激闘JUDGE(3月12日・新宿バティオス)を見に行ってきました。

激闘JUDGE、見に行ってきました。
太田プロの芸人によるバトルライブです。

会場は新宿バティオスなんですが、お客さんが結構入っていて、ワイワイガヤガヤしていました。

開演するまで喧騒の中に身を置きながら考えていたのは、多分今日のバティオスと17日の西早稲田ギャラリー&スペースホワイトルーム(ガロイン主催ライブ)との差の激しさに驚く事になるんだろうな、という事。

この世には色々なお笑いライブが有って楽しいですね。

激闘JUDGEのシステムは一対一で芸人同士が戦うのですが、勝敗は芸人が決めるというもの。
入場した時に後列の客席の上にバツマークの紙が置いてあって、「誰か来るの?配信用の機材でも置くの?」と思っていたら、そこは審査員席だった訳です。

審査員一人の持ち点は100点なのですが、ネタをやっておらず、MCもやっていない芸人が審査するというシステムです。
参加した芸人は総勢10組、22人。
コンビが8組、トリオが2組です。

コンビ対決でMCがライオンロック(コンビ)の場合の満点は1600点。
コンビ対決でMCがサルベース(トリオ)の場合の満点は1500点。
トリオ対決の場合、満点は1400点となります。
※トリオは2組しか居ないのでMCは自動的にコンビになる。

ちょっとここのシステムが複雑でしたね。
キリの良い満点なのが、MCトリオのコンビ対決の時だけというのが気持ち悪くて逆に良かったです。
あんまり案が練られていない、手探り、手作り感がしました。

そして得点の計算をその場でしないといけません。
MCライオンロックの時は長峰さんが、MCサルベースの時はともやっぷさんが点数の計算をしていました。
お疲れ様でした。

第一対決はサイヤングVSぷぅ。

実は青色1号と群青団地にオファーをしていたそうですが、都合が合わずこの二組に。

サイヤングだけ月笑メンバー(G1・G2)ではなく、Jr.ライブメンバー(G4)な為、気合いは十分。
G2のぷぅに勝てれば入れ替えも有る!と意気込むサイヤングに対して、このライブには太田プロは一切関わっていないので無いとMCであるライオンロック小林さんに否定されてしまいます。

ここからネタ対決が始まりました。
芸人審査員のコメントを覚えているだけ書いていきます。

サイヤングのネタは「夏祭り」
ぷぅのネタは「運動部のマネージャー」

【サイヤングへのコメント】
  さすらいラビー・宇野「野球のボケばかりが多くてだるい。祭りの会場にゴミ箱は多い方が自分は嬉しい」
サルベース・松山(55点という低い点数だけど、5項目で評価しているらしい)
「ニンが出ていてとても良かった。ただ、ネタが2点でした」

【ぷぅへのコメント】
  モシモシ・あきちゃん「いつもは竹内(ボケ)が気持ち悪いキャラなのに、今日は清々しく見られた」
センチネル・トミサット「(はなさんのコントインの入りが)横に流れていった」

勝者はぷぅ。

第二対決はハマノとヘンミVSそれもまた一興。

ハマノとヘンミのネタは「事故」
それもまた一興のネタは「簡潔に」
(どちらもタイトルが難しいネタ)

【ハマノとヘンミへのコメント】
  モシモシ・いけ「凄く好き。こういうネタでは演技が難しいけど、ヘンミの演技が良かった」
サルベース・折田「(いけさんとは逆に)ヘンミのツッコミが強すぎる。ハマヘンの面白いネタはヘンミがあまりツッコんでいないネタ、F7~とか。もっとボケっぽくした方が良い」

折田さんがコメントの中で「F7~」(ハマヘンの「取り調べ」の中のツッコミ)って言ったの、貴重でした。
サルベース版の「取り調べ」、見てみたいです。

【それもまた一興へのコメント】
(※ここから無記名のコメントは誰が言ったか忘れてしまったけれど、印象に残っているものです)
「『簡潔に』という題材で行くのかと思ったら、ネットニュースっぽいという題材になっていた」
「最初上司役が怖かったのに途中からフレンドリーになっていて、キャラがぶれていた」「(不動産屋という設定に対して)松岡の毛先が遊ばせ過ぎている、こんな不動産屋は居ない」
(実際に居たんです!と反論する松岡さん)
センチネル・トミサット「もっとヤフコメっぽいくだりを見たかった」

