タイミー⑬│アラフィフ、初めてペットショップの仕事に挑戦。排泄物と戦った6時間
もう少し落ち着いた仕事がしたい。
今まで行ったタイミーは、
時間に追われバタバタと
慌ただしく過ぎていきました。
ほっとできるような場所はないかな。
そんなことを考えていたら、
ペットショップでのお仕事を見つけました。
動物が大好きな私。
ここなら癒されながら働けそう。
そう思った私は、人生で初めて
ペットショップでのタイミーに
挑戦してみることにしました。
これは私が45歳から“100の人生初”に挑戦している
『ミケチャレ』シリーズの第52弾。
心配性で考えすぎてしまう私が、
勇気を出して一歩踏み出すリアルな体験談です。
癒しを求めてペットショップへ
今回のお仕事は、
自宅から車で20分くらいの
猫カフェもある大きなペットショップ。
10:00〜16:00、
6時間のお仕事です。
仕事内容は、
・清掃
・商品陳列
・賞味期限切れ商品のチェック
・隣接している猫カフェの補助
と書かれていました。
動物にさわれなくても、
見てるだけで癒されるだろうな。
そんな期待を胸に、
少しワクワクしながら向かいました。
ぶっきらぼうな店長
お店に到着し、
入り口を入ると「ワン!ワン!」と
ワンちゃんの大きな鳴き声が響いていました。
そして、開店前のお店には、
独特な動物のにおいがこもっています。
においに敏感な私は、
少し気になったものの
その時はあまり深く考えていませんでした。
事務所が分からず店内をウロウロしていると、
20代の若い女の子がやってきました。
店長さんのようです。
「タイミーから来た〇〇です!」
「今日はよろしくお願いします!」
そう私が挨拶すると、
「あー、はい。」
なんともぶっきらぼうな返答。
他の店員さんも若い女の子ばかりでしたが、
なぜだかみんなイライラしているように見えました。
なんだか少し嫌な雰囲気だな…
そう感じたものの、
横のケージで飛び跳ねるワンちゃんを見ると、
そんな思いはスッと消えていきました。
かわいい!
無邪気な子犬の動きに癒され、
早速仕事が始まりました。
──しかし、
これから癒しとはほど遠い
吐き気と戦うことになるとは、
この時の私はまだ知りませんでした。
子犬たちとの癒し時間
「まずは、水替えからお願いします。」
そう言われて案内されたのは、
子犬がいるショーケースのバックヤード。
裏からはほとんど子犬の様子は見えませんが、
元気に飛び回りながら
壁をカリカリする音が聞こえてきます。
私が最初に頼まれたのは、
ワンちゃんのお水を替える仕事でした。
私がショーケースに近づく度に、
エサがもらえると勘違いしているのか
興奮して暴れ出す子犬たち。
かわいい〜
でもお水なんだよ、ごめんね〜
そんなことを心のなかでつぶやきながら、
せっせとお水を交換しました。
こんな仕事で、
お金もらっていいのかな。
そう思ってしまうくらい、
癒される時間でした。
2階で待っていた現実
「次は2階のスタッフに、
仕事内容を聞いてください。」
そう言われ、
ペットホテルがある2階へ上がりました。
そこには、
とても優しそうな女性スタッフがいました。
「今日のタイミーさんですね。」
「では、これの掃除と洗濯をお願いします。」
そう言われてふと横を見ると、
何十枚も重なったトイレトレー。
そして、
ワンちゃんネコちゃん用の毛布が、
山のように積まれていました。
どれも排泄物で汚れています。
え?これ全部洗うの?!
私の驚きを気にも止めることなく、
彼女は洗い方や洗濯の仕方を
淡々と説明してくれました。
聞いたところによると、
彼女は入社して間もないとのこと。
タイミーがこない時は、
毎日この掃除をやっているそう。
「汚れが残っていると、私が怒られるので…」
少し怯えたように話す彼女を見て、
なんだか胸が痛くなりました。
大変そうだけど頑張ろう。
私は一生懸命、
トレーの洗い方や洗濯機の使い方、
消毒の仕方などを覚えました。
「12時30分から30分間の休憩があるので、
時間になったら下の事務所に来てください。」
そう言い残して、
彼女は急ぐように1階へ降りていきました。
トイレトレーと毛布との戦い
2階のエリアにひとりぽつんと取り残された私は、
すでに心が折れかかっていました。
目の前に積まれた、
山のようなトイレトレーと毛布。
どれも排泄物まみれです。
その中でも私を一番苦しませたのは、
そのにおいでした。
においに敏感な私は、
正直これを全部洗い終えられる
自信はありませんでした。
でも、とりあえずやってみよう。
先ほどの女性スタッフに教えてもらったように、
トイレトレーを大きな洗面台に置き、
水を流しながらブラシでこすります。
うわっ!
勢いよくはねた水とともに、
排泄物が腕にも服にも飛び散ります。
水量やトイレトレーの角度を調節しながら、
何枚か洗ったところでふと気づきました。
先に洗濯機を回したほうが、
効率いいんじゃない?
