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怒ることは究極の自慰行為

過激なタイトル?
いえいえ…今回は子どもへの怒りについて。

この世に怒らない子育てなんてあり得ない

子どもに怒ってはいけない。
子どもに起こりたくない。

と相談に来られる方はとても多いですが、
まず最初にやるべきは

「怒ること=悪」の思い込みを外すこと

からです。

ときどき、
「Marikoさん上手に子育てされているから、お子さんに怒ったりしなさそうですよね」
なんて言われることもあります。

いやいやあのね、
男子(6歳・ASD持ち)を育てながら
「わたし、怒らない子育てしています!」
なんて発信しているとしたらそいつは立派なモグリです(笑)

私は「怒らない育児」の専門家ではありませんし、
自慢できませんが、普通にキレるし怒る子育てをしています。

ただ一つだけ。
これだけは、と心がけていることがあります。

それは、
キレるという行為は
自慰行為である
と自覚して怒ること。


怒る=自慰行為

人は、自分の中に溜まった
「どうにも処理できない気持ち」や
「満たされない欲求」をそのままにはしておけないので、怒ることによってそれらのエネルギーを放出し、心身のバランスを保とうとします。
(だから一瞬スッキリする)

そして、怒りの感情が湧くのは脳の防衛反応であり生理現象なので、無理やり抑え込むこともできません。

とはいえ、
怒る=自慰行為 
なので、人目も憚らずむやみやたらにしまくる…というのもちょっと違います(笑)

なんなら、中毒性・依存性もあるので上手く付き合っていく必要があります。

でも決して
悪いこと・不要なものではないのです。

え!
でも、欲求不満が解消されたら自慰行為の必要もないじゃん!

なーんていう考えのもとに?
そもそもの心の土台を整えて
「怒らないお母さんになろう!!」
と銘打ったアンガーマネジメント講座などもあるようですが、
そもそも「怒り」を手放すことはできないし、その必要もないので、

上手な付き合い方を考えて、生きていくには?

と考える方が自然なんじゃないかなと思います。


やっちゃダメな怒り方

ときどき
「子どものためを思って」とか
「しつけのために」
怒ってやってるんだ!
みたいなことをいう人がいますが、
それは嘘です。

「自分のために、自分が怒りたくて怒っている」
が正解で、子どもをストレス発散の捌け口にしているだけです。

どんな時にも、
怒りの目的語は自分にしかなり得ません。

もしも今あなたが怒ることで、

子ども(相手)の行動を変えたい
自分の気持ちを相手に分からせたい(伝えたい)

と思っているならば、
それは
「子どもの自己肯定感を下げる」怒り方です。
怒るたびに自分も子どもも不幸になっていくだけなので、すぐにでもやめた方がいいです。

学校の先生の中にも
怖く怒れる先生=指導力がある
という感覚で生徒にキレまくる人がいますが、
生徒を利用して、なに自分ひとりで気持ちよくなっちゃってんの!って感じで、かなり恥ずかしいことだと自覚したほうがいい。

つい怒っちゃった!は仕方ないけど、
怒ってやったぜ!
ほど気持ち悪いものはありません。


上手な怒り方

怒っても全然いいと思います。

でも流れに身を任せて怒るのはNGです。
(相手の同意がないまま始めちゃダメ)

あ、このままいったら相手を巻き込みそう、
と気づいた時点で一線を引く。

怒りは自己処理が基本です。
相手を巻き込まない、ぶつけない。
100%自分のために怒る。
怒りながら文句を言う時の主語は全部自分。

性欲が溜まった状態で
流れに身を任せて目の前にいる相手を
ムラムラさせたお前が悪い!我慢できない!!
と巻き込んで、本能のまま欲求を発散したら
それは犯罪です。

怒りと性欲は生理現象なので、
コントロールの難しさも似ています。

じゃぁどうすればいいのか?

以前1ヶ月間のセッションを終えたクライアントさんが、イライラした時はこんな言い方をするようにしている、と教えてくださった内容が秀逸でした。

部屋が片付いていないことにイライラした時:
「みんな片付けてください。それぞれが片づけないものを最終的に片づけなきゃいけなくなるのは私です。それは嫌なので、片づけて!」

「今イライラしてるから、いつも以上に細かく小言を言いそうでーす。こちらとしても言いたくないので、先回りして動いてもらえると、お互い良い方向に進むと思いまーす」

これ、すごく上手いなぁと思います。

もちろん口調はそれなりにイライラしているはず。
でも、自分の言いたいことも伝えながら、お母さんのイライラや怒りの感情の中に子どもが巻き込まれていない状態が作られています。

仮にお母さんの怒りが爆発してしまったとしても、
怒っているお母さんに対して子どもが、
「あぁ、お母さん今怒ってるなぁ。そっとしておこう、うんうん。」
みたいになれたら理想です。

これって、
親と子の間にきちんと線が引かれている状態。
(これが、みなさんが心配するところの「子どもの自己肯定感を下げない」怒り方です)

もちろんね、大概の場合は子どもの言動が怒りのきっかけになっているので、そこはきちんと子どもに伝えなければいけません。

でも、怒ること・伝えることはセットではありません。

母が怒り狂った状態で
「あんたが◯◯したせいでママ怒ってるんだからね!反省しなさいよ!!」
と言ったところで、子どもには何も伝わらない。

だからまずは母が1人怒ってガス抜きした状態で、
改めて子どもに言いたいことを伝える方が子どもにも入りやすい。


本当のアンガーマネジメントとは

先ほど怒りと性欲を並列にしましたが、
どちらも、エネルギーが強くなってくると
理性でコントロールすることが難しくなってきます。
「考え方」を変えるだけでは上手くいきません。
もっと大切なのはその手前にある感情の方です。

子育て中、子どもにイライラしたり怒りたくなってしまう時、多くのお母さんの心の中にあるのはこんな感情です。

  • 自分の気持ちを分かってもらえない。

  • 頑張っているのに認めてくれない。

  • 辛いのに慰めてもらえない。

怒りというのは二次感情なので、
怒りの前にあるこうした気持ち(一次感情)の方に
寄り添って解消してあげない限り、怒りは収まりません。

これは子どもの癇癪も全く同じです。
子どもの怒りそのものにばかり注目して
「やめさせよう!」とすればするほど
怒りのエネルギーはますます大きくなります。

とはいえ、
この一次感情に寄り添うにはスキルが要ります。

普通はここの寄り添いを他人に求めたくなるのですが、大抵の場合は、
的外れなことを言われたり、
ビミョーにズレてたりするので、
「そこじゃない!!気持ちよくない!」
と余計にモヤモヤが溜まります(笑)

だからこそ、
自分のことをこの世で最も理解してくれる人に
寄り添ってもらわないと意味がないのです。

さてここで問題です。
あなたのことをこの世で一番理解してくれている人は誰でしょう。


この答えこそが、
自分の怒りと上手に付き合っていくための大きな鍵になります。

長くなりました。
続きはまた。

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まりこ|子育てと人生のモヤモヤを整理していく人 いつも応援ありがとうございます!

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