詩 : 時空を超えて照らしてくれている
出会いはすべて
運命的なもの
どの出会いも
運命的でないものなんてない
ただ運命的な出会いだと
自覚できる出会いは
そう多くはない
出会った時には
ただの偶然とさえ
感じていないことがほとんど
時間が経って
関係が深まって
出会いが運命的だったと
気づくのですら
まれなこと
耳にするのは
運命と気づかずに
離れてしまって
また出会った時に
運命を感じるということ
人はそんなことを
幾度も繰り返しながら
また運命的な出会いを
毎日毎日繰り返していく
そして何年か生きてみて
振り返った時に
人生の時々に点在する
運命的だった出会いに気がつく
そういう出会いというのは
昔よく聞いていた音楽を
耳にした時なんかだけでなく
ひとり孤独に陥っている時
何にもいいことがなかったと
これまでを振り返った時
誰かとの惜別に目の前が
真っ暗になった時なんかに
振り返ると
夜空に輝く星たちのように
これまで生きてきた
時間を空間を
時空を超えて
照らしてくれている
