見出し画像

脱Adobe Creative Cloud。Canva+Affinity+DaVinci Resolveへ。

実は3月いっぱいでAdobeのCreative Cloud Proのサブスクをやめた。理由はいくつかあるが、今の自分にとってはもうCanva+Affinity+DaVinci Resolveで十分だと判断したため。

(約 4,700文字の記事です。)



結局、Adobe CCをほとんど使わなかった

昨年1年間を振り返ってみて、PhotoshopとPremiereを少し触っただけだった。だがPremiereには不満があって、特にキーボードのみの驚速カット編集のしづらさ。なのでDaVinci Resolveに切り替えることにした。

ただしPSD形式についてはAffinity Photoでは一抹の不安もある。なので、どうしてもPhotoshopでPSDファイルを使いたいときには単月のサブスクでしのごうと思った。

現状、私にとってPremiereとPhotoshopを除けば、Adobe依存していなかった。強いて言えばサブスタンス3Dペインターは必須だが、これ、結局のところ、Photoshopと連携できて良かったと感じたシーンがなかった。レタッチ修正はCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)で十分だった。というかほぼサブスタンス3Dペインター内完結で済んでいたのが実情。となるとやはりAdobe CCの必要性がなかったのだ。

言うほどAdobe CCの生成AIを活用しなかった

これが本音。どんなにAdobeが「生成AIでこんなに便利に!」と言ったところで、実際に私が使いこなしたことがほぼなかった。というか、今のところ「生成AIの成果物は『つまらない』」と感じている。作る喜びもないし、出てきたものにもあまり感動がない。自分で作ったほうがマシ。だからAdobeがいくら生成AIに強いツールだと言われても「だから何?」で止まってしまった。

そして今のアドビ製品、実は言うほど生成AIの能力を引き出せるツール「でもない」と感じた。とってつけたような生成AI機能ばかり、というのが本音。


巨人ゆえに身動き取れなくなったAdobeのソフトウェア

以下は私の私見や予測を多分に含みます。話半分で聞いてね。

これ、Adobeに限らず大手のソフトウェアによく言える話。Adobeのソフトは、もう増築しすぎて手に負えない老舗の温泉旅館みたいに、ゴテゴテしていてリファクタリングなどが追いついていないと感じる。だから生成AIの機能も、これまで通りの「増築手法」で機能追加している(ように見える)から、コアの処理部分とは独立していて連携が取れていない気がする。これは歴史の長いソフトほど「あるある」な現象だ。そしてPhotoshopもIllustratorも、PremiereもAfter Effectsも、それに当てはまっている気がする。

これに対してAffinityはまだまだ進化できる余地がある。完全無料になった点も有利だが、私にとってはDaVinci ResolveとAffinityのシームレスな連携ができるようになった点が大きい。今まではPhotoshop+Premiereで、PSDファイルを直接Premiereに読める点が強みだったAdobe、だがもはやDaVinci ResolveとAffinityがそれに追いついた。Affinity PhotoのデータをDaVinci Resolveで直接読めるようになった(らしい、まだ自分では未確認ですが、当時の速報でそう書かれていたからできるようになったのだろう)。

となると今の私はこれ以上Premiereに依存する必要がない。また「どうしても純正のPSD形式」のシーンも今のところ見当たらない。どうしても必要なら5,000円くらい払って1ヶ月だけしのげばいい。それ以外はAffinityでちょっとした加工や、クリスタでのお絵描きでいい。

お絵かきソフトも、大昔はPhotoshopでもお絵描きできたが今はもはやクリスタ一択。どだい「お絵描きと写真のレタッチはもはや違いすぎる」時代になった。AI補正が当り前になったので、レタッチに要求されるスキル価値が暴落したと思っている。AIが補正するので人は「補正の指示を出す方法を知っているだけのオペレーター」になった。スキルではなくて「手順の知識」に暴落したと思っている。

お絵描きツールのクリスタで十分だった

それに対して、とにかく「快適なお絵描きをするためのツール」として軸をぶらさなかったセルシスは偉い。お絵描き感覚で3DCGのテクスチャを補正するならクリスタで十分だったりする。リアルな汚しはもはやサブスタンス3Dペインター一択だし。サブペとクリスタの間、その間を埋める作業が、実はほぼ発生しなかった。サブスタンス3Dペインター上で補正できてしまうので、Photoshopの出番がなかった。となるとますますPhotoshopの出番がない。


成長中のCanvaにAdobe Expressが食われた

実はAdobe CCを使っていたのでせっかくなのでAdobe Expressを活用していたが、これからは有料課金版のCanva Proで十分だと判断した。Affinityとの連携もさることながら、Claudeとの連携や生成AIベースの紙面を再編集できるようにアプデされた点が大きい。今まではそれが難しかったらしいが、今では割と簡単にレイヤーに分解できるようになったとか。Canvaで情報発信している人が歓喜していたw

それだけ生成AIベースのたたき台からの調整が楽になったのだから、それこそが本質的な生成AI補助によるクリエイトになったと思う。それができるようになった最初のプラットフォームが、AdobeではなくてCanvaだった。

この差は大きい。

Adobeが後発のCanvaに追い抜かれた瞬間だと思った。


オールインワンな説明用作図ツールへ

また個人的には「プレゼン資料もCanvaで作れる」点が魅力的だった。これからの時代、静止画でも動画でも、必ず絵や図が必要になる。その元データを何で作るかを考えていた。今さらパワポ?あり得ないw となるとどんなツールがいいかな?と探してみたら、なんだCanvaでもプレゼン資料(スライド)が作れるじゃない!であれば、クリエイトツールとしてCanvaに習熟すれば、簡単な資料も、ブログやnoteのアイキャッチ画像も、Canvaという1つのツールの使い方を流用して何でも作れるじゃない?

