て。まだ現役でいたいよ!この小さな世界(今の会社)を出よ!と私の本能が叫んでいる。もう少し小さな会社でこの経験を活かそうか。自分の事業を興すのもよい。でもそれは自分の本心か?虚栄心なのか?

「ニューノーマル」という言葉に踊らされている感は否めないが、これからの人生を考えるきっかけとなったのは確か。残り半分の人生を見据えて今後の生活をどうしたいか、昇(登)りながら山を降りるにはどうするか、自分との対話は続きます。

まずはコーヒーでも。

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