#828 材料データから考える製造業のマスターデータ管理|第5回|材料マスターと品目マスターは同じものか――取引情報と技術情報の違い
Excel・PDFに分散した材料情報を、設計・調達・生産・品質で活用できるデータ基盤へ
この記事の要旨
「材料マスター」と「品目マスター」は、どちらも材料に関する情報を扱うため、同じものとして理解されることがあります。
しかし、両者の管理目的は異なります。
品目マスターは、主に購買、在庫、生産、原価、会計などの業務で扱う対象を識別するデータです。一方、材料マスターは、材料の規格、材種、化学成分、材料特性、製品形態、状態、適用条件など、材料を技術的に定義するデータです。
同じ技術的な材料から複数の購買品目が作られることもあれば、複数の社内品目が一つの材料定義を参照することもあります。
したがって、両者を無理に一つのレコードへ統合するのではなく、役割を分けたうえで関連付けることが重要です。
本記事では、材料マスターと品目マスターの違い、それぞれで管理すべき情報、両者を関連付ける際の考え方を整理します。
ここから先は
8,184字
¥ 100
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?
