他人軸が苦しい人ほど「ちゃんとしなきゃ」に縛られている
自分責めが強かった頃、
「真面目だね。」
と言われることがよくありました。
当時の私は、
その言葉があまり好きではありませんでした。
本当は、
明るくて。
楽しくて。
あまり細かいことを気にしない人に
なりたかったからです。
でも実際の私は、
人の言葉を何度も思い返したり、
「この対応でよかったかな」
と考えたり。
周りから見ると、
「そんなに気にしなくていいのに。」
と思うようなことまで、
一人で抱え込んでいました。
そしていつも、
「なんで私はこんなに考えてしまうんだろう。」
「もっと気楽に生きられたらいいのに。」
そう思っていました。
でも今振り返ると、
真面目だったから
苦しかったんじゃありませんでした。
「ちゃんとしなきゃ。」
「迷惑をかけちゃいけない。」
「失敗しちゃいけない。」
そんな思い込みに縛られていたから、
いつも気を張っていたんですよね。
だから、人と話したあとも安心できませんでした。
「あの言い方でよかったかな。」
「迷惑をかけてないかな。」
「変に思われてないかな。」
気づけば、
相手の反応より、
自分の頭の中で答え合わせを
している時間の方が長かったんです。
今思えば、
あれが私の「他人軸」
の始まりだったのかもしれません。
今日は、
私自身の経験を振り返りながら、
・なぜ人の反応がこんなに気になってしまうのか
・どうして「ちゃんとしなきゃ」が止まらないのか
・なぜ自分より周りを優先してしまうのか
心理学や脳科学を学んで分かったことも交えながら、
お話ししたいと思います。
もし今、
「人と関わるだけで疲れる。」
「気づくと、人のことばかり考えている。」
そんな毎日を過ごしているなら、
この記事が、
「私だけじゃなかったんだ。」
と思えるきっかけになれば嬉しいです。
「どう思われるか」が頭から離れなかった
自分責めが強かった頃の私は
人の反応をかなり気にするタイプでした。
LINEの返事。
相手の表情。
言い方。
空気感。
ちょっと返信が遅いだけで、
「何か嫌なこと言ったかな」
って不安になる。
仕事でもそうでした。
相手が少し黙っただけで、
「説明わかりにくかったかな」
「変な言い方したかな」
って考え始める。
しかも、
考え始めると止まらない。
本当はそこまで気にしなくていいのに。
でも、
頭の中ではずっと
“答え合わせ”
してる。
これ、
かなり疲れるんですよね。
あなたは最近、
誰かの反応を気にして、
必要以上に考え続けてしまったことはありませんか?
もし思い当たるなら。
心が疲れている原因は、
出来事そのものではなく、
「どう思われたか」を考え続ける
時間なのかもしれません。
もし今、
「人の反応に振り回される」
感覚があるなら。
もしかしたら今のあなたには、
この話も近いかもしれません。
▶︎嫌われた気がして苦しくなる人は、“空気”を読みすぎている
「ちゃんとしなきゃ」が抜けなかった
他人軸が強い人って、
根っこに
“ちゃんとしなきゃ”
があることが多い気がします。
迷惑かけちゃダメ。
嫌われちゃダメ。
空気壊しちゃダメ。
期待に応えなきゃ。
だから、
気づくと、
自分より周りを優先する。
本当は疲れてても、
「大丈夫」
って言う。
本当は嫌でも、
笑って合わせる。
本当は断りたいのに、
無理して引き受ける。
でも、
それを続けてると、
だんだんわからなくなるんですよね。
「私は本当はどうしたいんだろう」
って。
あなたは最近、
「本当はこうしたかった」
のに、
相手を優先してしまったことはありませんか?
