見出し画像

「もっと頑張らなきゃ」が止まらない人は、休むことに罪悪感がある

家族で温泉旅行に行ったときのことです。

子どもたちは楽しそうに笑っていて、
目の前には川が流れ、空は雲ひとつない青空。
最高の旅行日和でした。


でも、私の頭の中は違いました。

「お客様から連絡が入っていないかな。」

「あの記事、早く書かなきゃ。」

「SNSの更新はいつしよう。」

気づけば、旅行を楽しむよりも、副業のことばかり考えていたのです。

体は温泉に入っているのに、
心はずっと仕事をしていました。

当時の私は、
「もっと頑張らなきゃ。」
という気持ちは、向上心だと思っていました。

でも今振り返ると、そうではありませんでした。
頑張りたかったのではなく、頑張っていない自分が不安だった。

だから、休むことに罪悪感があったのです。
もし今あなたも、
休んでいるのに落ち着かなかったり、

「何かしなきゃ。」

「もっと頑張らなきゃ。」

と、自分を追い立ててしまうなら、
それは怠けているからではありません。

この記事では、なぜ「もっと頑張らなきゃ」が止まらなくなるのか、その理由を薬剤師としての経験や心の仕組みを交えながらお伝えします。

「もっと頑張らなきゃ」は、やる気ではない

「もっと頑張ろう。」
そう思えること自体は悪いことではありません。

目標に向かって努力する力は、とても大切です。

でも、
「もっと頑張らなきゃ。」
という気持ちが、
焦りや不安から生まれているとしたらどうでしょう。

休んでいると落ち着かない。

何もしない自分には価値がない気がする。

誰かより頑張っていないと不安になる。

そんな気持ちがあると、
頑張ることが「やりたいこと」ではなく、
安心するための条件になってしまいます。

だから、頑張っても安心できないのです。

📖もっと共感したい方はこちら
「何がつらいのか分からない人は、感情を我慢しすぎている」

「頑張っているのに、何が苦しいのか分からない。」
そんな方は、こちらの記事も読んでみてください。

なぜ休むことに罪悪感があるのか

薬剤師として20年以上、
多くの患者さんとお話ししてきました。

体調が悪くても、
「家族に迷惑をかけたくない。」

「仕事を休んで申し訳ない。」

「もっと頑張らなきゃ。」

そう話される方が少なくありませんでした。

私は、その姿を見ながら、
ある共通点に気づきました。

苦しんでいる人ほど、
「休むこと=迷惑をかけること」
だと思っていたのです。

だから、
休んでも安心できない。

休んでいる間も、

「早く元気にならなきゃ。」

「もっと頑張らなきゃ。」

と、自分を追い立ててしまう。

もしかすると、
あなたも同じではありませんか。

「もっと頑張らなきゃ」が止まらない本当の理由

以前の私は、
「もっと頑張れば安心できる。」
そう思っていました。

でも実際は、
どれだけ頑張っても安心できませんでした。

記事を書いても、
「まだ足りない。」

SNSを更新しても、
「もっと発信しなきゃ。」

仕事を頑張っても、
「もっとできるはず。」

次から次へと、
「もっと」が出てきます。

なぜなら、

頑張ることが目的ではなく、
不安をなくすための手段になっていたからです。

だから、どれだけ頑張っても終わりがありません。

休めない人は、サボっているのではありません

苦しんでいる人ほど、
「休むことはいけないこと」
と思い込んでいます。

だから、
休んでも心は休まりません。

「早く元気にならなきゃ。」

「もっと頑張らなきゃ。」

そんなふうに、自分を追い立ててしまいます。

これは意志が弱いからでも、
休み方が下手だからでもありません。

長い間、
頑張ることで自分を守ってきた結果なのです。

「頑張れば認められる」が心のルールになっていた

小さい頃から、

「頑張ってえらいね。」

「ちゃんとしていていい子だね。」

そんなふうに育ってきた人ほど、

知らないうちに、

「頑張っている私は価値がある。」

という心のルールを作ることがあります。

もちろん、頑張ること自体は悪いことではありません。

でも、そのルールが強くなりすぎると、

休んでいる自分を見るたびに、

「何もしていない私はダメだ。」

と感じてしまいます。

だから、休むことに罪悪感が生まれるのです。


脳は「安心できる行動」を繰り返そうとする

人は一度、
「これをすると安心できる」
と感じた行動を、

無意識に繰り返そうとします。

もしこれまで、

頑張ったことで褒められたり、
認められたり、
安心できたりした経験が多かったとしたら、

脳は、
「頑張れば安心できる。」
と覚えます。

すると、不安になるたびに、
また頑張ろうとします。

でも、不安は一時的に小さくなっても、
また次の不安がやってきます。

だから、
「もっと頑張らなきゃ。」
が終わらなくなるのです。

あなたは頑張りすぎる人なのではありません。

頑張ることで安心する
方法しか知らなかっただけなのかもしれません。


🧠原因をさらに詳しく知りたい方はこちら

「『自分が悪い』が止まらない人へ|感情を言葉にすると少し楽になる」(執筆中)

