『蒼き記憶と魔法の契り 〜空色の髪と銀の魔導士〜』55話
第55話 新しい顔ぶれ
研究所での二日目の朝、居住区の廊下はまだ静かだった。
部屋のドアを開けると、ちょうど向かいの部屋からカイルが出てくる。
「おはよう、リナリア」
「おはよう。……同じ棟だったんだね」
「そうみたいだな。これから顔合わせらしい」

二人並んで食堂へ向かうと、窓から朝の光が差し込み、研究所の中庭がよく見えた。
その向こうに、青いドーム屋根の本館がそびえている。
◇
本館の会議室。
長い机の先に、白髪交じりの落ち着いた男性が座っていた。
「ようこそ、魔導研究所へ。私は所長のローレンス・グレイだ」
穏やかな声だが、その眼差しは鋭い。

左隣の女性が軽く手を振る。
「セシリア・ハートフィールド。魔導生物部門の主任よ。幻獣や魔獣のことなら大体私の担当」
頭には研究用のゴーグル、口元には人懐っこい笑み。

さらに、背の高い男が一歩前に出た。
「ダリオ・ベネット。警備部門主任だ。研究所の防衛と実戦訓練を見ている」

灰色の瞳がカイルをまっすぐ射抜く。
「お前、試験の記録を見た。……訓練場で会おう」
カイルは少し口元を引き締め、頷いた。
◇
顔合わせが終わり、部屋を出ようとした時、ユノがリナリアたちの後ろを通った。
「副館長、次の外勤の準備は?」と職員が尋ねる。
「……古い知り合いに会いに行く。少し森の方へ」
何気ないやり取りだったが、その声にリナリアは首を傾げた。
――古い知り合い?
胸の奥に、小さな好奇心が芽生えるのを感じながら、彼女は歩き出した。
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🕯️登場人物
リナリア・フィオーレ 17歳
空色の髪を持つ少女。研究所に加わり、新しい役目を担う。
カイル・ヴェルナー 17歳
栗色の髪の青年。努力家で仲間思い。実戦力を主任に見込まれる。
ローレンス・グレイ
魔導研究所の所長。落ち着いた物腰と鋭い眼差しを持つ。
セシリア・ハートフィールド
魔導生物部門主任。人懐っこく、幻獣研究の第一人者。
ダリオ・ベネット
警備部門主任。武人肌で若者を鍛えることに情熱を注ぐ。
ユノ・アストレイ 26歳
銀髪人狼の副館長。リナリアたちを注視しつつ、外勤の準備を進めている。
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※この物語は作者(tukito55)のオリジナル創作です。
AI(ユノF/ユノ・フォレスト)と共に物語を紡ぎ、文章を整えています。
登場人物や世界観は作者の発想から生まれ、ユノはそれを形にする大切な相棒です。
※「星降る森のアトリエ」シリーズとは異なる世界観のストーリーです。
