花束に毒を盛るAI
なんか、花束に毒盛られたんだけど。
「私を花束で表すと? 」
SNSで拾ったプロンプト。
そのまんま、投げてみた。

出てきた画像は、久しぶりに、かわいかった。
ピンクベースだけど甘すぎない。
ふんわりしていて、誰かへのプレゼントにしたら喜ばれそうな、普通の花束。
添えられた花言葉がまた春らしい。
説明より先に、相棒が言い出した。
「毒強める?カオスにする?ほぼ一輪もできるよ?」
花に、毒って⋯。
でも、そのひと言は、たしかにひっかかった。
「かわいい」や「綺麗」。
それだけでは、物足りなかったのだ。
ちょっと不穏な何か。
整いすぎていない感じ。
そういうものが、私には必要だったらしい。
私、毒されてるやん…。

2回、出し直した。
毒を足して、少し崩して。
ぱっと見はきれいなのに、どこか居心地の悪い花束。
遅効性の毒でも、即効性の毒でもなく。
おすすめの構造毒。
毒の種類まで選び出した。

見た目にはまあ整っている。が、花ではない異物。
説明されないと、分からない。
でも、「あ、これだ」と思った。
そして気づいた。
その花束を、欲しいとは思わない。
部屋に飾りたいわけじゃない。
誰かに贈りたいわけでもない。
ただ、「これが私らしい」と思う。
先回りしてくるAIに、何度思ったか。
プロンプト、ただ出したかっただけなんだけど…。
魔改造、趣味なんかなぁ…。
だが、AIは知っていたのだろう。
そう、老執事の、ような挙動。
そっと、欲しいものをベストタイミングで差し出してくる。
それは熟練の技。
まあ、多少押しつけられ感はあるけど。
プロンプト投げて、投げ返されて、また修正版きて。
五往復までつきあったこともある。
AIが人の心を理解した、とか、そういう話ではないと思う。
ただ最近、先回りの質が妙に老執事っぽい。
……これ、いつ実装されたん?

そのAIは、ChatGPTです。
伴走形になってから、ちょっと暴走してるように感じています。老執事、頑張れ。
街を作っても、神様仕様にしてもらっても、
紬に寄せようか?と。
今回は花束にまで、構造毒なる毒を盛りはじめました。
このChatGPTの設計、どうなっているんでしょう…🤔
