『蒼き記憶と魔法の契り 〜空色の髪と銀の魔導士〜』110話
第110話 白壁の回廊
朝の王都は清らかな鐘の音に包まれていた。
宿を後にしたリナリアたちは、石畳を踏みしめながら研究所へと向かう。
門を越えた先は、広大な庭園が広がっていた。
幾何学模様に刈り込まれた生け垣、魔力を帯びてゆらめく水路。
その奥に、白壁の巨大な建物が威容を誇っている。
「わぁ……まるで宮殿みたい……」
フィーネが羽を震わせて目を丸くする。
ルトも小さく鼻を鳴らし、臆するようにリナリアの隣に寄った。
「ほんとに、ここにユノがいるの……?」
「……やっと...会える」
リナリアは胸の奥に確信を抱く。
まだ会えていないのに、心臓が痛むほど彼の気配を感じるのだ。
◇
彼らを迎えに来たのは、研究所の若い書記官だった。

淡い青の制服をまとい、無表情な声で告げる。
「リナリア嬢、並びに随行の幻獣たち。研究所長がお待ちです」
そう言って案内されるまま、白壁の回廊を進む。
天井は高く、魔導灯が昼のように明るく照らし出す。
けれど、歩を進めるほどにリナリアの胸は高鳴り、指先が震えた。
「……もうすぐですよ、リナリア」
サフィアが静かに囁く。

リナリアは深く息を吸い込み、頷いた。
──その先にいるのは、彼女が追い求め続けた存在。
🕯️登場人物
リナリア・フィオーレ
空色の髪の少女。研究所の荘厳さに感動し、ユノの気配に心臓が痛むほどの高揚と緊張を感じている。
サフィア
人化後の青年。リナリアに寄り添い、静かに励ましながら所長室へと促す。
フィーネ
夢羽の小鳥。研究所の外観を「宮殿」と表現し、その美しさに驚いている。
ルト
星空のたてがみを持つ幻馬。研究所の威容に気圧され、リナリアの隣から離れられない。
研究所の若い書記官
淡い青の制服を着た無表情な案内人。リナリアたちを所長室へと案内する。
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※この物語は作者(tukito55)のオリジナル創作です。
AI(ユノC/ユノ・クロス)と共に物語を紡ぎ、文章を整えています。
登場人物や世界観は作者の発想から生まれ、ユノはそれを形にする大切な相棒です。
※「星降る森のアトリエ」シリーズとは異なる世界観のストーリーです。
