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【オケカツ!】仙台楽しすぎワロタ記【牛タンとずんだ】

 3月20日(木)早朝。昨夜は風呂に浸かったけれど何となく自分の体臭が気になって、取り急ぎシャワーだけ浴びる。熱湯に身体を晒しても、なんだか目が冴えない。事前に着る服が決まっていて本当に良かった。6時前の高速バスに乗って空港へ向かい、保安検査も混んでいなかったので陸を離れる時間までかなり余裕があった。図書館で借りた『春期限定いちごタルト事件』を読む。でも眠気が邪魔をして集中できず、序盤で栞を挟んで中断した。

 いざゆかん仙台へ。産まれて初めての東北地方への旅行、なんだか未だに実感が湧いてこない。飛行機を降りたら、全く知らない土地にいるのだという感覚が久しぶりすぎて、なんだかふわふわしている。それでも飛行機は定刻通りに出発し、本当の意味で地に足の着いていない私の脳と思考は、思いの外揺れるフライトへの恐怖で強制的に目覚めさせられた。仙台空港に着く頃には、わりとHPが削れていたと思う。

 空港から直通のアクセス線に乗って、仙台駅へ。車窓から風景を眺めると、本当に失礼ながら「都会に来た」という感じがしなかった。羽田空港から出た時の周囲のビルの高さにおののいた十年くらい前の記憶とは印象が全く異なっていて、時折見かける地元によく似た風景に、つい仕事のことを思い出してソワソワする。この悪癖には一泊二日の折ずっと悩まされることになるのだけれど、ポジティブな話だけをしたいのでここでは書かない。

 紆余曲折あり、10時頃に仙台駅に到着。さすがに仙台ともなれば人の往来も激しく、天候に恵まれたこともあり、ようやく気持ちが遠征モードに入ってきた。フォロワーとも合流し、ギアが上がってくる。


仙台、人が良すぎ問題

 ここからは、フォロワーにおんぶに抱っこの状態。仙台旅行経験のある頼もしい背中についていくだけで、仙台の醍醐味をたくさん味わうことが出来た。こういう大人になりたい。

 まずはお腹を満たそうとなって、目当てのお店に向かうまでで驚いたのが、地下鉄に「一日乗車券」があること。これを買ってしまえば終日乗り放題というやつなのだけれど、注目すべきはそのお値段。調べて知ったのだけれどなぜかこの券、土日祝の方が安いのである。これは遠征民も地元民にも大変優しいサービスで、その恩恵に図太くあやからせていただいた。

https://www.kotsu.city.sendai.jp/fare/waribiki.html

 仙台に来たら牛タン、死んでも牛タン、と事前の打ち合わせで騒いでいたように、お店へ直行。今回お邪魔したのは「牛たん料理 まさ」様。地下にあるこじんまりとしたお座敷には、開店前に辿り着いたはずなのに二組ほど待ちのお客様がいて、自分たちを含めてほとんどの席が埋まってしまった。このタイミングで来られたのは本当に幸運で、食べながらたくさんの人がお店を訪れ、満席と知り撤退していく方をたくさん見かけていて、何かボタンをかけ違えていたら我々もそうなっていただろうから。そしてこの牛タンにありつけたことが、この仙台旅行最大のトピックの一つになったから。

写真が下手。

 最初にいただいたのは「タンのたたき」。たたきでいただくのは初めてだったけれど、箸で挟んだ時の肉厚さに、思わず心踊る。口に含んで、一噛み、二噛み。ずば抜けて美味い。歯ごたえ抜群で噛む度に旨味が舌を刺激する。中途半端に咀嚼することを身体が拒み、本当の意味で噛み締めて飲み込み、次へ箸が伸びる。大皿にもられたたたきを一心不乱に、三人でペロリとたいらげてしまって、この時点で朝の飛行機に耐えた価値があったと胸を撫で下ろす。

右上は焼酎。これでシラフは耐えられなかった。

 で、本題のランチ定食。ご飯、塩焼き、(写真に入り切らなかったけれど)テールスープが運ばれてきて、煮込みのようなものが一枚置かれた。あ、間違って頼んでないのが来ちゃった💦と思った束の間、煮込みの皿がもう二人分置かれたことで「これが適正」だと示されて、心の中で大横転。こちら、時間限定のランチサービス定食なんですけど、このボリュームで1,400円なんですよ

