見出し画像

ツドイの編集学校に通ってみて

「『編集について、誰か教えて』と切実に思っています」

そんな書き出しの応募理由を提出したのは、5月の終わりが見えたころ。このころのわたしは本当に「編集ってなんなんだろう」と悩んでいた。インターネットのメディアをふよふよと漂いながら編集やライターの仕事をほぼ一人でやってきたわたしには、仕事について相談できる相手はいない。それでもなんとか仕事をしてきたけれど、我流や独学の限界を抱えていた。

加えて、後輩ができたことで自分の仕事を言語化しなければならなくなった。とはいえ、自分の仕事を伝えようとあれこれを考えては「でもそれって個人の感想ですよね?」という疑念が消えない。

誰か、わたしに編集を教えて……!


そんな思いとタイミングが重なって応募した『ツドイの編集学校』。
結論、参加できてよかったなと思っている。

そう思った理由はたくさんあるけれど、いくつか挙げるとひとつは言語化しきれていなかった仕事のあれこれを言語化してもらえたこと。講師の人、いっしょに参加する人の頭の中を自分以外の人の言葉で少しでも知れたのは、普段ほぼ一人で編集と向き合っている自分にはありがたかった。

もうひとつは共に学んだ仲間ができたということ。全員が受講生という立場でコミュニケーションできるように設計されていたので、適度にみんながどんな仕事をしているのかわからなくて「あの人すごい、自分は劣っている」みたいなことを考えずにフラットに話せる空気感が心地よかった。

それと普段悩んでいる具体的なことについての質問にも答えてもらえたのもありがたかったことのひとつ。あまりに汎用性のない質問で他の受講生の人に需要があったのかは不安だけれど、そういう質問にも答えてもらえるのはとてもありがたかった。


編集学校に通ったことで「編集の仕事を完全に理解した!」とは思っていない。けれど「誰か教えて!」の誰かに、同じような悩みを持つ誰かに、講師も受講生も含めて出会えたことで5か月前の不安はスーッと消えていた気がする。編集者はどういうスタンスでいられたらいいのかのコンパスを授けてもらえたことで、後輩に仕事を伝えるときの迷いも前よりなくなった。

それと第一線で活躍する人の話を聞きながら、恐れ多くも自分の仕事に対するマインドや取り組み方がそこまで間違っていない印象も受けていた。有名でもなんでもないわたしがこんなことを思うのはおこがましいのだけれど、「切実に探していた編集とは何かは、実はすでに手元にいくつか持っていた」みたいなことに気づけたのは、これからも編集者として生きてもいいのかもしれないと思える自信になった。

わたしはDiscordにも顔をあまり出さないし、懇親会も毎回参加していなかったので決して扱いやすい熱心な受講生ではなかったと思う。それでも隔週の編集学校には受講生としてそこにいていい安心感みたいなものがあって、そういう雰囲気にすごく救われたし、それもまた学びだった。


という感想を本来なら講義期間中のアンケートとして提出しなければならなかったのだけど、未提出だったのでnoteに書いてみた。(ちゃんと提出しているみんなの感想はここで読めるよ。)

ツドイの編集学校に通ってみて、もっと編集の仕事と向き合いたくなりました。
明日からもお仕事がんばります。




いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集