他にも辛辣な事を言われ、「胃がゲソゲソしてきた」(By五十嵐)というあまり聞いた事の無い感想が。

勝者はハマノとヘンミ。

第三対決はサルベースVSモシモシ。

サルベースのネタは「息子の習い事」
モシモシのネタは「俳句教室」

【サルベースへのコメント】
  「ともやっぷのお母さん役がポップで良い、折田のお父さん役も喉から声が出ていて良い、松山のひょうひょうとした感じも良い」ハマノとヘンミ・ハマノ「面白いし、楽しい雰囲気のネタ。明るく笑える」
それもまた一興・松岡「(自分の名前が仁なので)このイニイニのネタは好き」
(※サルベースのネタの中にそういうワードが有ります)

【モシモシへのコメント】
   さすらいラビー・中田「(他にも生徒が居る設定かどうか尋ねて、肯定された後に)それよりもいっその事生徒は一人しか居ないようにした方が良い。
例えとして適切かどうかは分からないけど、ロバートさんのように二人だけの完成された楽しい遊びをやっている、決まったルールなども有る俳句壊しゲームという状態にした方がより、あきちゃんが巻き込まれている感が出るのでは?」
中田「(自分の講評でちょっと空気が張り詰めてきた感じの所で)ガチです!」
中田「あとサルベースのネタは見た事が有るから減点した」

中田さんの講評がとても良かったので、バティオス中の人が固唾を飲んで聞き入り、皆さん唸っていました。
ガチ講評を生で聞けるのは嬉しかったです。

勝者はモシモシ。

あきちゃん「(サルベースの)勝負ネタっぽいのに勝った!」

第四対決はセンチネルVSライオンロック。
ここでMCがライオンロックからサルベースに。
得点計算の為に身構えるともやっぷさん。

センチネルのネタは「ミシュラン」
ライオンロックのネタは「副業」

【センチネルへのコメント】
  「いつもより汚いボケが多かった。センチネルといえば多彩なボケ、それを期待していた」
「長く感じた。ボケを引き伸ばしている感じがした」
「おしぼりでもう一回顔を拭いた事を変だとつっこんで欲しかった」
(※このボケはトミサットさんのアドリブだったらしく、大誠さんはその場で即興ツッコミをしたらしい)
ストレッチーズ・福島「M-1の敗者復活戦の時も言ったけど、トミサットのスーツのボタンがキラキラしててノイズになる。ネットでも同じ事を言っている人が一人だけ居た」

【ライオンロックへのコメント】
   それもまた一興・五十嵐「作り物過ぎた。お笑いのレベルはどんどん上がっていっている、最初は乗り気じゃなかった小林がつっこんでいくうちに乗り気になり、パチーンと二人で言葉を合わせる。この流れがあまりにも作り物過ぎた」
モシモシ・まぐろ「その副業をやるという事自体かなり変なのに、そこを突っ込まずに早めに受け入れたのが気になった」

他にも辛辣なコメントが続出し、小林さんが完全にやられてしまう。

勝者はセンチネル。

完全にやられてしまった小林さん、何とかMCに復帰。
小林「仕事やりまーす」

最終対決はさすらいラビーVSストレッチーズ。
これは熱いカードでしたね。
このライブが発表された瞬間から絶対に見たいカードでした。
学生HERO'S(※)を見ていた人間からするとこの二組が今もこうしてお笑いを続けて、切磋琢磨しているのが凄いなと思います。

※学生HERO'Sとは。
テレビ朝日の深夜に放送されていたバラエティ番組。
MCはオードリーの春日(大統領という謎の設定だった)
基本的に学生、大学生の夢全般を応援するみたいなコンセプトだったが、学生芸人というコーナーが当たった為にいつからかほぼそれが主体の番組となっていた。
学生芸人のコーナーからは永田敬介(当時はスパナペンチというコンビで活動していて、大学在籍中にTHE MANZAI認定漫才師になった)、真空ジェシカ、さすらいラビー、ストレッチーズなどが羽ばたいていった。

さすらいラビーのネタは「成人式のスピーチ」
ストレッチーズのネタは「恋愛漫画」

さすラビは中田さんが愉快に動き、宇野さんが豪快にツッコみ(本間朋晃かと思った)、ストレッチーズは福島さんが明るく変な事を言い続け、高木さんが元気に叫び散らし、多分一番格上で、芸歴的にも上のはずなのにこの2組がどの芸人よりも気合いと勢いが凄かったです。

