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しづの育児日記 『2つある』

例によってうちに泊まりに来ていた友人のしづ(20歳)から、
うちの子たちとのエピソードを寄稿していただいた。
いくつかの記事に分けて掲載していく。
※ じょーじが僕のことです。
 しづが来てくれるのは僕が夜に家を空けたりするときなのです。
 助かります。

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それはある日の晩ご飯のときだった。
いつものようにじょーじはいない。

ち「見て~!」

ちーちゃん(4歳半)が言ったので、そちらの方を向いたら、ちーちゃんの足が見えた。
椅子に座ったまま、足を掴んで、机より高く掲げていたのだ。

しづ「わ~、見たくなかったかも~」

とか言っていたら、ちーちゃんは笑って隣のかあか(ちーちゃん母)の方を向いて、両足を掴んだ。そして、そのまま後ろに転げ落ちていった。

見事な転げっぷりだった。たぶん一回転してた。

もちろん大泣き。
しかし、笑ってはいけないと思いつつ、
わたしもかあかも笑いをこらえ切れていない。
ごめんね、だって見事すぎる転げ方なんだもん。

もちろんかあかのところに行って抱き着き号泣。

 昼間の大喧嘩をひきずっていたきーちゃん(2歳半)は
「きーちゃんも!」
と言い出すが、
「今ちょっとねえね緊急事態だから!」
かあかに言われ、わたしも
「そうそう、エマージェンシーやねん!」
と言ってみる。

幼子の説得に横文字を使ってしまうのなんでだろうね。

ちょっと泣き声が落ち着いてきたところで、かあか
「痛いところある?」
と聞くと、ちーちゃんは指を2本立てて。

「2つある」
と。

それを見てもう一度わたしたち、爆笑。
「なんでそんなに……有能なの……」
笑いながら、どこなの? と聞くと、足と頭だという。

かあかが頭を撫でて
「ん? たんこぶあるかな?」
とつぶやくと、はっと期待に満ちた表情で見上げていた。

こけたら泣くが、たんこぶは欲しい年ごろ、4歳。



 

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