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ユニクロの遮熱日傘、傘メーカーがレビューします

noteをご覧のみなさま、こんにちは。
傘クリエイターのつじのよしひろです。
日差しが強くなってくると、知り合いからよくこんな質問をいただきます。

「ユニクロの日傘って安いけど、実際どうなの?」
「プロから見て、買う価値はある?」

今回は、傘メーカーの自分としても気になっている2026年モデルのユニクロ「UVカットコンパクトアンブレラ(遮熱機能付)」を購入しました。プロモーションではありませんので、傘メーカーのプロの視点で本音のレビューしていきます。


軽くてスリム、たたみやすさが進化。実用性とコスパは高い

先に結論をお伝えすると、今回の日傘は「荷物を軽くしたい、かつ、たたむストレスを減らしたい」という方には、おすすめの一本です。

2025年モデルと比較しても、使い勝手の面で大幅なアップデートがなされています。


1. 2025年モデルから約60gの軽量化!「7本骨」への転換

まず驚いたのが、持った瞬間にわかる「軽さ」です。

  • 2025年モデル: 8本骨 / 約300g

  • 2026年モデル: 7本骨 / 約240g

左:2025年モデル / 右:2026年モデル

骨の数が減っただけでなく、生地そのものも軽くなっていると感じます。例えるなら、卵1個分以上の重さが消えたイメージ。バッグに入れっぱなしにする日傘にとって、この差は想像以上に大きいです。

ちなみに、直径の数値は99cm(2025年)から95cm(2026年)へと少し小さくなっています。ただ、これは骨が8本から7本になった影響もあります。偶数骨は対角線上で計測できますが、奇数骨(7本)は構造上、対角線上に計測できないため、数値上はどうしても不利になりやすいのです。

親骨の長さ(55cm)は変わっていないので、体感的なカバー力は数値ほど落ちていないと感じるはずです。
※カバー面積の計算上では7本骨にすることで約3%強、削られている。ほぼ誤差といえると思います。


2. 遮光性能のリアル:光に透かして見えたもの

一番気になる遮光・遮熱性能について深掘りします。

生地の厚みは0.12mm。遮光生地としては標準的、あるいはやや薄い部類です。品質表示は「遮光率99.9%」ですが、プロの目で見ても生地自体のポテンシャルは100%に近い品質だと思います。

ただし、一点注意が必要です。 200ルーメンのLED懐中電灯を生地に当てると、若干の透けや「ピンホール(針穴のような光)」が見える個体があります。これについては公式HPでも「傘生地と骨の摩擦により微細なムラや擦れが見られる場合がある」と明記されています。

LEDライトを当てると若干透けます

※画像ではやや大げさに見えますが、目視では極微量な透けです

わずかなピンホールが見える

※補足:懐中電灯を当てるのは正しい検査方法ではありませんし、生地と骨が接触することでピンホールは多かれ少なかれ発生するものです。

とはいえ、「太陽光アレルギーがある」「完全遮光でないと絶対に嫌だ」という方は、慎重に選ぶべきでしょう。日常使いの遮熱(約45%カット)としては十分すぎる性能です。

※遮熱率45%はブラックの数値であり、恐らくナチュラルカラーは遮熱率55-60%近い数値が出ていると推測しています。あくまで推測です。


3. 形状記憶レベル?の「たたみやすさ」が秀逸

私が今回最も感動したのは、その「たたみやすさ」です。

生地にしっかりとしたシャリ感があり、まるで特殊なプリーツ加工を施したかのように折り目がビシッと残っています。公式には謳っていませんが、恐らく形状記憶に近い性質の生地を使っているのではないかと推測します。

折り目に沿って整えるだけで、驚くほど綺麗に、そして素早くたためます。日傘を頻繁に開閉するシーンでは、この「ストレスのなさ」が最大のメリットかもしれません。


4. ユニクロにしかできない圧倒的な価格設定

最後に、価格について。2025年モデルは3,990円(今は1,990円に値引き中)でしたが、2026年モデルは定価2,990円。

正直に申し上げます。私のブランド「アンベル」で、これと同じスペック・同じ価格で作れるか?と問われたら、ちょっと自信がありません。 握りやすく細くなったハンドルなど、細かいアップデートを重ねながらこの価格に抑えるユニクロさんの企業努力は凄まじいものがあります。


まとめ:どんな人におすすめ?

プロの視点で評価すると、ユニクロの2026年モデルは「実用性を極めた優等生」です。

  • おすすめの方:

    • 毎日持ち歩くので、とにかく軽い日傘がいい(超軽量クラスではないものの、このサイズ感で240gは軽い部類です)

    • 傘をたたむのが苦手(面倒くさい)

    • 3,000円以下で、信頼できる遮熱効果を手に入れたい

  • 慎重に選ぶべき方:

    • 針穴ひとつ許さない「完全遮光」の完璧さを求める方

「まずは手軽に日傘デビューしたい」という方にとって、これほど入りやすい入り口はありません。本格的な夏が来る前に、ぜひ一度店頭でその「軽さ」と「たたみのスムーズさ」をチェックしてみてくださいね。


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