やっぱり流石だなぁと思いました。

【さすらいラビーへのコメント】
 ここで中田さんが急にモシモシへのコメントをやり直したいと酷く後悔しだす。
中田「『ガチです!』とか恥ずかしい」

サイヤングのビッグライスさんが指されましたが、宇野さんが何故か「お前はいいわ」とキャンセル。
でもここまで一度も振られていなくて可哀想なので一言だけ。
「面白かったです!」

【ストレッチーズへのコメント】
  サルベース・折田「高木のあるあるの羅列が面白いから、ツッコミじゃなくてあるあるをやれば良い」
(高木さんが「あるあるやって売れる奴なんか居ねえだろ!」とツッコむ)
「高木さんがつっこんでいる間の福島さんの顔が面白い」

あと裏で中田さんががストレッチーズのネタを見て、身体を大きく動かすくらいに笑っていたらしいです。

勝者はストレッチーズ。

この日の最高得点でした(確か1500点台に乗っていました)

本当はもっと色々面白かった事(折田さんがヘンミさんを煽ったり、ともやっぷさんが昔の窪塚洋介みたいにコメント後に何故かピースしたり、トミサットさんが「漫才の歴史は大誠以前、大誠以後によって分かれる!」とか言いながら移動したり、トミサットさんが大誠さんに執拗に「どんだけ~」を言わせようとしたり)とか、コメントとか有ったんですけど拾いきれなかった。

あと、私の席の真後ろ(舞台を正面にして左側)によく居た人のコメントは覚えてるけど、反対側(右側)に居た人のコメントは正直忘れちゃいます。

折田さんと中田さんがよく居たので、この二人のコメントは結構覚えています。
というか、覚えやすい声質&コメントなのかもしれません。

あと中田さんの低い笑い声が後ろから聞こえてくると、なんか安心しますね。
ファンタジーな森の中で、でかい長老巨木(喋れるやつ。白い髭が生えてて丸眼鏡掛けてるタイプ)と一緒にお笑いを見ているようでした。

福島さんも結構居たはずなんですけど、必ず審査員ボケをかますので(上沼恵美子やら立川談志やらやっていました)その後のコメントは忘れます、正直。
ストレッチーズなんだから、凄くタメになるような良い事を言いまくっていたはずなのに。

あと審査員のコメントを聞いている時に一切笑いとかなく、参加した事は無いけどネタ見せをやっているみたいな緊張感の有る時間がたまに流れていました。

これはこれで面白いですね。

他の芸人を審査して、その後自分達もネタをやるというのはかなり緊張するみたいで、しきりに皆さん緊張の言葉を口にしていました。

ここからエンディング。

まぐろさんが「ちょっと良いですか!」と颯爽と前に出てきました。

実はサンパチマイクのマイク部分がずっとひっくり返っていたらしい。
それがどうなるんだろうと思っていたら、宇野さんが自分達の出番の時に何事も無かったようにくるっと元に戻していたらしい。
(※私は全く気付きませんでした)

その事実に沸くバティオス。
あきちゃん「メロ~い!」

宇野「漫才師だバカ野郎」
そう一言かっこよく決めた後にタップダンスを披露する宇野さん。
チビたけしとか言われていました。

その後、ガンガン新ネタライブの告知をする芸人達(マジでほぼ全組くらい告知していました。○日に誰かとツーマンの新ネタライブやりまーす、みたいな)

「新ネタライブやりすぎじゃない!?」
「誰かしらいつもやってるので全部見に来てください!」

こんな感じで終わりました。

ONTEの時も思うのですが、太田プロって本当にストイックなネタ製作集団ですね。

辛辣なコメントにも愛が感じられたり、そのコンビあるいはトリオにより良くなって欲しいというそれぞれの熱い気持ちがひしひしと伝わりました。

5月14日にまた月笑メンバーでこういうライブをやる予定らしいです。

中途半端な満点の得点がなんかとても気持ち悪くて、それが良かったのでまた同じシステムでやって欲しいです。

あと、去年の月笑クライマックスシリーズ(霞が関イイノホール)でお客さんの質?民度?が私の中で最悪寄りだったので、また同じ感じになったら嫌だなぁと少し不安でした。

でも蓋を開けてみたら年齢層が幅広くてその影響か、なんか凄く和やかな雰囲気でした。

平日の夜の歌舞伎町というより、日曜日の昼間の公民館みたいでした。
また是非見に行きたいですね。





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