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政治講座ⅴ2633「鄭麗文氏が中国国民党主席(党首)に就任」

台湾(中華民国)に新たな政治勢力として鄭麗文氏が党首に就任したようである。今後の台湾政治情勢から目が離せなくなってきた。

     皇紀2685年11月4日
     さいたま市桜区
     政治研究者 田村 司

 報道記事紹介

台湾で国民党の新党首「頼清徳はロシアの侵攻招いたゼレンスキー似」―独メディア

Record China によるストーリー

台湾で鄭麗文氏が中国国民党主席(党首)に就任した(写真)。鄭主席は民進党の政策を厳しく批判し、賴清徳総統がウクライナのゼレンスキー大統領に似てきたとする見方が増えていると述べた。© Record China

台湾では1日、鄭麗文氏が中国国民党主席(党首)に就任した。ドイツメディアのドイチェ・ベレは、鄭氏が党首選挙の当選を決めた後に単独取材を行い、10月31日付で記事を発表した。鄭氏は戦闘的な姿勢が目立つので「女戦将」とも呼ばれるが、この取材でも記者としばしば激しくやり合うなど、自分の考えややり方を貫く姿勢を示した。

大陸とのあらゆる問題は平和的方法で解決可能

取材した記者は質問の多くを台湾と中国大陸側の関係(両岸関係)に充て、鄭主席も自分の政治目標として両岸関係に重きを置いていることを強調した。

鄭主席は「(台湾海峡の)両岸は必ず平和的な方法であらゆる問題を解決できると深く信じます」と表明した上で、「現状維持が唯一の選択肢」と述べ、さらに、問題は両岸でさまざまな認識の違いがあることと主張した。認識の違いについてはまた、第二次世界大戦終戦前の50年にわたった日本による植民地統治の時代を含めれば100年以上の分断があると指摘し、「私たちは善意と誠意を示すべきであり、この隔たりは1日や2日で解消できるものではありません。努力して解消せねばならず、現状の隔たりの上にさらに憎しみや敵意を積み重ねるべきではありません」と述べた。

こちらから「誠意」を示さねば

台湾では世論調査により、自分について「台湾人であり中国人ではない」と考える人が増えていることが分かっている。鄭主席は「それは事実です」と述べた上で、「もし私たちが中国を仇敵として見なさず、障害や重荷とも考えず、むしろ中国を本来私たちが受け継いできた資産と見なすことができれば、状況は変わってきます」と、台湾人が「自分は中国人だ」との認識を持てば、中国との関係は改善すると主張した。

鄭主席は、習近平氏との会談を望むと公言してきた。ドイチェ・ベレの取材に対しても、具体的な内容や会談についての準備はまだ始めていないと説明した上で、会談を望むと表明することは大陸側に向けて誠意を示すものであり、誠意を示すことが平和の維持につながるとの見方を示した。会談の目的についてはさらに、「過去の歴史的な認識の違いや対立を解消する」「善意を積み重ねて蓄積していきます」と説明した。

ただし、大陸側が主張してきた台湾との「1国2制度方式」については、トウ小平時代からの提案だが「台湾の民衆の受け入れの度合いは非常に低い」として、現実的な方策ではないとの考えを示した。

「女戦将」が取材の記者ともバトる

話題が「台湾の民意の主流」になった際に、記者が台湾の政治大学による世論調査の結果として、統一を望まないと明言した人が26%で現状維持を支持する人が26%で、統一を望む人が極めて少数であると指摘すると、鄭主席は強烈に反発した。「私のさきほどの発言に間違いはありません。私のすべての用語の使い方は間違っていません。もう一度繰り返します。録画を確認してもらっても構いません」などと述べ、さらに民意の主流として現状維持を望む人が多いことを認めた上で、「しかし私たちは皆、この現状が日々変化していることを知っています」と述べた。

