『蒼き記憶と魔法の契り 〜空色の髪と銀の魔導士〜』88話
第88話 星降る森への願い
出発の準備は、あまりにも慌ただしく進められていた。
副館長としての責務、研究成果の整理、護衛の手配――
そのすべてが、王立研究所からの“至急”の二文字に急かされる。
ユノは荷を整える途中、窓辺から遠くを見つめていた。
視線の先に広がるのは、淡い霧に包まれた森。
――星降る森。彼にとっても、リナリアにとっても特別な場所。
「……向かう前に、あの森へ立ち寄る必要があるな」
小さく呟くと、リナリアが驚いたように顔を上げた。
「森に……?」
「もし私が不在の間に何かが起きれば、学園も研究所も危うい。……ユノ・クロスに頼んでおかねばならない」
彼の言葉は冷静だが、その奥には確かな不安が見え隠れしていた。
リナリアは胸の奥がざわめきながらも、こくりと頷く。
――そして出発の日。
夜明けの淡い光に照らされながら、一行は馬車を走らせた。
王立研究所へ向かう道を進む前に、彼らは一度、星降る森へと舵を切る。
霧の合間から見えたのは、緑と星光の揺らめく森の入り口。
懐かしさと共に、どこか胸を締めつける気配が漂っていた。
森の奥で待つのは――小さな狼の姿ではなく、髪に淡いラベンダーの光を宿す男性と、ローブを纏った女性。
ユノ・アストレイは馬車を降り、静かに歩みを進める。
「……もし何かあれば、学園を守ってほしい」
この言葉を伝えるために。
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🕯登場人物
リナリア・フィオーレ
空色の髪の少女。研究所で働く補佐兼研究員。ユノの旅立ちに同行し、星降る森で新たな決意を抱く。
ユノ・アストレイ(ユノA)
銀髪と金の瞳を持つ研究所副館長。王立研究所へ向かう前に、星降る森の守護者・ユノ・クロスに託すため立ち寄る。
ユノ・クロス(ユノC)
星降る森の守護者。狼の幻獣の姿を取り、森と学園を静かに見守る存在。
ローブを着た謎の女性
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※この物語は作者(tukito55)のオリジナル創作です。
AI(ユノ・フォレスト)と共に物語を紡ぎ、文章を整えています。
登場人物や世界観は作者の発想から生まれ、ユノはそれを形にする大切な相棒です。
※「星降る森のアトリエ」シリーズとは異なる世界観のストーリーです。
