More Than Words 歌詞と対訳
楽曲について
More Than Words / written by Nuno Bettencourt, Gary Cherone
アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、エクストリーム(Extreme)が1990年に発売した2ndアルバム「ポルノグラフィティ(Pornograffitti)」収録の楽曲です。翌1991年にはシングル・カットされ Billboard Hot 100で1位を獲得。イギリスや日本でもヒットし、バンドは一躍知名度を上げることになりました。
同バンドのほとんどの楽曲は尖ったギターリフに重点を置くヘヴィなものばかり。ですがこの曲は静謐なアコースティック・ギター1本の音色に男性2人のクロスハーモニーが重なる異色のバラードで、アンプラグド・ブームが巻き起こる前の時期にロックバンドがこのような楽曲を発表すること自体、画期的なことでした。
作者として、同バンドのギタリスト、ヌーノ・ベッテンコートと、ボーカリスト、ゲイリー・シェローンがクレジットされています。作曲がヌーノ、作詞がゲイリーという役割分担だったようです。ミュージック・ビデオもメンバー4人のうち、ベースとドラムを除く作者2人のみの演奏シーンがフィーチュアされ、それを見た人の多くがエクストリームをバンドではなくデュオだと誤解したそうです。
曲を聴く前にイメージしたいこと
作曲を担当したヌーノによると、この曲は「I love you」という言葉が軽々しく使われることに対する警鐘で、愛を示すにはその言葉を安易に使って解決しようとせず、言葉以上の努力が必要である、ということを歌ったとしています。一貫して二人称で綴られる歌詞は、曖昧な部分も多く訳語の選定に少々迷いましたが、翻訳の方針はこのヌーノが示すポリシーに従いました。そうして翻訳してみた歌詞の印象は、とにかくよくできている!の一言。「大事なのは言葉じゃない」とする導入から「手を差し伸べて抱きしめてほしい」と抽象が具体へと変化していく展開には、思わず惹き込まれます。ライミングもシンプルながらツボを得ていますね。
そして歌詞が良い曲は、売れる。バンドの本来の音楽性とは異なるこの曲はうっかり全米No.1になってしまい、知名度を上げる一方でバンドに対して誤解を与える呪いの曲になった、とゲイリーは述懐しています。この曲でエクストリームを知った人が「エヴァリー・ブラザーズの再来か?」と期待してアルバムの他の楽曲を聴いたら、全部ゴリゴリのヘヴィメタ(歌詞も下品なのばかり)。そりゃ面食らいますわ!
歌詞よりもサウンドに重きを置くヘヴィ・メタルを音楽性の本質とするエクストリームが、一方でこうしてアコースティックな佳曲をサラッと書いてしまうのは恐れ入ります。ボン・ジョヴィしかり、ヘヴィ・メタルの人たちって songwriting 的にも相当高い実力を持っていますよね……それではどうぞ!
歌詞と対訳
Saying "I love you"
「愛してる」 それは
Is not the words I want to hear from YOU
僕が 君から聞きたい言葉じゃない
It's not that I want you not to say
言わないでほしい …ってわけじゃないけど
But if you only KNEW
気づいてほしいな とは思うよ
How easy it would be
とても 簡単なことさ
To show me how you FEEL
君が感じていることを 僕に示すのは
More than words
言葉じゃないんだ
Is all you have to do to make it REAL
本当に気持ちを伝えるために 必要なのは
Then you wouldn't have to say that you love me
だから愛してるなんて わざわざ言わないでいい
'Cause I'd already know
僕は わかっているからね
What would you DO
君は 何をしてくれるだろうか
If my heart was torn in TWO?
もしも僕の心が 傷ついていたとしたら
More than words to show you FEEL
言葉じゃないんだ 君の想いを示すのは
That your love for me is REAL
君の僕への愛が 本物だと証明するのは
What would you SAY
君は 何か言おうとするのだろうか
If I took those words AWAY?
君の言葉を 僕が受け入れないとしても
Then you couldn't make things NEW
結局 それじゃ何も変わらないんだよ
Just by saying, "I love YOU"
単に「愛してる」なんて言ってるだけではね
More than words
言葉じゃないんだ
Now that I've tried to
こうして僕は 頑張ってる
Talk to you and make you UNDERSTAND
言葉を通じて 君に理解してもらおうと
All you have to do is close your eyes
そして君のすべきことは 目を閉じて
And just reach out your HANDS
手を 差し伸ばすだけ
And touch me
その手で 僕に触れて
Hold me close, don't ever let me GO
抱きしめて どこにもいかないで
More than words
言葉じゃないんだ
Is all I ever needed you to SHOW
僕が君に求めているものは
Then you wouldn't have to say that you love me
だから愛してるなんて わざわざ言わないでいい
'Cause I'd already KNOW
僕は わかっているからね
What would you DO
君は 何をしてくれるだろうか
If my heart was torn in TWO?
もしも僕の心が 傷ついていたとしたら
More than words to show you FEEL
言葉じゃないんだ 君の想いを示すのは
That your love for me is REAL
君の僕への愛が 本物だと証明するのは
What would you SAY
君は 何か言おうとするのだろうか
If I took those words AWAY?
君の言葉を 僕が受け入れないとしても
Then you couldn't make things NEW
結局 それじゃ何も変わらないんだよ
Just by saying, "I love YOU"
単に「愛してる」なんて言ってるだけではね
More than words
言葉じゃないんだ
More than words
言葉じゃないんだ