鄭主席はまた、民進党の両岸関係政策を極めて厳しく批判した。「民進党は憎しみと不必要な対立を積み重ねる上で、非常に重要な役割を果たしています」「民進党は両岸のあらゆるつながりを断ち切ることを望んでいるのです」と述べ、台湾で「自分は中国人ではない」と考える人が増えてきたことについても、民進党からのさまざまな意見表明や教育のカリキュラム改訂を通じて中国色を排除しようとしてきたことが理由であり、意図的な政治関連の論述と操作によって、大陸側との対立や憎しみの気持ちが煽(あお)り立てられていると主張した。

当時の国民党政権はひどかった

鄭主席は大学生時代など若い時期に、国民党を厳しく批判し、台湾独立を目指す活動に力を入れたことで知られている。鄭主席は1988年に撮影された映像で、「国民党も共産党も同じだ。国民党は台湾人を人間として見ていない。これは天に背く残虐な政権だ」と述べ、「台湾建国」を主張していた。

鄭主席は当時の状況について、まず、国民大会(国会)が形骸化していたことを挙げた。当時の国民大会は、中国大陸部を代表する「議員」が多く、「台湾社会とは乖離」の印象が強かった。鄭主席は加えて「総統も直接選挙ではありませんでした」と指摘し、当時は国民党が堅持していた体制が台湾の民主化にとって最大の障害だと考えられていたと説明した。

民進党は堕落していった

また、鄭主席によると、国民党主席でもあった李登輝総統が1999年に「台湾と中国は別の国」とする「二国論」を打ち出した際は、独立を目指す民進党にとって絶好のチャンスだったはずだが、米国から「絶対に同調するな」「絶対に火に油を注ぐな」「全面的に冷静に処理せよ」との要望を受けた民進党は、すぐに受け入れた。鄭主席にとっては大きな衝撃だったという。

鄭主席はその後、民進党の多くの政治家にとって台湾独立は「神聖な使命でも荘厳な信念でもなく、単なる政治的な道具」になった、すなわち民進党は堕落したと感じるようになったと主張した。さらに、「台湾独立(の主張)は行き止まりの袋小路です。誰もが心の中ではそれを理解しています。賴清徳総統も含めてです」と述べて、国民党に鞍替えした理由を「台湾では中国国民党を除いて、両岸問題を処理する能力があり、役割を果たせる政治的勢力は他に思い浮かばない」と考えるようになったからと説明した。

賴清徳はゼレンスキーに似てきたとの指摘あり

中国による台湾への武力侵攻の可能性に関連して、ロシアによるウクライナへの侵攻に話が及ぶと、鄭主席は、戦争勃発の原因はそもそもが、NATOがそれまでの約束を破って加盟国を東に広げ続けたことが原因であり、ウクライナのNATO加盟の問題が出なければ「戦争はそもそも発生しなかった」と主張した。

鄭主席は「独裁者たるプーチンがウクライナを攻める戦争を始めた」との言い方を、西側によるプロバガンダであり事実でないと主張した。鄭主席はさらに、「台湾が第2のウクライナになる可能性は非常に高い。なぜなら、今や多くの海外の評論家が、賴清徳総統を見るとますますゼレンスキーに似てきたと感じているからです。私はこれは良くない傾向だと思います」「賴清徳総統や民進党政権が台湾を第2のウクライナにしたいとは思っていないと信じたい。しかし問題は、彼らのやり方や発言が台湾を第二のウクライナにしてしまう可能性があるということです。彼らがこの点を認識しているかどうかが重要であり、私たちは民進党が目を覚ますことを願っています」と述べた。(翻訳・編集/如月隼人)


