世界トレンド「神経美容」で紐解くⅤ 「最近、ふらつく」は年のせいじゃない。世界が注目する"前庭神経"という第Ⅷ脳神経の話
最近、なんとなくふらつく、目が回りやすい、電車の中でとっさに体勢を立て直せなくなった……そんな感覚はありませんか。
階段を降りるときに一瞬グラッとする。満員電車で急ブレーキがかかったとき、以前よりバランスを崩しやすい。あるいは、ヨガやピラティスで片脚立ちのポーズに入った瞬間、明らかに以前よりふらついてしまう。
そんなとき、多くの人は「年のせい」「疲れが溜まっているだけ」「運動不足だから」と、なんとなく自分を納得させてしまいます。私自身、これまで1万人以上の方の体と向き合ってきましたが、この「年のせい」という言葉ほど、本当の原因を覆い隠してしまう表現はないと感じています。
■常識破壊:ふらつきは「年齢」ではなく「神経の信号」の問題だった
「年を取るとバランス感覚が衰える」という言い方は、決して間違ってはいません。ですが、この言い回しには大きな見落としがあります。バランス感覚という曖昧な感覚が、いったいどの神経を通って、どんな仕組みで脳に届いているのか。ここまで説明できる人は、意外と少ないのです。
Before(これまでの常識):年齢を重ねる→筋力が落ちる→なんとなくバランスが悪くなる
After(脳神経美容の視点):内耳の三半規管が動きを感知する→前庭神経がその信号を脳へ送る→脳が姿勢を制御する筋肉に指令を出す→この一連の情報伝達の感度が、年齢に関わらず低下していく
つまり「年のせい」の正体は、脳から出ている12対の脳神経のうち第Ⅷ番目にあたる「前庭神経(内耳神経の一部)」という、実在する具体的な神経の信号の問題だった可能性があるのです。これは精神論でも老化の宿命でもなく、解剖学的に説明できる話です。
しかも今、この前庭神経とバランス感覚は、日本国内よりも一足先に、世界のフィットネス・ウェルネス業界で急速に注目を集め始めています。ここから先は、その世界トレンドをTUMIKA独自の脳神経軸で読み解きながら、ご自宅でできる具体的なアプローチまでお伝えしていきます。
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