一生分の棚からぼた餅
光栄すぎる、お知らせです。
この度、宮田愛萌さんにお声がけいただき、宮田さんと渡辺祐真さんが編者を務めるzine『ミモザvol.2』に寄稿させていただきました。
年始早々、一生分の棚からぼた餅。
初めて「ミモザ」を知ったのは、某地の文学フリマでした。
つるときブースに立ち寄ってくれた宮田さんのファンの方からミモザを強く勧められ、その方が指さす方向に目をやってびっくり。
……人だかりで、ブースが見えない。
こちらのお客さんが落ち着いたころにファンの方が指さしていた方向を目指して歩いていくと、すぐにブースが見つかりました。
いまだ大人気の大行列。
とりあえず並んではみたもののお客さんたちのほとばしる熱量を浴び、「だいぶ残り少なくなってない?」と不安そうな後ろからの声に押され、私みたいなポッと出が買ってしまったら、ほんとに買いたいファンの人が買えなくなってしまうやつかも……とひょこひょこ撤退。
あとで「#文学フリマで買った本」のツイートを眺めて、「みんなミモザ買ってる……私もやっぱり買っておけばよかったなぁ」と悔しく思っていました。
そんな文フリから数か月。
まさか、その『ミモザ』に寄稿させていただけるなんて。
しばらくは「なんで、私が東大に!?」の予備校ポスターのような気持ちで浮かれていたものの、ふと「Vol.1はどんな内容だったのかな?」と取り扱い書店の双子のライオン堂さんの販売ページを見に行って、震え上がりました。
Vol.1は、なんと、一冊4000円だったのです。
その値段でもたくさんの人が買ってくれる超人気のzineに、私なんぞが寄稿なんてしてよいのだろうか……?
いや落ち着け。
Vol.1の書き手は、30人いたという。
4000円を30人で割る。
……一人あたり、133.3円相当の文章を書けばいい。
Vol.2も4000円なのか、書き手は30人なのかもわからないけれど。
……そもそも133.3円相当のエッセイって、だいぶ、だいぶ厳しいのでは。
おおよそペットボトルのお茶並みの価値を、一編の文章で。考えるだけで震える。
おののく胸を押さえながら、普段個人で作っているエッセイ集の値段を確認した。9編入って500円。
一編あたり、だいたい40〜55円。
色とりどりの謎素材でできた駄菓子「フルーツの森」とほぼ同じお値段。
はたして駄菓子にお茶は目指せるのか。
いや、落ち着け。
これはアンソロジーだ。
読者がそれぞれに楽しみにしている作家が寄稿しているはず。
その読者にとっては、推し作家の寄稿が3000円くらいで、それ以外は1000円かもしれない。
いや、もっと低い可能性もある。
とりあえず1000円を29人で割ったら、一人あたり34円。うまい棒3本と同じくらいと考えたら、まだなんとか、頑張れる気がする。
いやいや、落ち着け。
うまい棒3本を越えるつもりで書いたら、結局うまい棒1本にも満たないクオリティに落ち着いてしまうだろう。それは避けたい。
……きっとほかの寄稿者の方は、すごい人たちばっかりだし。
……読者だって、編者のお二人目当ての方が多いだろうし。
そんな甘くゆるんだ考えはいったん捨てて、気負えるだけ気負おう。
お茶を越える志で、書こう。
書いてみせる!!!
そんな意気込みで、『ミモザ Vol.2』にエッセイを書かせていただきました。
Vol.1のテーマは「架空の書評集」ですが、今回のテーマは「架空の街をめぐる小文集」です。
住む? 働く? 遊びに行く?
わくわく妄想しながら、楽しく書きました。
初売り予定は、1月18日(日)の文学フリマ京都とのこと。
どこかノスタルジックで、素敵な表紙が目印です。

文学フリマ京都のウェブカタログはこちら。
ブース番号は、【K-29〜30】ですって。
https://c.bunfree.net/c/kyoto10/1F/K/29
豪華すぎる執筆者一覧は、下記の渡辺さんのnoteで発表されています。
一緒に、お値段も発表されました。
なんと……イベント価格は2000円!!!(大歓喜)
あんなにドキドキ電卓叩いてる暇があったら、その時間を文章力の修行に回せばよかったなぁと猛省しています。
宮田愛萌と渡辺祐真によるzine『ミモザvol.2』ができました!
— 渡辺祐真 / スケザネ (@yumawata33) January 13, 2026
存在しない架空の街をテーマに、小説、短歌、論文、地図など様々な作品を、約20人の書き手の皆様にお寄せいただきました。
お値段は2000円!(vol.1の好評を受けて大幅値下げ!)
今週日曜日の京都文学フリマで初売りです。#ミモザvol2 pic.twitter.com/DNtYLLkAOA
実は最近、「近々嬉しいご報告があります!」というツイートを見かけるたびに、「さてはおぬし、ミモザ寄稿者か!?」と身構えていました。
「この人はお茶レベルを軽々と越えてきそうだな〜!」と勝手にライバル扱いし、後日発表された「ご報告」を読んで「そっちか〜〜〜!」と勝手に唸ったりしてました。
いざ答え合わせの場を迎えて、本当にすごい方々とご一緒してしまった……!と改めて震えなおしております。
もし文学フリマ京都に行かれる方がいらっしゃったら、ぜひお手に取っていただけたら嬉しいです。
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これまで私がエッセイを寄稿した、ほかの本もご紹介させてください(ぬかりない宣伝)。
リンクは、それぞれのネットショップに繋がっています。敬称略で失礼します。
2025年
石田薫 絵と文『コーヒー豆のいばしょ』(Sold out)
ウミネコ制作委員会(現 うみ猫書林) 発行『あのころ、ひみつきちで』
2024年
とき子 著『さよならあの日のロッテンマイヤー』
2023年
橘鶫 画集『風語り Vol.1』
とき子 著『にじいろの「はなじ」』
私の本は、こちらです(新しい順)。
ネットショップのほか、私と友だちのとき子さんのユニット「つるるとき子書店」でお求めいただけます。
つるるとき子書店の次回出店は、2月8日(日)の文学フリマ広島8。ブース番号は「う-26」です。
『超人の倒れた家で』(日記本)
『そばぼうろの夫婦』(エッセイ集)
『羽ばたく本棚』(エッセイ集。日本自費出版文化賞入選)
『「お邪魔します」が「ただいま」になった日』(エッセイ集)
『春夏秋冬、ビール日和』(エッセイ集)
私の本を置いていただいている書店さんは、こちら。
営業予定が一番わかりやすいので、リンクはそれぞれのXに繋がっています。