その積み重ねが、
少しずつ自分の気持ちを見えなくしているのかもしれません。
「自分の気持ち」がわからなくなっていく
他人軸って、
“自分がない”
わけじゃないんですよね。
むしろ、
周りを優先しすぎた結果、
自分の感覚を後回しにし続けた状態、
に近い。
これ、
私はかなり腑に落ちました。
例えば私は、
何か決める時も、
「私はどうしたいか」
より先に、
「どう思われるかな」
を考えてました。
断ったら嫌われるかな。
こう言ったら空気悪くなるかな。
ちゃんとしてないって思われるかな。
だから、
自分の気持ちを感じる前に、
周り基準で選んでしまう。
しかもそれが長く続くと、
本音がわからなくなっていくんですよね。
「別に平気」
「大丈夫」
が口癖になっていく。
でも本当は、
結構しんどい。
もし今、
「自分の気持ちがよくわからない」
そんな感覚があるなら。
人に合わせすぎて、
感覚が麻痺しているだけかもしれません。
もし今、
「私は何が好きなんだろう」
「本当は何がしたいんだろう」
が浮かばないなら。
それは自分がないのではなく、
長い間、
周りを優先してきた証拠なのかもしれません。
この話は、
別の記事でももう少し詳しく書いています。
▶︎「人に合わせすぎる人は、自分の本音が分からなくなっていく」
他人軸の人ほど、「失敗」が怖い
あと、
他人軸が強い人って、
“失敗”
にかなり敏感だったりします。
間違えたくない。
嫌われたくない。
否定されたくない。
だから、
準備を何回もする。
送るLINEを、
何度も読み返す。
頼まれたことも、
「これで大丈夫かな」
ってずっと気になる。
特に、
ママ友への連絡とか。
たった10行くらいの短いやり取りなのに、
すごく時間がかかる。
「今週ランチどう?」
って誘われて。
本当は、
仕事も家事も育児も、
ただ目の前をこなすだけで精一杯だった。
家に帰っても、
なんだかずっと気が抜けなくて。
本音を言うと、
今回は少し休みたかった。
でも、
「疲れてるから今回はごめんね」
ってそのまま送るのは、
なんだか相手に失礼な気がしてしまう。
だから、
「子どもの予定があって」
「最近ちょっとバタバタしてて」
って、
相手が納得しやすい理由を一生懸命考える。
冷たいって思われないかな。
感じ悪くないかな。
付き合い悪いって思われないかな。
文章を消して、
また書き直して。
絵文字つけた方がいいかな、とか。
やっぱり“また今度ね”って入れた方がいいかな、とか。
気づけば、
その短いLINEだけで30分くらい悩んでる。
私も子どもが保育園に通っていて、
時短勤務をしていた頃は、
職場でメールを送る前に、
何度も文章を見直していました。
敬語はおかしくないかな。
失礼な言い方になっていないかな。
変なふうに受け取られないかな。
そんなことばかり気になって、
なかなか送信ボタンを押せなかったんです。
確認して、
また確認して、
結局送るまでにすごく時間がかかる。
送ったあとも、
「これでよかったかな」
ってまた不安になる。
そのたびに、
「なんで私はこんなに気にしすぎるんだろう」
って、
ちょっと落ち込んでました。
でもあとから、
脳や心理を学んだ時、
少し安心したんです。
人間の脳って、
そもそも
“危険回避”
を優先するようにできてる。
しかも、
過去に
「失敗しちゃダメ」
「ちゃんとしてなきゃ」
を強く感じてきた人ほど、
脳が“警戒モード”になりやすい。
だから、
先回りして考える。
慎重になる。
不安を減らそうとする。
それって、
弱いからじゃなくて。
ずっと、
失敗しないように頑張ってきた反応でもあるんですよね。
あなたが失敗を恐れる時、
本当に怖いのは
「失敗そのもの」でしょうか。
それとも、
誰かに否定されることなのでしょうか。
もし後者なら。
苦しさの原因は失敗ではなく、
他人の評価なのかもしれません。
「迷惑かけちゃダメ」が、自分を追い込む
他人軸が強い人って、
優しい人が多いです。
周りを困らせたくない。
空気を悪くしたくない。
ちゃんとしていたい。
だから、
無理してでも頑張る。
でも、
それを続けてると、
心が休まらなくなる。
私は昔、
人に頼るのがすごく苦手でした。