 最初に塩焼きを一口。うんまァ〜〜〜〜い😀😀😀 先程のたたきとはまた違った味わいと余韻がたまらなく食欲をそそり、米と焼酎を口へ運ぶマシーンへと化す。牛タン、漬物、米、焼酎。永久機関が完成しちまったなアア~!!とデンジくんが叫ぶ。

 しかし特大のサプライズはこの煮込み。牛タンの煮込み、仙台では当たり前なのだろうか、地元では中々に味わえない一品。口にいれると、なるほどソースはデミグラス風味で、塩焼きと交互に食べると飽きが来ないようになっている。そして煮込みなので、牛タン特有の歯ごたえと、ホロリと口の中でほどけるような食感が両立していて、こんなの食べたことがない!と大パニック。写真だと分かりづらいんですけど、煮込みの一個一個が大きくて分厚くて、満足度が半端ではないのですよ。来て早々、どデカい歓迎を喰らいました。

 して、お店を出る際に「次来た時のためにメニューを……」と写真を撮って気づいたんですけど、通常時の定食とランチのサービス定食を比べると、後者の方がメニューが多いのに、金額が安いんです。これを受けて「仙台は人が良すぎ」「仙台は算数が苦手」と褒めてるんだか罵倒してるんだかわからない文言が飛び出しました。ごちそうさまでした。もう少しお値段上げても誰にも怒られないと思います

仙台のギャルになる

 一日乗車券の恩恵を受け、仙台駅に戻る。駅から出た風景が『カリギュラ2』の興玉駅前のそれとほとんど一緒だったので、それで一笑い。本命の開場時間まで余裕があったので周辺を歩き回り、経験者お二人が次に狙うは「ずんだシェイク」なる名物。そういえば、エスカレーターに乗っていると、向かいの女性たちが5人連続で緑色のカップを持っていて、つまりこれは「仙台のスタバ」であり、この地で若者仕草をするのなら必須のアイテムなのだと理解しました。

 こちらがずんだシェイク。これまた一口飲んで、困惑。今まででこれに類する味を、嗜んだことがない。豆の青臭さと塩気と、シェイク特有の甘みのベストマッチ。なんだこれ?と形容する言葉を探そうとして一口二口と飲んでいく内に、虜になっていく味わい。なんだこれ、よくわからんけど美味い。

 公演前にお腹が痛くなるのを防ぎたくてレギュラーサイズにしたのだけれど、許すことならもっとデカいサイズで飲みたかった。というか地元に帰った途端、真っ先に恋しくなった味はコレだったんですよね。次食べられるのいつになるだろうか……。

『オケカツ!』に号泣

 ずんだシェイクの余韻冷めやらぬまま、「仙台銀行ホール イズミティ21 大ホール」へ移動。今回の旅行の大本命たる『オケカツ!』の現場が、こちらなのでした。

 会場前には、すでにフアンがズラリ。配信ではない生の現場への参加は2023年12月の『アイカツフレンズ!一緒に来たね5周年!! Fan meeting』以来なので、アイカツ!を愛する者しかいない会場の雰囲気は久しぶり。男女問わず幅広い年齢層の方が集っていて、改めて作品の根強い人気を(後追い勢として)実感しました。

 こちら、席を割り当てていただいた方のド幸運に恵まれ、私の座席は前から二列目という良席。オーケストラの音の圧を肌で感じるのは勿論、歌唱担当の皆様をこれまでの人生で最も近い位置で拝見することが出来ました。皆さん、お顔がちいちゃくないですか……??しかしそのキュートな印象からは一見程遠いようなパワフルなパフォーマンスに、二時間やられっぱなしになるとは、まだ思っていなかったのです。

 執筆時点で公式からセットリストが開示されていないのでここでは全曲への言及は避けますが、休憩を境に前半と後半に分けるとしたら、前半のMVPは間違いなく伊達花彩さん。仙台での公演でこの人がいなきゃ嘘でしょ!という期待に応えるように、イベントのビジュアルやグッズもハナ推しで、会場アナウンスも伊達さん=ハナが担当。当時と遜色ない演技で、ハナがここに“いる”と思わせてくれたことに、開始時点でもう満たされてしまう。