国民党、鄭麗文新党主席が就任 「最悪の時代を最良の時代に」/台湾

11/1(土) 16:39配信

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コメント2件

国民党の全国代表大会であいさつする鄭麗文新党主席=11月1日、台北市

(台北中央社)最大野党・国民党は1日、全国代表大会を開き、任期満了となった朱立倫(しゅりつりん)党主席(党首)に代わり、先月行われた選挙で当選した鄭麗文(ていれいぶん)氏が新党主席に就任した。鄭氏は、民主主義と自由を守り、奇跡的な経済成長を再び実現し、100年にわたる両岸(台湾と中国)の平和を築くとし、「最悪の時代を最良の時代に変える」と意欲を示した。 大会には韓国瑜(かんこくゆ)立法院長(国会議長)や江啓臣(こうけいしん)立法院副院長、蒋万安(しょうばんあん)台北市長、複数の立法委員(国会議員)らが出席した。鄭氏は朱氏から党主席の印章を受け取ると、会場全体に向かって深く一礼し、感謝の意を示した。 鄭氏は、台湾海峡の緊張が高まり、これまで長く守られてきた経済貿易のルールも激しく変化しているとし、現在は最悪の時代だと指摘。台湾は外部からの挑戦を受けているだけでなく、内部でも与党・民進党による長期政権の下で、執政者が民主主義と法の支配による社会を脅かしていると批判し、国民党がいかに正しい方向に立て直すかに関心が寄せられていると語った。 その上で、朱氏が党主席を務めた4年間はつらく、苦しく、悔しい思いをしたとしながらも、これからは体の傷痕が作戦のよろいになり、私たちをより強くしてくれると強調。これまでにない団結の力を示せると信じていると語った。 現在は産業に活気がなく、前途も暗く、若者や労働者の未来は見えないとしつつも、国民党は変革と強化を続け、あらゆる人材と若者を引き付けると語気を強めた。 将来的には国民党を台湾で最も重要かつ最大の政治団体にするとともに、台湾中で影響力のある公益団体にし、支援を必要としている全ての地域の人々を助けると述べた。 また民進党政権下の数年間は台湾を分断させたとし、台湾はこれ以上沈んではならないと強調。愛だけが憎しみに勝て、善だけが邪悪を打ち負かすとし、国民党は新たな秩序を築き、弱者を守り、台湾を公平と正義の国にすると語った。 (劉冠廷/編集:齊藤啓介)


鄭 麗文

(てん れいぶん、Cheng Li-wen、チェン・リーウェン、1969年11月12日 - )
中華民国(台湾)の女性政治家、司会者。第7・10代立法委員。中国国民党党員で2025年10月18日の中国国民党主席選挙で勝利し、同年11月1日に中国国民党主席に就任[1]。国民党の中でも右派に属しており台湾独立に苛烈に反対している。

生い立ち

1969年11月12日、中華民国台湾省の雲林県口湖郷で生まれる。父親は雲南省出身のイ族、母親は台湾人である。国立台湾大学法学部を卒業後、1996年に民主進歩党に入党した。この時彼女は急進左派に属しており、「台湾共和国を建国しよう」「台湾人は台湾人である」と発言しており台湾独立派であった[2]。しかし2002年に民進党幹部の涂醒哲の男性に対するセクハラ事件を民進党が組織防衛の為に庇おうとした事で、民進党に批判的になり離党した[3]。2005年に中国国民党に入党するとそれまでの台湾独立を批判するようになり反台独強硬派になった[4]。

第7・10代立法委員のほか、台湾人権促進会秘書長、「火線双嬌」「飛碟午餐」の番組司会者、第3代国民大会代表、行政院スポークスパーソン、中国国民党副秘書長・文伝会主委とスポークスパーソン・中央政策会副執行長を歴任した。テンプル大学法学修士、ケンブリッジ大学国際関係修士[5][6]。

政策

青年期はリベラル、台湾独立派、台湾正名運動を熱烈に支持していたが現在は右傾化して国民党の右派に所属する。中華民国国軍は国民党の支持母体にも関わらず軍縮を訴えている。

「全ての台湾人が誇りと自信を持って『私は中国人だ』と言えるようにしたい」発言

2025年の中国国民党主席選挙では「全ての台湾人が誇りと自信を持って『私は中国人だ』と言えるようにしたい」と発言したことで、海峡両岸のマスコミでは騒動になった[8]。

