だから今こそ、スタジアムに行こう
試合前なのに、心が躍らない。
試合に集中したいのにできていない。
なにか重苦しい雰囲気に、スタジアム全体が飲み込まれているようにも感じられた。
サポーター同士が互いを監視し合うような、サッカーという試合以外の敵と闘っているような、本当に複雑な感情。
その理由はこれだった。
数日前に一部サポーターの声出し応援問題に対して、Jリーグ側からの強い警告が出された。
繰り返されるようなら、無観客試合や勝ち点剥奪など本当に厳しい制裁が浦和レッズに下されるということだった。
以前から繰り返し、noteの中で指摘してきたことが大きなニュースになってしまい、本当に悲しく感じる。
本来、ファン・サポーターの熱量を高め、熱狂のスタジアムを作っていくことが自分が書きたかったことなのに。

(重々しい雰囲気のスタジアム)
実は、今シーズンが始まる前にこんなことを書いていた…
あらためて、自分のできることを考えてみる
自分ができること。
それは、ファンやサポーターの感情を理解し、熱量を上げ、熱狂のスタジアムをへつなげることである。
自分の最大の武器は、ファン・サポーターの気持ちを理解できる「近くを見る目」と、俯瞰的に世の中の流れを捉える「遠くを見る目」の両方を持ち合わせていることだと思っている。
この2つの目はファンベースを進めていく上でとても大切なものになっている。
開幕まであとわずか・・
2022年、どんなシーズンになるのだろう。
自分は何を書き綴るのだろう。
楽しみでしょうがない。
それと真逆のことを今書いていることが、本当に悔しい。
そして、さらに悔しいこと。
この日の観客数は15,921人。
平日の試合とは言え、圧倒的な観客数を誇っていた浦和レッズサポーターとして、この観客の数はショックだった。
たぶんシーズンチケットの数よりも少ない観客数。
仕事や家庭など、それぞれの個人の事情があるとしても、今回の事件によって、チケットを持っていてもスタジアムに行かなかったサポーターが一定数いたことが伺える。
クラブ側もサポーター側もこの事実をキチンと受け止める必要がある。

それでも、この日の応援は素晴らしかった。
懸念されていた声出しもブーイングも起きなかった。

特に、素晴らしかったことがある。
逆転を許した後のスタジアム全体から
「前を向け!」
「これからだ」
という想いをのせた、大拍手が起こった。
声は出せないけれど、熱い想いを伝えられる。
共に闘おうとする。
これこそが、浦和レッズサポーターの本当のチカラだと思う。

試合は、その後同点に追いつき、圧倒的に攻めながらも引き分けに終わった。
優勝という2文字がかなり遠くなり、逆に降格圏との差が縮まるということとなった。
あと一歩、ゴールまであと数センチのところがどうしても届かない。
本当にもどかしいし、苦しい状況になっている。

こんな時こそ、サポーターのチカラが欲しい。
声が出せない状況だからこそ、熱い拍手が欲しい。
これから、本当に暑い季節になる。
スタジアムを駆けまわる選手たちを励まし、勇気づけるのはサポーターの応援でしかない。
だから声を大にして言いたい。
「今こそ、スタジアムに行こう」
こちらのマガジンでは、熱狂のスタジアムをつくるためのファンの大切さを書き綴っています。
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