しかも生成AIに土台を作らせてそこから気に入らない所を修正すれば極楽お気楽に「そこそこ適当でいいのでささっと作りたい」場合のニーズを満たす。

ここで私にとってはCanvaは1つに繋がった気がした。


じわじわユーザーを増やしたDaVinci Resolve

まずDaVinci Resolve、Adobeと違ってソフトを買ったら永久アプデ無料。Adobeと真逆。だがそれでいい。それがいい。

もともとはDaVinci Resolveはプロユース向けで「ハードウェアを買ってもらうことが目的で、ソフトはオマケ」という立ち位置だった。今でもそう。だから昔はプロ向け機材+プロ用ツールだったが、YouTubeが台頭し、誰でも動画編集できるようになった今、徐々にセミプロからガチのアマチュア勢へと少しずつその人気を拡大している。やはりランニングコストを最小に抑えられる点で、多くのユーザーの支持を集めている。私もその一人だ。

結果、DaVinci Resolveの使い方講座も増えたし、もともとがプロ用なのでガチな映像編集のポスプロ用途にも耐えうる。有料のPro版も6万円程度で買い切りな上に、ジョグダイヤル付の専用編集機材が6万円くらいで、Pro版も添付ということなので、私はおそらく機材ごと買うだろう。今はまだ無料版で使い勝手、編集のしやすさを確認するつもりだが、ダイレクトにGPUエンコードするためにはPro版が必要なので、いずれは購入予定。


取引相手でファイル形式に問題がないなら脱Adobeの流れは続くかも?

もちろん仕事でPSD納品などがあればAdobe CC Proは使わざるを得ないかもしれない。だがそうではなくてワークフローが非Adobe製品で完結する場合、これからも特に個人クリエーターや趣味クリエーターにとっては脱Adobeの流れは止まらないと思う。少なくともCC離れは加速するだろう。

逆に伸びるのはCanvaだと思う。プレゼン資料+簡単なウェブ画像素材の作成、各種プレゼン資料作り、パンフレットやリーフレット作り、などなど、今時のクリエーターにとってのPhotoshop+Illustratorのクリエイトポジションを押さえた上に商用利用な画像素材の点数も充実し、さらには生成AIベースのたたき台をレイヤー単位に分解できてからの再構成、という強みを得たCanva。

しばらくはCanvaのユーザー数が伸びると思う。

実際、小耳に挟んだ情報でも、プロのデザイナーでも「仕事や納品上はAdobe製品、でもアイディア出しなどのスピーディーな作業と趣味用途はCanva」という人を何人か聞いたことがある。それだけ小回りが利くことがプロ・アマ問わず認められるつつあるCanva、これからもその進化に期待したい。


ChatGPTでアイキャッチ画像を作らせる

あと、せっかくChatGPT Plusを使っているので、この記事のアイキャッチ画像を作ってもらった。文字列を使わず各種ロゴだけを指定した。

いいんじゃない、分りやすい。これが3分ほっとくだけで出てくるのだから、もう15分かけてシコシコと無料note記事のアイキャッチ画像など作っていられないね、と思った。

(ま、Affinity のロゴが古いAffinity Designerのロゴだったので差し替え修正指示にちょっと手間取ったけど。)

コンテンツの価値が文書にある場合、アイキャッチ画像などのサブ的な要素はオマケでしかない。でもこれ、個人クリエーターにとってはいちいち時間とエネルギーを取られる部分。なのでそういう部分を生成AIで補えれば、クリエーターが「本来やりたかったこと」に全集中できるので、そういう生成AIの使い方がいいんじゃないかな?と思った。


時代の変化が早い。2026年は潮目の年

とりあえず、時代は変わってきている。天下のAdobeも、今はうかうかしてられない。個人的には「サブスク地獄で毎月の金額がエグい」ことになりつつある今、あえての買い切りソフトの販売形式とソフトの設計思想への共感が、新たな活路を生み出す時代になった、と思っている。

今後サブスクすべきは生成AI、つまりローカルPC環境では難しいマシンパワーを使った成果を生み出すために課金する、というスタイルが一般的になるかもしれない。特にGPU周り。となると、ローカルPCで作業できるようなソフトは、一周回って買い切りタイプの販売形式の方が伸びるのかもしれない。

そう考えると、今まで特定分野で業界標準だったあれやこれと言ったソフトは、ちょっとサブスクは高すぎる、という印象を持たれてもおかしくない。 

やはり時代はものすごく早く変化している気がする。


今回の創作活動は約1時間45分(累積 約4,648時間)
(1,569回目のnote更新)

筆者はAmazonアソシエイト・プログラムに参加しています。
以下のリンクを経由してAmazonでお買物をするとその購入額の1~2%ほどのお小遣いが私に寄付されます。誰が何を買ったという情報は私には通知されませんのでご安心ください😊 以下のリンクを経由して頂ければ紹介商品以外のご購入でもOKですよ~。


いいなと思ったら応援しよう!

大和 司 読んでくれてありがとう。気長にマイペースに書いてます。この出会いに感謝😊