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『地獄に堕ちてるわよね?』2億円溶かした父と、両親を支援する元貧乏FPのエンタメど根性

子供の頃は、我が家が貧乏だということを周りに知られまいと必死だった。
幸か不幸か、商売をやっていたため自宅は大きくて立派だったので、家の中が火の車だったなんて、誰もその秘密には気付いていなかったのではないかと思う。

貧乏の原因は商売の浮き沈みだったわけだが、それ以上に、大金を手にし、気が大きくなった元貧乏人の父が、誰彼かまわず保証人のハンコを押しまくり、そしてそいつらに逃げられまくったことにある。

「俺は保証弁済に2億は払ったな、グワハハハ!」と、さも武勇伝みたいに自慢げに話す父の姿に殺意を覚えたし、逃げた奴らは絶対に地獄に堕ちていて欲しいと心から願う。

そんな環境下でも、私が暗い幼少期を送らずに済んだのは、兄弟がいたからだと思っている。
兄と私の2人兄妹だけなら静かな毎日だったかも知れないけど、幸か不幸か、ちょうど良いバカな弟が2人いたから、家の中はいつも笑いが絶えなかった。


🔳毎月14万円!?家計相談で飛び出した衝撃の仕送り額

先日、FPとしてとある方の家計相談を受けたときのこと。家計の現状などをお伺いしているうち、長男である旦那さんのお母様に、家賃と生活費として毎月14万円近くも支援しているとおっしゃっていて私は腰を抜かした。

おいおい、なんだその金額は。

それぞれのご家庭に様々な事情があり、仕方ないのかも知れない。それに、私が運営しているサブチャンネル「月子さんのお母さんのおうち」は視聴者層が高いため、あまり高齢の方の悪口?みたいなことを言うと途端にお叱りを受ける。

だから年寄りには強い言葉を言っちゃいけないのは重々承知の上で、ふざけた金額を負担させやがって。と思わずにはいられない。

都会だから仕方ないのかも知れないけど、お義母さんが83,000円の家賃に住んでいると聞いて、とうとう私の悪態は止まらなくなった。

おいおい。我が家のローンより高いじゃないの?!

「都営住宅を申し込みましょう!え?その金額を10年支援し続けてるの?」
「60代で未亡人になって、その時から働いてないの?なんで??」

まさに「塩でも舐めて暮らしてもらえ」と今にも言ってしまいそうな感情をグッと堪えた。いや、むしろ言っていたのかも知れない。


🔳「急に65歳になるわけじゃない」親を支援する子供のリアル

ちなみに、国内で親に「定期的」な金銭的支援を続けているご家庭は、一番ボリュームの多い50〜60代の世代でも、わずか3.8%と言うデータがある。

たまにお小遣いを渡すのとは訳が違う。「定期的支援」というのは本当に大変なのよ。
「今月きついから無理だわ〜」って訳にはいかないんだから。
親はその金額ありきで生活設計してるからね。

私もその定期的支援をしている3.8%の中に入っている訳だけど、そのことについて腹の虫も収まらず、YouTubeを通して世界に向けて文句言ってるからね。言っても言っても文句なんて止まんないもん。ま、ひとえに私の懐が小さいことが原因ではあるけど、人は20歳から急に65歳になる訳じゃない。45年間も準備期間があって「準備できませんでした」じゃねぇのよ。と、私は思っているのでね。

FPを勉強しようと思ったきっかけでもあるよね。
自分の老後を準備しないまま年を取れば、必ずなんらかの支援が必要になる。
私みたいな心優しい娘(?)が、自分の老後資金を貯める前に、親の老後のお金をどうにか工面して準備する羽目になるんだから。


🔳相談者様の偉大さと、匿名noteのすゝめ

とはいえ、私の個人的な怒りや考えを相談者様にゴリ押しする訳にもいかない。「ご夫婦と、そしてお義母さんと、妹さんと。しっかりとお話し合いをしていかれると良いですね」ということで丸く収めた。
旦那さんにとっては実母だし、そこはあんまりボロクソ言ったんじゃ、夫婦仲にも亀裂が入ってしまうかも知れないもんね。

「でも本当に偉い!!」と相談者様にお伝えしました。
何度も講座に出向いてくれていて、顔馴染みの方でもあるからそこはフランクに。

私なんて世界に文句を発信しててもまだ足りないのに、旦那様にももちろん、誰にも文句ひとつ言わないなんてさぁ😭と。

でも私の怒りに触発されたのか、匿名noteで目一杯悪口を書いてやろうかな、的な発想になっていたので、それはまぁご本人の気の向くままに(笑)
あ、アカウントは私にも教えて下さいね、とはお伝えしておきました🤭


🔳「騙したな!」父の通帳にあったまさかの数百万

さて、私の実家の話に戻る。
母への生活費の支援に続き、ついに父のお店の家賃支援も加わることになった。

「2億も保証弁済に支払ったわ!グワハハハ」と豪快に笑っていた父も、今いずこ。
最近では、退院時にもらった使用済みおしぼりを「まだ使える!」と大量に持ち帰ったり、バッグの上にこぼしちゃった50ccほどの牛乳を、「飲んじまえばよかった。勿体無いことした」とずっと嘆き続けたり。急に度を越した節約を始めたので兄に報告し、「よほど金銭的に困窮してるなら・・・」と家賃の支援に踏み切ったのだけど....

「家賃を私たちが負担することにしたよ。」※兄の負担が8割
と父に報告したらホッとしたのか、おもむろに銀行通帳を見せて来た。
そこには数百万円の記載が。

....え?あるの?

早速それも兄に報告したら、「話しが違うじゃねぇか、騙したな!」と完全に詐欺師扱い(笑)
「月子に隙を見せるな!詐欺られるぞ!」と、弟たちへ警戒を呼びかけることも怠らない。

その後も家賃の支援を続けて1年。
父は嬉しそうに、さらに50万円ほど貯蓄が増えたことを自慢して来た。

早速それも兄に報告したら、「それ俺の金だろ!」と。

それでも「お父さんがそれで安心できるなら別にいいよ」と兄がいうので、私たちはそのまま支援を続けるのでしょう。


🔳親の思い

父もね、「〇〇(長男)には本当に世話になってる。〇〇君(いきなり君付け)がいなければやっていけなかった。〇〇君には大変感謝してる」と何度も何度も口にする。

.........って、おい!私わい!

何度か「私も払ってるよ」って言ってんだけどね、耳に入ってないんだよねぇ〜

父は家賃の支援に甘んじず、しっかりと節約に努め、85歳で尚、貯金額を増やし続けている。
自分が死んだら全部長男に返すらしい。

........って、おい!私わい!!

母にも早速報告。
ジジィ(母は元旦那をこう呼ぶ)が今も尚、着実に資産を増やしていると知り、ジジィのクセにと火が着いたかどうだか知らんけど、残高4万円だった母も、今は少しずつ少しずつ、資産を増やしてくれているようだ。


🔳できることを、できる範囲で

金のない親世代を悪党みたいに言っちゃうときあるけど、でもね、貧乏って本当に心まで貧しくなるから。
若いうちならできた苦労も、年を取ってからの苦労は、その何倍もの痛みではなかろうかと思う。

文句はこれからも言うけどさ(言うのかい!)でも、私はこれからも、できることをできる範囲でやり続けるんだろうな。

家賃の負担がなくなったことでドヤ顔で残高を自慢して来る父も、ジジィに対抗して小銭貯めてる母も、兄の「それ俺の金だろ!」というツッコミも含めて、最高のエンターテイメント代だと思っておきましょうか。

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