迷惑かけるくらいなら、
自分が頑張った方がいい。
そう思ってた。
でも、
その頃の私は、
ずっと張りつめてたんですよね。
ちゃんとしてない自分を、
許せなかった。
だから、
休んでても落ち着かない。
「もっと頑張らなきゃ」
が止まらない。
もし今、
「気づくと無理してる」
そんな感覚があるなら。
もしかしたら、
“迷惑かけちゃダメ”
が強くなりすぎているのかもしれません。
あなたが人に頼れない時、
本当は何を守ろうとしているのでしょうか。
優しさでしょうか。
それとも、
嫌われたくない気持ちでしょうか。
この苦しさについては、
別の記事でも書いています。
▶︎『迷惑かけちゃダメ』が強い人ほど、心が限界になりやすい」
他人軸は、「弱さ」じゃなかった
昔の私は、
他人軸な自分が嫌でした。
もっと自分を持ちたい。
もっと気楽に生きたい。
もっと振り回されずにいたい。
でも今は、
少し見方が変わりました。
他人軸って。
それくらい、
周りを見ながら頑張ってきた、
ってことでもあるんですよね。
空気を読んで。
嫌われないようにして。
期待に応えようとして。
ちゃんと生きようとしてきた。
だから、
疲れるのは当然だったのかもしれません。
少しずつ、「自分はどうしたい?」を戻していく
他人軸って、
急に変えようとすると苦しくなります。
だから、
まずは小さくでいいと思うんです。
今日、
何食べたいかな。
今、
本当は疲れてるかな。
これ、
本当は嫌だったかな。
そのくらい小さいところからでいい。
もしできそうなら。
“人がどう思うか”
より先に、
“私はどう感じてる?”
を、
少しだけ聞いてみる。
最初は、
全然わからなくても大丈夫です。
ずっと周りを優先してきた人ほど、
急には戻らないから。
だから焦らなくて大丈夫です。
大切なのは、
正しい答えを見つけることではなく、
自分の気持ちを聞こうとすること。
その積み重ねが、
少しずつ他人軸から自分軸へ戻る一歩になるのかもしれません。
最後に
ここまで読んでくれた人は、
たぶん、
ずっと気を張って
生きてきた人なんだと思います。
ちゃんとしなきゃ。
嫌われちゃダメ。
迷惑かけちゃダメ。
そうやって、
ずっと周りを優先してきた。
でも。
他人軸だったのは、
弱いからじゃない。
それだけ、
周りを見ながら頑張ってきた、
ってことなのかもしれません。
だから今日は、
無理に変わろうとしなくて大丈夫です。
「私、
ずっと頑張ってたんだな」
それくらい思えたら、
十分です。
他人軸は、
放っておくと自然に消えるものではありません。
むしろ、
頑張るほど
「ちゃんとしなきゃ」
が強くなることがあります。
人の顔色を気にする。
頼れない。
断れない。
自分の気持ちがわからなくなる。
そんな状態が続くほど、
心は少しずつ疲れていきます。
だからこそ今。
「このままじゃ苦しい」
と感じているなら。
その感覚を見過ごさないでほしいんです。
もしこの記事を読んで、
「なんで私はこんなに人の反応が気になるんだろう」
と思ったなら。
実はそれは、
性格が弱いからではなく、
その人特有の思考パターンや
コミュニケーションタイプが
関係していることがあります。
同じ他人軸でも、
・嫌われるのが怖い人
・期待に応えようとしてしまう人
・失敗を避けようとする人
では、
苦しさの原因も違います。
私自身も、
自分のタイプを知ったことで、
「私は弱いから苦しいんじゃなかった」
と気づくことができました。
すると少しずつ、
人の反応に振り回される時間が減り、
自分の気持ちを大切にできるようになっていったんです。
だから私は、
苦しさを変えるためには、
まず自分を知ることが大切だと思っています。
無料タイプ診断では、
あなたがどんな場面で人を優先しやすいのか
なぜ人の反応が気になるのか
どうすると少し楽になれるのか
を一緒に整理しています。
「まずは自分を知りたい」
「なぜ人の反応が気になるのか知りたい」
「もっと楽に人と関われるようになりたい」
そう思った方は、
まずは自分のタイプを知るところから始めてみませんか?
▼診断付き個別セッションはこちら(3名/月)
https://forms.gle/dpD7NUeuLjSehRLT9
