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拉麺 八ッパ


 何日も前から仕事の合間に先輩達と食べログやグーグルマップで口コミやお店までのルート、定休日に営業時間までしっかりと調べ検証し、何軒かの候補の中から拉麺八ッパを第一候補に決めた。気合十分で来てみたら臨時休業。更に第二候補にと考えていた店も…二軒続けての臨時休業なんて…ツイてない。
空腹に耐えかねて最寄りのラーメン屋に飛び込んだら創味シャンタン味の塩ラーメンが出て来る始末。最悪。
その帰り、3人でラーメンの神様に見放されたんだ、神様なんていないんだと落ち込んだ。そしていつかリベンジしようと誓ったのだ。

あの出来事から2週間、ついにその日は来た。
仕事をさっさと片付けて先輩の車の後部座席に乗り込んだ。同じ軽自動車なのに僕のよりなんてよく走るんだ…ドライバーの腕の違いだな…なんて考えてるうちに20分程で拉麺八ッパに到着した。
店内にはなんとも食欲をそそる香りが充満している。
ずっと前から何を食べるかは決まっていた。
「八ッパラーメン」
初めての店では看板メニューを食べるのが僕らのやり方。
早速券売機で食券を買い、道路側のカウンター席に着く。
程なく運ばれて来たラーメンをまじまじと見つめ、柄の長い白い蓮華でスープを口に運ぶ。
言葉にする前に3人がアイコンタクトを送り合い、そして大きく何度も頷きながら言葉にする。
「うまい」
あっさりとしているのにしっかりとコクのあるスープ。
具の豚バラの脂がスープに溶けてあっさりしたスープに満足感を与えている。
そして何よりもポイントになるのは、店に充満している香りの正体、ニンニクだ。
丼の中には潰したニンニクがゴロゴロと入っていた。ニンニクがスープの旨さの一翼を担っているのは明らかだ。
ニラ、もやし、豚バラとニンニク、これらを炒めてラーメンの具として乗せられているのだが、ニラともやしも本当にいい。シャキシャキで良い食感とリズムを与えている。他のスタミナ系では白菜が入っていることが多いが、白菜なんて要らなかったのだと実感した。
最後に麺は…丁度良い。
ちゃんと説明しろと言われるかもしれないが、本当に丁度良いのだ。太さ、弾力、しなやかさ、スープにとっても具にとっても丁度良い。体験した事のある人は僕の言っている事を理解してもらえると思うし、まだの人にも体験すれば必ず理解してもらえると思う。

やっぱりラーメンの神様はいます。
拉麺八ッパ、本当においしかったです。また行きたいと思える店に出会えた。

#ラーメン


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