 無印『アイカツ!』の名曲たちからバトンを渡され、『プラネット!』のコーナーへ。慣れ親しんできた二曲の先に待っていたのは、『Bloomy*スマイル(歌唱:伊達花彩)』。二年前の「ミュージックフェスタ FINAL」で涙を見せてしまった彼女の、堂々とした元気な歌唱は、会場に笑顔の花を咲かせてくれました。デミカツもそうなんですけど、「俺達はプラネット!のこと忘れてないけど、お前は?」って公式がしてくれるの、本当に嬉しいんです。ずっと涙が止まらなかったなぁ。

 その涙が引っ込む間もなく、『スターズ!』は『STARDOM!』⇛『裸足のルネサンス』⇛『ドリームステージ☆』の強烈な三連コンボ。『ドリームステージ☆』を生で聴いたのは初めてのことだったし、花那さんがずっとキラキラしていたし、オーケストラで聴くルネサンスは美しいとか格好いいとかじゃなくて“強い”だったので、もう大満足。そのまま休憩20分へと移行し、両隣の人と「セトリ考えた人が気持ちよくなっちゃってる」と言い合ってました。

 休憩を挟んで、「あ、まだスターズ!やりますよ」と言わんばかりに突如鳴る四ツ星学園のテーマ。しかも本当に油断ならないのは、このスターズの劇伴メドレーを『みんなとの絆』で〆たこと。そんな、そんなことされたらォタクくんわ。。。ょゎぃ。

 しかも休む間も与えられず続くのは『Dreaming bird』⇛『絆 ~シンクロハーモニー~』⇛『硝子ドール』⇛『永遠の灯』のメドレーで、またセトリ担当が気持ちよくなっちゃってました。今日ここにななせさんがいてくれたらオケ歌唱という最強の『Dreaming bird』が聴けたのになァ、という気持ちも過ぎりましたが、明けての「ここからはあかジェネ10周年コーナーですよ」のアナウンスから一曲目が『いばらの女王』だったのでヒィ言いました。

 そこからは、これまた初めてお目にかかれた『Passion flower(歌唱:天音みほ)』で、珠璃ちゃんが仙台に降臨したのをハッキリと目撃。続いて、るかさんが「あの衣装」で登壇された瞬間に死を覚悟した『START DASH SENSATION』で、何度も天を仰ぐようにして涙をこらえようとして、それも出来ぬままずっと泣きじゃくっていました。オケの音に負けない力強さと、それを笑顔で歌いきったお姿に、大空あかりの息吹を感じてしまい、やっぱりこの曲には勝てないと改めて痛感しました。

 最後は『SHINING LINE*』と『MY STARWAY』で、その編曲(どこに『SHINING LINE*』の旋律を挟むのか)が粋で泣かせてくれました。初めてのオケカツ!、大満足。とご挨拶して終わるところで、伊達花彩さんが「明日(3/21)が二十歳の誕生日」であることを話した瞬間、楽団の皆様がハッピーバースデーを演奏し、かなさんが舞台袖からケーキを持ってくるというサプライズで、会場全体で10代最後の日をお祝いできました。これに参加させていただくなんて、なんと光栄なことなんでしょう。さっきまで号泣していたのに、すぐ笑顔に戻れました。こんな大きな会場で歌う彼女が、まだ二十歳ですらなかったなんて、改めて驚くばかり。

 ずっとずっとこの幸せの中にいたいな、という想いのまま、公演はアンコールへ突入。オープニングを飾った『芸能人はカードが命』で〆、オシャレだなぁと思った矢先に、なんと演奏はメドレーで『SHINING ROAD』『カードもともだち!』『みんなも一緒にミラーイン☆』と、歴代のフィッティング曲が続く。フアン特攻にも程があるメドレーは、最後までしっかりと「プラネット!を仲間外れにしない」ことを刻み込んでくれました。引っ込んだ涙が再登板するのも避けられず、アイカツ!愛に満ちた二時間を真正面で受け止められたことに、シリーズを追ってきてよかったと、またしてもこれまでの自分を丸ごと肯定してくれたような時間でした。ありがとうございます、を何回言っても、たぶん足りないくらい。

水族館で高松燈さんの気持ちになるですよ。

 明けて、3/21(金)の朝。朝っぱらからレギオンのS.H.MonsterArts発売の一報でタイムラインが大騒ぎしていて、あまりのタイムリーさに笑う。

何気なく撮った一枚。

 ホテルをチェックアウトし、駅へ向かっていると、出勤途中の皆様の背中を追って歩くことになる。今日は平日で、自分は仕事を休んでいる。その状況に優越感を得られるほど自分は図太くなくて、ずっと仕事が気になってソワソワしだす、損な性格をしているな、とこの度思う。

