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東京音楽大学吹奏楽アカデミー専攻春学期修了演奏会レポート

先週水曜日の7月2日に東京音楽大学吹奏楽アカデミー専攻は前期合奏授業のまとめとして「春学期修了演奏会」を開催いたしました。

今回のプログラムは、すぎやまこういち作曲「吹奏楽によるドラゴンクエスト」より6曲。本学教授でNHK交響楽団首席ティンパニ奏者の久保昌一先生のソロによるテーリヒェン作曲「ティンパニ協奏曲」、そしてスパーク作曲「宇宙の音楽」を演奏しました。

1年生にとって大学の100周年記念ホール(通称Aホール)で演奏するのは初めてで、高校生の頃とはまったく違う雰囲気でのリハーサルや本番だったと思います。このホールは特に響く空間で、バランスやタイミングを合わせるのがかなり難しいです。特任教授の下野竜也先生の指導・指揮の下、2日間という少ないリハーサルで的確かつ音楽的な指示をたくさんいただきました。

トランペットは昨年度4人の4年生がいたため、僕はずっと一番下のパートで軽くサポートする程度でしたが、今年度は1年生が5名入学し、4年生1人と2年生3人というバランスになったので、久しぶりにずっと1stを担当しました。

当日は何だか建物全体の空調が壊れていたようで、外気とほぼ同じ空間で燕尾服を着て汗だくで長時間過ごすという過酷な状況下。暑いのが苦手な僕はリハも本番もクラクラヘロヘロでした。とは言えそんなの言い訳ですね。どういった状況でも一定のクオリティで演奏できるようにならないとだめです。反省。

プログラム後半1曲目の久保先生によるティンパニ協奏曲は本当に圧巻でした。僕はティンパニのソロ自体ほとんど聴いたことがないし、基本的にティンパニは一緒に演奏する存在として聴いていたので、ここまで多彩な音色を間近で感じたのは正直初めてでした。素晴らしい演奏ありがとうございました。

宇宙の音楽は、近年吹奏楽コンクールでも多くの団体が演奏している作品でご存じの方も多いと思います。古典的な吹奏楽オリジナル作品を取り上げることの多い吹奏楽アカデミー専攻がこうしたいわゆる「流行りの作品」を修了演奏会のプログラムに入れるのは正直珍しいです。
「宇宙の音楽」は爆発的カロリー消費の演奏を多く耳にしますが、指揮の下野先生はこの作品をとにかくまとめる、丁寧に美しく、吹きすぎない、そうしたアドバイスをリハーサルでたくさんおっしゃって作品を構築したので、聴く人によっては作品に対する印象がだいぶ違ったかもしれません。

吹奏楽アカデミー専攻が開講して7年目となりましたが、毎回下野先生の音楽性の高さと指導力、表現力は勉強になります。こんな環境で演奏ができる学生は本当に羨ましいと思いますし、一緒に演奏できることが嬉しいです。

トランペットパートとしては課題は山積。まだまだこれから成長していかなければなりません。個人レッスンも含めて、より学びの多いものになるよう頑張ります。

さて、春学期の修了演奏会が終わったばかりですが秋学期はこのようなプログラムになりました。

吹奏楽アカデミー専攻には4名の作曲家の先生がいらっしゃいますが、その中のおひとり、松下倫士先生の「M-V(ミューファイブ)ミッション」、そして同じく吹奏楽アカデミー専攻の特任教授で作曲家の天野正道先生、星出尚志先生両名のニューサウンズ・イン・ブラス編曲作品を中心に演奏します。

松下先生の「M-Vミッション」は、JAXAが開発した探査機「はやぶさ」がテーマの作品。かなりかっこいいです。春学期の「宇宙の音楽」と宇宙つながりですね。

吹奏楽アカデミー専攻は吹奏楽を多角的に深く学ぶ専攻です。なので、ポップスもよくある定期演奏会の第2部のようにただワーワーと楽しく演奏するのではなく、きちんと奏法やスタイルについて学びながら作品を作っていきます。秋学期も大変そうですが楽しみです。

ぜひ今から11月26日(水)のご予定を空けておいてください!

吹奏楽アカデミー専攻は様々なSNSでも日々の活動報告をしております。こちらもぜひご覧ください。

荻原明(おぎわらあきら)



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荻原明(おぎわらあきら):トランペット 荻原明(おぎわらあきら)です。記事をご覧いただきありがとうございます。 いただいたサポートは、音楽活動の資金に充てさせていただきます。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。