「どうして私は何でも自分のせいにしてしまうんだろう。」

そう感じる方は、こちらの記事も読んでみてください。





家族との温泉旅行を思い返してみると、
私が休めなかった理由は、
「やること」が多かったからではありませんでした。

休んでいる自分に安心できなかったからです。

当時の私は、
「もっと頑張れば安心できる。」
そう信じていました。

でも実際は、
安心は長く続きませんでした。
記事を書き終えても、
「次の記事を書かなきゃ。」
SNSを更新しても、
「もっと発信しなきゃ。」

一つ終わるたびに、
また次の「やらなきゃ」が浮かんできます。

また不安になって、
また頑張る。
その繰り返しでした。

なぜなら、
頑張ることが、不安をなくして安心するための手段になっていたからです。

だから、どれだけ頑張っても終わりがありません。

今振り返ると、
私が本当に求めていたのは、
「頑張ること」ではありませんでした。

欲しかったのは、
「このままの私でも大丈夫」
と思える安心感でした。

そして、その安心感は、
もっと頑張ることで手に入るものではなく、

自分の本音を知り、
自分で納得できる選択を重ねることで、
少しずつ育っていくものだったのです。


休むことに罪悪感があるあなたへ

もし今、
「もっと頑張らなきゃ。」
という気持ちが止まらないなら、

無理にその気持ちを
なくそうとしなくても大丈夫です。

その気持ちは、
あなたを苦しめるためにあるのではありません。

これまで一生懸命生き抜くために、
あなたを支えてきた方法だったのです。

だから、
「もっと頑張らなきゃ。」
と思ってしまう自分を責めなくて大丈夫!

まずは、
「私は今、不安なんだな。」
そう気づいてあげることから始めてみてください。

「頑張らなきゃ。」
の奥には、

「認められたい。」

「迷惑をかけたくない。」

「嫌われたくない。」

そんな気持ちが隠れていることも少なくありません。

感情は、
あなたを困らせるものではありません。

あなたの本当の気持ちを教えてくれるサインです。


明日からできる、小さなこと

今日だけは、
「もっと頑張らなきゃ。」
と思ったら、

その言葉を否定しなくても大丈夫です。

その代わりに、
一つだけ自分に聞いてみてください。

「私は何が不安なんだろう。」

「休んでいること」ではなく、

「休んでいる自分をどう思っているのか。」

そこに目を向けてみてください。

答えが出なくても大丈夫です。

自分に問いかけることが、
少しずつ「頑張ること」以外で
安心できる土台を育ててくれます。



休めないのは、あなたが怠け者だからではない。
頑張ることで、自分を守ってきたから。


まとめ

「もっと頑張らなきゃ。」

そう思い続けてしまうのは、
あなたの意志が弱いからでも、
向上心が強すぎるからでもありません。

これまで、
頑張ることで
安心を得ながら生きてきたからです。

だから、
休むことが怖くなる。

何もしない時間に罪悪感が湧く。

でも、本当に必要なのは、

もっと頑張ることではなく、

頑張らなくても大丈夫と
思える安心感なのかもしれません。

今日すぐに変わらなくても大丈夫です。

ただ、
「私は頑張りたかったのではなく、
安心したかったんだ。」

そう気づけたなら、
それだけでも、
これからの選び方は少しずつ変わっていきます。

もしかしたら、
休むことは「頑張ることをやめる」ではなく、
「頑張らなくても大丈夫な自分」を少しずつ思い出していく時間なのかもしれません。


🌱次に読むならこちら
「感情整理ができる人は、『自分の気持ち』を否定しない」

頑張りすぎる自分と少しずつ付き合っていくために、感情との向き合い方についてまとめています。


🌱 次に読むならこちら
「感情整理ができる人は、『自分の気持ち』を否定しない」

頑張りすぎる自分と少しずつ付き合っていくために、感情との向き合い方についてまとめています。

「もっと頑張らなきゃ」の、その先にあるもの

この記事を読んで、
「私も、休んでいるのに落ち着かない。」

「もっと頑張らなきゃ、が止まらない。」

「頑張ることをやめたいのに、やめるのが怖い。」

もしそんなふうに感じたなら、
今回のnoteが役に立つかもしれません。

私自身、

仕事も頑張りたい。
副業も頑張りたい。
子どものことも大切にしたい。
自分の時間もほしい。

そう思うほど、
何を選んでも
自分を責めてしまうようになりました。

そこで作ったのが、
「人生の軸を見つける7STEP」
です。

このnoteでは、

出来事

感情

その奥にある気持ち

守りたいもの

本音

小さな一歩

今日できたこと

という7つのSTEPで、
「私は本当はどうしたい?」
を整理していきます。

「もっと頑張らなきゃ」
と自分を追い立てるのではなく、

仕事を優先する日も。
家族を優先する日も。
休む日も。

そのときの自分が、
「今の私には、これでよかった」
と思える選択を増やしていくためのワークです。

書き込み式のワークシートも付けています。

現在、公開記念価格500円で販売しています。

▶︎ 『副業を頑張りたかった私が、娘の「ママは全然話を聞いてくれない」で立ち止まった日|仕事・家族・自分を大切にする7STEP』

いいなと思ったら応援しよう!