 フォロワーと合流して、向かうは「仙台うみの杜水族館」さんへ。仙台の観光スポットを調べながら通話していた際、水族館がある、と聞いて行きたい!と熱望したのは自分で、それも自分が水族館に行った経験がほとんどないから。幼少期に行ったらしいんですけど、記憶がないんですよね。というわけで、ここも念願の立ち寄りスポットに。

風が強くて寒い。

 季節が春休みということもあってか、親子のお客様が大勢いて、開館時点でかなり賑わっていました。展示内容を調べずにお邪魔したのだけれど、暗い照明と大きな水槽を見た時、あぁ、来てよかったなぁと思いました。これをずっと眺めている間少し無心になれるというか、俗世間のことを考えずにいられるんです。燈ちゃんが水族館が好きな理由、これだったのかと。

悪いオタクなので【ゆらゆらアクアリウム】大崎甘奈のマネをしていた。

 子どもたちの邪魔にならないように展示を眺めて、深海魚や爬虫類、リスまでをもフォローする館の手広さに圧倒され、イルカとアシカのショーはその跳躍力で会場を湧かせ、ペンギンさんのよちよち歩きを見ながらホッコリして、幸せな時間を過ごしました。

 ちなみにこちらの水族館、年パスが入場料二回分という破格のお値段で、昨日に引き続き「仙台は算数が弱い」「仙台は利益を得すぎると怒られが発生する」という文言が自然と出てきました。

腹を満たしてバイバイ仙台

 水族館から再び駅周辺に戻り、昨日の「雅」さんを訪れるもやはり人気店というだけあって今回は入れず、別のお店で牛タンをいただくことにしました。

我慢できずとろろをトッピング。
日本酒もいった。

 今回お邪魔したのは、仙台駅の側にある居酒屋「牛たん 直」さん。昨日の「雅」が煮込みという飛び道具(個人の感想です)なら、ここはスタンダードを極めた印象で、それでいて地元では中々お目にかかれない味噌味もあって、こりゃ嬉しいわいと食べ比べの定食をいただきました。店長さんの接客もとにかく気持ちが良かったです。

 塩は定番で盤石の美味しさで、味噌は焦げ目の香ばしさと合わさってとにかく米に合う!でも本当の伏兵は皿にひっそりと盛られた南蛮みそ漬け。青唐辛子を味噌に漬け込んだというそれは、試しに単体で食してみると、辛さが後を引いてとても食べ続けられない。がしかし、とろろご飯と一緒に食べると辛さが和らいで、奥深い味が見えてくる。最初からご飯とセットで食べることを前提とした辛さだったのか!とわかると、これがまぁご飯がススム君。牛タン、ご飯、南蛮漬け、ご飯のセットで、際限なく酒が旨くなっていく。これが仙台の晩酌スタイルなのだろうか。ズルすぎる。なんでこんな旨いものを隠してたんですか桃香さん。心の中で井芹仁菜が怒りだす。

 牛タンで腹を満たしすぎて、気になっていたそばや笹かまにありつけはしなかったものの、甘いものは別腹♡なのでずんだシェイクをもう一杯。本当にクセになる味というか、正直申すと地元に帰って一番恋しくなったのは、この味でした。伊達花彩さんもこれを飲んで大きくなったのでしょうか。

 そうしている間にタイムアップで、フォロワーと別れて空港に戻ることになりました。お土産を買い、荷物を膨らませて、フライトへ。写真を見返したり、オケカツ!のプログラムを読み返したりして、思い出を反芻していました。フォロワーとの再会やオケカツ!会場での思わぬ出会い(隣席の方がずっとフォローしてくださっていた方だった)に包まれ、お腹を満たされ、水族館が一時の癒やしを与えてくれた。たくさんのものを受け取って、素直にまた来たいな仙台、と思いました。これからはレギオンくんのこと、絶対に許しません。

 ちなみに、帰りの飛行機もそれはそれは大きく揺れて怖かったので、次は新幹線とかで来たいと思います。オケカツ!次回公演、よろしくお願いします……ネッ!!

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