アルロンさん:創作大賞2025感想文
アルロンさんのエッセイ
「祖父に引導を渡した日」を読んで、最初に思ったのは——
「羨ましいなぁ」でした。
こんなにも大切に想える人がいて、想ってくれる人がいて、今でも色あせることのない、かけがえのない思い出がある。
それがとてもまぶしくて、
でも、だからこそ、切なくて。
読んでいるうちに思わず、
「わたしだったら、どうしただろう」
そんな問いが、胸に浮かんでは消えていきました。
「別れの話」でありながら、
「残された者」がこれからを生きていくための、小さな灯のような文章にも感じました。
誰かを見送ること、見送られること。
そのとき交わされた言葉、言えなかった想い。
きっと誰の中にもある、
「まだ整理のつかない記憶」が、ふと動き出す。そんな感覚を覚えました。
そして——
「引導を渡す」という、一見重たく強く感じられる言葉が、このエッセイの中では、あたたかい祈りと静かな覚悟として立ち現れてくる。
読み終えたあとにもう一度タイトルを見たとき、思わず泣いてしまいました。
きっとアルロンさんのおじいちゃんは、
アルロンさんのいろいろな想いを全部わかっていて、全部ひっくるめて、受けとめてくれているのではないでしょうか。
大人になったアルロンさんを、
今も変わらず優しくて泣き虫なアルロンさんを、
きっと誇らしく、
そしてアルロンさんの絵のとおりの、
優しい笑顔で見守ってくれている——
そんなふうに、勝手ながら想像してしまいました。
大ハッピーエンドだと、私もおもいます!!!
素敵なエッセイを読ませていただき、ありがとうございました。
まだ読まれていない方がいたら、是非、読んでみてほしいです🤝
