Dance with Me 歌詞と対訳
楽曲について
Dance with Me / written by Johanna Hall & John Hall
1972年にニューヨーク州ウッドストックで結成されたバンド、オーリアンズ(Orleans)の楽曲。1974年発売の 2rdアルバム「Orleans II」収録分が初出でしたがヒットせず、レーベルを移籍して翌1975年にリリースした 3rdアルバム「歌こそすべて(Let There Be Music)」に再録。すると全米 Billboard Hot 100 で6位、アダルト・コンテンポラリー・チャートでも6位を記録し、バンドにとって最初の大ヒット曲となりました。
作者として、同バンドのギタリスト/ボーカリスト、ジョン・ホールとその妻ジョアンナ・ホールがクレジットされています。夫ジョンはメリーランド生まれニューヨーク育ち。高校を2学年飛び級し16歳でノートルダム大学にて物理学を専攻、その後ロヨラ大学で英文学を学んだインテリで、ジャクソン・ブラウンと共同で脱原発を訴える「ノー・ニュークス(No Nukes)」運動を主導したり、政治家に転じて下院議員になったりと、活動は多岐に渡ります。妻ジョアンナは私生活のパートナーに留まらず、この曲の他にジャニス・ジョプリンの「Half Moon」等、多くの楽曲を夫と共作しています。
曲を聴く前にイメージしたいこと
タイトルそのまんまですが、音楽に合わせて踊りましょうよとパートナーに投げかける様子を描いています。美しいメロディとハーモニーが印象的なこの曲はいわゆる詞先/曲先で言うところの「曲先」で作られた典型パターン。ジョンが爪弾くそのメロディを聴いた妻ジョアンナが即座に「Dance with Me」というタイトルを提示したものの、ジョンは当初「ベタ過ぎる」と拒否(笑)。負けじとジョアンナが「PICK the BEAT UP and KICK your FEET UP」というフレーズを口走ったしたところ、ジョンは納得してジョアンナの提案を受け入れたそうです。
果たして仕上がったその歌詞は、メロディに負けない完成度の高さ。英語詞においてメロディを優先すると言葉運びは散文詩的になり文法がおざなりになる傾向がありますが、この曲はその点違和感なく非常にナチュラルにまとまっています。ストーリーに凝るといったギミックは皆無、まさに「メロディアスな歌詞」という印象!
オーリアンズは男性バンドなので当然、この曲も男性口調の和訳事例が多いのですが、筆者は前述の経緯を踏まえて、タイトルの発案者・妻ジョアンナの目線=女性口調で翻訳してみました。一度訳してしまうと、アール・クルーのギター・インスト・バージョンを聴いても自然とこの歌詞が思い浮かぶほど。「このメロディにこの歌詞以外はありえない」という点で、これ以上の楽曲を筆者は知りません……それではどうぞ!
歌詞と対訳
Dance with ME
踊りましょう
I want to be your partner
あなたと一緒が良いの
Can't you SEE?
ほら、見てよ
The music is just starting
ちょうど演奏が始まったわ
Night is CALLING and I am FALLING
夜に導かれ 私は恋におちる
Dance with me
さあ、踊りましょう
FANTASY
このファンタジーは
Could never be so KILLING
今まで感じたことがない素敵な気分
I feel FREE
この私の開放感を
I hope that you are WILLING
あなたも受け入れてくれるといいな
PICK the BEAT UP and KICK your FEET UP
ビートにノり 脚を蹴り上げて
Dance with me
さあ、踊りましょう
Let it lift you off the GROUND
地上から 高く踏み出してみれば
Starry eyes and love is all AROUND us
目が星のように輝き 愛で満たされる二人
I can take you where you want to go
行きましょう あなたが望む場所へ
Dance with ME
踊りましょう
I want to be your partner
あなたと一緒が良いの
Can't you SEE?
ほら、見てよ
The music is just starting
ちょうど演奏が始まったわ
Night is CALLING and I am FALLING
夜に導かれ 私は恋におちる
Dance with me
さあ、踊りましょう
Let it lift you off the GROUND
地上から 高く踏み出してみれば
Starry eyes and love is all AROUND us
目が星のように輝き 愛で満たされる二人
I can take you where you want to go
行きましょう あなたが望む場所へ
Dance with ME
踊りましょう
I want to be your partner
あなたと一緒が良いの
Can't you SEE?
ほら、見てよ
The music is just starting
ちょうど演奏が始まったわ
Night is CALLING and I am FALLING
夜に導かれ 私はまた恋におちる
Dance with me
さあ、踊りましょう
Fantasy could never be so killing……killing を本来の「辛い」「疲れる」といった意味に捉えて、筆者は当初この部分を「辛いことなど あるはずがないわ」としていましたが、コメント欄にある通り、スラングとして「魅力的」といった別の意味を持つと Lonesome Cowboy 様よりご指摘を受け改稿しました。ありがとうございます!
