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【草木に学ぶ#02】ケールと雑草

毎週日曜の午前中、町田市内の農家へ援農ボランティアに通っている。
家庭菜園だけではなかなか得られない技術や経験を積ませてもらえるし、採れたての美味しい野菜をいただけるのも正直うれしい。そんな下心も込みで継続している。

きっかけは、生活クラブの小冊子に載っていた小さな募集広告だった。
「やってみようかな」と思い立ち、そのまま連絡をして翌月には畑に立っていた。気づけばもう4年ほどになる。我ながら、よく飽きもせずに続いているものだ。

農場は若いご夫婦が営んでいる。少量多品目で実にさまざまな野菜を育てていて、コールラビやケールといった若い人に人気の西洋野菜も多い。

そうした今風の野菜が並ぶ畑にも、足元にはスベリヒユやギシギシといった見慣れた雑草が生えている。お洒落な野菜と、たくましく根を張る雑草。その取り合わせが妙にリアルで面白い。

昭和の畳敷きの居間に、小さなシャンデリア風の照明がぶら下がっているような。野菜を育てる技術そのもの以上に、こうした「農家の営みのリアル」に触れられることが楽しくて、援農を続けているのかもしれない。

先週の日曜日は、写真にある広大な畑で、一人で4時間ほど草取りをさせてもらった。ケールの株間には、ギシギシが我が物顔で生えている。

手前がケール、奥がブロッコリー

炎天下のなか、ひたすら草を抜き続ける。普通に考えれば、なかなか骨の折れる作業だろう。

けれど、不思議と嫌ではない。むしろ、こういう時間は好きなほうだ。

単純作業を延々と繰り返す、どこか修行にも似た時間。無心になって草を抜いていると、頭の中に溜まっていた余計な考えまで、一緒に引き抜かれていくようだ。
畑に吹く風の音を聞きながら黙々と手を動かしていると、あっという間に4時間が過ぎていた。


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