【つながる旅行記#446】御本宮からの景色を楽しみつつ、『船の科学館』と『金陵の郷』を巡る【ため池】
前回は『笑顔元気くん』に出会ったり、こんぴらさんの御本宮を間違えたりしつつ、色々あって奥社へ行けないことにちょっと安心した。

では景色を楽しんでから下りるとしようか。
おや、あの富士山みたいな山は……!?

そう、あれは丸亀に行ったときにも度々登場して楽しませてくれた『飯野山』である。
こんぴらさんからでも、こんなによく見えるんだな……!


そして香川県に大量にあるのが『ため池』である。
香川といえば水不足でうどんが茹でられなくなるイメージがあるが、昔から降水量の少なさなどによる水不足に悩まされてきた香川では、多くのため池が作られたのだ。

そんな香川県には、日本最大の灌漑用ため池である満濃池(まんのういけ)が存在するのだが、これが作られたのはまさかの西暦700年頃だという。
しかし作られてから約120年後の818年に、満濃池の堤防は決壊してしまった。
そんな一大事に修築工事を任されたのが、讃岐国(現・香川県)出身の弘法大師・空海だったという。
まさに『国家レベルのヒーローである空海が地元に戻ってきて、自分たちのために最新技術を使ってくれる!』という展開なので、そりゃ労働者も集まるし、やる気も出たことだろう。
そう考えると、昔の仏教は多方面で人々を救っていたんだなって……。
なお、香川県のため池の数は1万4619カ所もあるのだが、実は『ため池の多さランキング』では3位だったりする。
では2位はどこかというと、広島県の1万9772カ所だ。
そして日本で一番ため池が多いのは、まさかの兵庫県である!
その数は実に2万4400カ所だそうで、神戸の都会なイメージしかない自分としては、驚きを隠せない……!

https://www.inamino-tameike-museum.com/hyogo-pond/within-the-prefecture-pond/national-ranking.html
試しに兵庫県をGoogleマップで見てみると……?

いやこうしてみると、確かに多いな!
まさか神戸や姫路以外は、こんな風景が広がっていたとは……。
なおランキングに瀬戸内海の県が多いのは、この辺りが少雨気候だから。
現代人としては、晴れが多いのは素晴らしいことだと思うわけだが、ダムを活用した水の確保もできなかった昔の人にとっては、少雨は命に直結する悩みだったんだろうな……。
うーむ、土木技術の発展に感謝だね!!

さて、なにやら盛大にため池に思いを馳せてしまったが、そろそろ下りていくとしよう。
そうそう、しっかり御本宮で『幸福の黄色いお守り』は買いましたよ!

なお、こんぴらさんのお守りのラインナップには、奥社までたどり着いた人限定の『天狗のお守り』というものがある。

だが前回の看板にあったように、現在(2017年当時)は参拝道の崩落で奥社へ行くことができない。
そのため例外措置として、今なら天狗のお守りも御本宮の売り場で買えてしまう状態になっているのだ。
……まあでも、それはちょっと違うよなと。
やはりこの天狗のお守りは、自分でしっかり奥社まで行ってゲットすることに意味があると自分は思う。
ここはひとつ、いつかまたこんぴらさんに登った時に、今度こそ奥社まで行って天狗のお守りを買うということを目標にしようじゃないか……!
(いや、本気でいつになるかわからないけども)

(本来は帰るときに寄るものらしい)





さて、行きでは苦しめられた階段を軽快に下りて、『海の科学館』に到着である。

絵馬堂で見かけた『流し樽』の復習もしつつ、さっそく中へ。




いや、自分の撮影した写真がなさすぎて全然紹介できやしないのだが、ちゃんと船や海に関する展示は色々ありますので!!↓


では、ついでに『金陵の郷』にも寄っていこうか。
アルコール耐性がなさすぎる自分としては、日本酒は非常に遠い存在なのだが、酒が飲めなくても知識はゲットできるからね!

中に入ると、巨大な酒瓶と枡がお出迎え。
この量を自分が飲んだら即死である。
(いや自分じゃなくても無理か)

おお、まさかのこんなところに太いクスノキが……!
鎌倉時代から存在したそうなので、樹齢は700〜800年といったところか。
金毘羅信仰には修験道天狗信仰があるそうで、『人々の災難を救ってくれた天狗が象頭山(こんぴらさんのある山)に帰る前に、この楠で休んでいった』という伝説があるそうな。
(天狗って人々を災難から救ってくれるものだったのか……)


ところで金陵(きんりょう)についてまったく知識がない自分なわけだが、展示を見てみるに、金陵は金刀比羅宮に御神酒を納めている醸造元だそうだ。


そしてたまに酒屋などで見かける酒林(杉玉)だが、なんと丸以外のバージョンも存在したらしい。
昔は杉の葉を束ねただけのものを飾っていたそうなのだが、それが江戸時代辺りから形にこだわって差別化することが増え、今の丸い形になったそうな。
また、自分は杉玉には枯れたような茶色いイメージしかなかったのだが、酒造ではまだ緑色の杉玉が飾られていることがあり、それは『新酒が完成したことを知らせている』のだという。
へぇ……!

ちなみに、なんで杉の葉を束ねたものを吊るすのかというと、お酒の神様である大神神社(三輪明神)の影響があるそうだ。
大神神社(おおみわじんじゃ)では三輪山という山を丸ごと御神体にしているのだが、三輪山では杉を神木として扱っている。
そして杉は、酒造りに関わる各種道具の材料にもなる重要な木でもあるのだ。
いやはや、物事にはしっかりと理由があるんだなって。

そんなこんなで、こんぴら参り完了である。
あれこれ楽しみつつも、やり残したこと(奥社)もあるので、これはいつか再訪する場所になったな……!




さて、善通寺駅に戻ってきました。
まだ日没まで時間もあることだし、この辺りの観光でもしよう。
とはいえ連日の徒歩移動のせいか、さすがにもう足が厳しいな……。
……おや?


レンタサイクルが100円だと!?
観光地ではまず見ない圧倒的安さだが、これは魅力的!!
疲れ切って徒歩が無理になっても、自転車に切り替えると意外といけちゃうというのは、過去に経験済みだ。
よし、ここからは自転車に切り替えて善通寺市を巡っていくぞ!
次回へ続く!!
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