余裕がないとき、どんな言葉なら心に届きますか
余裕がないときほど、
自分の考えを信用できなくなる。
「今は疲れてるから」
「冷静じゃないから」
「この判断は間違ってるかもしれない」
そうやって、
自分の中に浮かんだ考えを
一度ぜんぶ疑ってしまう。
余裕がないときの自分は、
判断しちゃいけない存在みたいに扱ってしまう。
「もう少し落ち着いてから考えよう」
「今は答えを出すべきじゃない」
それが正しそうに見えるから、
余計にしんどくなる。
そんなときに、
言われて救われた言葉がある。
「今のままで考えていいよ」
この言葉を聞いたとき、
肩の力がすっと抜けた。
この言葉は、
「正解を出さなくていいよ」とも、
「無理に前向きにならなくていいよ」とも言っていない。
ただ、
疲れている今のあなたの考えも、
ちゃんと“あなたの考え”だよ
と認めてくれている感じがした。
余裕がないときほど、
自分を疑っている。
「俺なんかが決めていいのか」
「今の判断は、あとで後悔するかも」
そんなふうに、
自分を一番信用していないのが、
自分自身だったりする。
だからこそ、
「今のままで考えていいよ」
という言葉は、
その疑いをいったん止めてくれた。
逆に、
言われるとしんどかった言葉もある。
「大丈夫だよ」
「みんな同じだよ」
「そのうち何とかなるよ」
どれも、
悪気がないのは分かっている。
でも、
余裕がないときほど、
これらの言葉は心に届かなかった。
なぜかというと、
軽く流された感じがしたから。
「ちゃんと見てもらえてない」
「今の状態を、そのまま受け取ってもらえてない」
そんなふうに感じてしまった。
余裕がないときに欲しいのは、
安心させる言葉よりも、
励ます言葉よりも、
「その状態のまま、ここにいていい」
と言ってもらえることなのかもしれない。
考えがまとまっていなくてもいい。
弱気でもいい。
迷っていてもいい。
それでも、
今の自分の考えを
なかったことにしなくていい。
余裕がないとき、
どんな言葉なら心に届くか。
たぶんそれは、
状況を変えてくれる言葉じゃない。
自分を、否定しなくて済む言葉だ。
もし今、
誰かに言葉をかける側なら。
もし今、
自分自身に声をかけるとしたら。
無理に元気づけなくてもいい。
ただ、
こう言ってあげられたらいい。
「今のままで、考えていいよ」
いいなと思ったら応援しよう!
この作品を応援してくださる方へ。いただいたチップは、次の記事づくりの活動資金として大切に使わせていただきます。応援が力になります。