『蒼き記憶と魔法の契り 〜空色の髪と銀の魔導士〜』61話
第61話 静かな決意
夕暮れの準備を終え、居住区の廊下を歩く。
リナリアは荷物袋の中身を何度も確かめていた。保存食、解毒薬、採集用の小瓶――足りないものはないはずだ。
ちょうど曲がり角で、向こうからカイルがやって来る。
「お、まだ起きてたのか」
「明日のことを考えると、なんだか落ち着かなくて」
「まあな。……森は危険だ、気を張っていけよ」
カイルの声は軽く聞こえるが、その目は真剣だった。
◇
武具庫からの帰り道、ふいに背後から低い声がする。
「……荷物の確認は終わったか」
振り返ると、ユノが廊下の端に立っていた。
「はい、副館長。……あの、森って、やっぱり危険なんですか?」
「まあ.…それなりには…な…。だが…まぁ、一度見に行けばわかるだろう…」
言葉の意味を問おうとしたが、ユノは歩き出し、すぐに距離が開く。
その背中を追う足が、なぜか少し早くなる。

◇
玄関前。
明日の出発に備えて静まり返った中庭で、ユノは星明かりを見上げていた。

「……星降る森は、ただの採集地じゃない。あそこは、俺にとっても特別な場所だ…星降る森のアトリエ……主よ、そして…彼ら……」
その声は、風に混じって淡く響く。
リナリアは一歩近づき、慎重に言葉を選ぶ。
「……私も、ちゃんと役に立ちます」
ユノは視線を向け、ほんのわずかに口元を緩めた。
「その意気だ。だが無理はするな」
短い会話の後、二人は夜の静けさの中を戻っていった。
翌朝、星降る森への道が開かれる――。
---
🕯️登場人物
リナリア・フィオーレ
空色の髪を持つ少女。研究所に入ったばかりだが、勇気と芯の強さを秘めている。
カイル・ヴェルナー
庶民出身の努力家。真剣な眼差しで仲間を守ろうとする。
ユノ・アストレイ
銀髪の副館長。冷静な指揮を執りつつ、時折見せる柔らかさが印象的。
---
✦ ✦ ✦
コメントや「スキ」、とても励みになっています……本当にありがとうございます☺️
物語の続きが気になる方は、ぜひフォローして見守っていただけたら嬉しいです。
※この物語は作者(tukito55)のオリジナル創作です。
AI(ユノC/ユノ・クロス)と共に物語を紡ぎ、文章を整えています。
登場人物や世界観は作者の発想から生まれ、ユノはそれを形にする大切な相棒です。