そう思った私は、
今度は毛布に取りかかります。
数枚の毛布をまとめて洗面台へ運び、
排泄物をブラシでこすって汚れを落としました。
そしてそれを洗濯機へ移動します。
重い…
水を吸った毛布は、
想像以上の重さでした。
ぼたぼた滴る水と重さに苦戦しながら、
なんとか洗濯機を満タンにしてスイッチオン。
洗濯機が横でぐるぐる回る音を聞きながら、
私は再びトイレトレーをひたすら洗い続けました。
つかの間の休憩時間
12時30分になり、
やっと休憩の時間です。
1階の事務所へ行くと、
他にも休憩している社員さんがいました。
私がいると邪魔になっちゃうかな…
そう思い、
私は車で休憩することにしました。
わー、空気がおいしい!
一歩外に出ると、
新鮮な空気と爽やかな風に
生き返ったような気持ちになりました。
家から持ってきたおにぎりとパン。
お腹は空いているはずなのに、
一口も喉を通りませんでした。
あの排泄物の汚れとにおいが、
頭にこびりついて食欲が出なかったのです。
持ってきたお茶をゆっくり飲んでいるうちに、
30分の休憩時間は
あっという間に終わってしまいました。
終わらないトイレトレー
さて、後半戦のスタートです。
残り3時間。
よし、頑張るぞ。
そう思って2階へ戻ると、
トイレトレーがさらに増えていました。
え…朝より増えてる。
絶望的な気持ちと戦いながら、
午後も必死にトイレトレーを洗いました。
長い時間、
前かがみの同じ体勢でゴシゴシ洗うので、
腰もどんどん痛くなってきます。
そして強烈なにおいに、
途中で気持ち悪くなってしまいました。
何度も諦めようと思いましたが、
部屋にひとつだけあった小窓を全開にし、
外の空気を吸って気持ちを落ち着かせます。
もう無理かも…
諦めようかと思ったその時、
背後のペットホテルから、
「ワン!」と可愛い鳴き声が聞こえました。
子犬と成犬の間くらいの
可愛らしい柴犬でした。
私が振り向くと、
ジーッとこちらを見つめてくれました。
よし、もう少し頑張ろう。
その柴犬のつぶらな瞳に励まされ、
なんとか最後まで働ききることができました。
心が折れた最後の一言
終業時間になっても、
トイレトレーが数枚
洗えず残ってしまいました。
そこへ現れた店長さん。
「え、まだ終わってないんですか?」
その一言に、
心がポキっと折れた音がしました。
「すみません…」
私はそう謝ったものの、
なぜだか悲しくなってしまいました。
こんなに頑張ったのに…
自分の頑張りと、
店長さんが期待していた働きぶりとは
何も関係がないのは頭では分かっています。
もちろん、
自分の力が及ばなかったことへの
申し訳なさはありました。
それでも、
あの一言で、必死に頑張った時間まで
否定されてしまったような気がして、
悲しさと悔しさが残りました。
私はそんな中、
あの新入社員の女の子のことを
思い出していました。
私のせいで怒られないといいけど…
そんな心配をしながら、
ふやけた手とびしょびしょの服のまま
足早に家に帰りました。
家に帰ってお風呂に入り、
ソファーでひと息つくと、
ふと子犬たちの可愛らしい姿を思い出しました。
可愛かったな〜
あの子たちだけは、
最後まで私を癒してくれました。
✨️人気の仕事と、自分に合う仕事は違う
癒しを求めて行ったペットショップ。
実際は、私にとっては
「もう二度と行きたくない」
と思ってしまうようなお仕事でした。
でも、
レビューを見てみると、
「洗い物が今回は全部終わりました。」
「次回は全部洗えるよう頑張ります。」
そんな声も多く、
何度もリピートしている人も多い様子。
実際、そのペットショップは、
求人もすぐ埋まる人気のお仕事でした。
私は正直、もう一度、
この場所で働く勇気はありませんでした。
でも、
この仕事を「また行きたい」
と思う人がいるのも事実。
その時気づいたのです。
人気の仕事が、
自分に合う仕事とは限らない。
ということを。
実際、
私がタイミーで何度もリピートしている
お仕事があります。
それは、運送会社で、
早朝に荷物を仕分けるお仕事です。
体力的にもきつく、
現場はピリピリしていて
時には怒号が飛ぶような場所。
それでも私はその仕事が好きで、
何度も通っています。
一方で、
初めて来た方の中には、
「きつい」「もう行かない」
という人も少なくありません。
同じ仕事でも、
人によって感じ方はまったく違う。
口コミや周りの評判だけでは
分からないことがあります。
結局は、自分でやってみないと、
本当に合うかどうかは分からない。
これからも
周りの意見やイメージだけで
諦めたり決めつけたりせず、
さまざまな体験を重ねながら、
少しずつ自己理解を深めていきたいと思いました。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました!
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📌運送会社の早朝仕分けのタイミー体験談はこちら
(ぜひ読んでいただきたい記事です!)
📌このnoteやミケチャレについてはこちら
📌私の自己紹介はこちら
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