人物

女性だが身長が178㎝もあり高身長である。中国国民党の党史上、洪秀柱以来2番目の女性主席となった。

国民党、鄭麗文新党主席が就任 「最悪の時代を最良の時代に」/台湾

11/1(土) 16:39配信

国民党の全国代表大会であいさつする鄭麗文新党主席=11月1日、台北市

(台北中央社)最大野党・国民党は1日、全国代表大会を開き、任期満了となった朱立倫(しゅりつりん)党主席(党首)に代わり、先月行われた選挙で当選した鄭麗文(ていれいぶん)氏が新党主席に就任した。
鄭氏は、民主主義と自由を守り、奇跡的な経済成長を再び実現し、100年にわたる両岸(台湾と中国)の平和を築くとし、「最悪の時代を最良の時代に変える」と意欲を示した。 大会には韓国瑜(かんこくゆ)立法院長(国会議長)や江啓臣(こうけいしん)立法院副院長、蒋万安(しょうばんあん)台北市長、複数の立法委員(国会議員)らが出席した。鄭氏は朱氏から党主席の印章を受け取ると、会場全体に向かって深く一礼し、感謝の意を示した。
鄭氏は、台湾海峡の緊張が高まり、これまで長く守られてきた経済貿易のルールも激しく変化しているとし、現在は最悪の時代だと指摘。
台湾は外部からの挑戦を受けているだけでなく、内部でも与党・民進党による長期政権の下で、執政者が民主主義と法の支配による社会を脅かしていると批判し、国民党がいかに正しい方向に立て直すかに関心が寄せられていると語った。
その上で、朱氏が党主席を務めた4年間はつらく、苦しく、悔しい思いをしたとしながらも、これからは体の傷痕が作戦のよろいになり、私たちをより強くしてくれると強調。
これまでにない団結の力を示せると信じていると語った。
現在は産業に活気がなく、前途も暗く、若者や労働者の未来は見えないとしつつも、国民党は変革と強化を続け、あらゆる人材と若者を引き付けると語気を強めた。
将来的には国民党を台湾で最も重要かつ最大の政治団体にするとともに、台湾中で影響力のある公益団体にし、支援を必要としている全ての地域の人々を助けると述べた。
また民進党政権下の数年間は台湾を分断させたとし、台湾はこれ以上沈んではならないと強調。
愛だけが憎しみに勝て、善だけが邪悪を打ち負かすとし、国民党は新たな秩序を築き、弱者を守り、台湾を公平と正義の国にすると語った。 (劉冠廷/編集:齊藤啓介)

台湾野党・国民党の新主席に鄭麗文氏、初当選 対中連携を重視

毎日新聞2025/10/18 19:51(最終更新 10/18 21:41)450文字

国民党主席に当選して記者会見する鄭麗文氏=台北市で2025年10月18日午後7時31分、林哲平撮影

 台湾の最大野党・国民党の主席(党首)選挙が18日行われ、元立法委員(国会議員)の鄭麗文(てい・れいぶん)氏(55)が初めて当選した。鄭氏は中国との連携を重視し、中台関係の悪化の責任は与党・民進党にあるとして対決姿勢を取る。台北市内で記者会見し「任期中に政権交代を実現させ、両岸(中台)の共存共栄という使命を果たす」と述べた。

 主席選で唯一の女性候補だった鄭氏は元台北市長の郝竜斌(かく・りゅうひん)氏(73)ら5人を退けた。現職の朱立倫氏は出馬しなかった。任期は4年。

 鄭氏はかつて民進党に籍を置いた異例の経歴を持つ。国民党に移った後、立法委員として民進党批判の先頭に立った。選挙戦では「台湾人が誇りを持って『私は中国人』と言えるようにする」と主張。台湾メディアによると、党内強硬派や軍OBらの支持を集める一方、若い党員らにも浸透した。

 国民党が12年ぶりの政権奪還を狙う2028年1月の総統選には出馬せず、党公認候補の最右翼とされる盧秀燕・台中市長を支援する姿勢を打ち出している。【台北・林哲平】

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