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問題行動ではなく、サインだった

― 困らせる行動の裏で、困っていたのかもしれない ―


「やめてほしい」と思う行動ほど、
本当はその奥に理由があるのかもしれない。

私は最近、それを猫に教わった。

落ち着きがなくて、
いつもと違う行動が増えて、
「なんでそんなことするの〜」
「やめて〜」
と思うことが続いていた。

正直、ちょっと“問題行動”として見ていた。

でも、動物病院に連れて行って、
身体の不快感や違和感が背景にある可能性が見えてきた時、見え方が変わった。

問題だったんじゃなくて、
サインだったのかもしれない。


行動だけを見ると、困らせているように見える。

でも、その行動はもしかしたら

「なんか変なんだよ」
「しんどいんだよ」
「気づいてほしい」

という表現だったのかもしれない。

ただ、言葉じゃないだけで。


思えば、人でも似たことがある。

荒れる。
反抗する。
黙り込む。
距離を取る。
やたら攻撃的になる。

“問題”として扱われやすいものの中に、
実は困りごとや苦しさが隠れていることがある。

思春期なんて、まさにそうかもしれない。


面白いのは、困り方ってみんな違うこと。

外に出る子もいる。
内にこもる子もいる。

うちの猫達でも違う。

不快感があると、行動化するタイプもいれば、
逆に静かに隠れて動かなくなるタイプもいる。

同じしんどさでも、出方が違う。

ここを見落とすと、
「問題がある子」と
「手のかからない子」
みたいな見え方になってしまうこともある。

でも、本当はどちらもサインを出しているだけかもしれない。


今回おもしろかったのは、
不快感への対応が収まったら、
いわゆる“問題行動”はかなり落ち着いたこと。

これ、私には答え合わせみたいだった(笑)

ああ、やっぱり行動そのものが問題だったんじゃなくて、
背景だったんだなって。

行動を止めることより、
背景を見ることのほうが、本質だった。


もちろん、全部の困った行動に意味づけしすぎる必要はないと思う。

ただ、

「これは何のサインかもしれない?」

と一度見てみるだけで、関わり方は変わる。

叱るしかなかったところに、理解が入る。

矯正しかなかったところに、観察が入る。

これは結構大きい。


私は今回、
「問題行動」という言葉そのものが、少し変わった。

それは“困らせる行動”じゃなくて、

『 困っている側から出てくるサイン 』

と見えることがあるんだと知った。


もし誰かや何かの行動に振り回されている時、

「やめさせる」より先に、
「何を伝えてるんだろう」と見てみる。

その問いが、案外いちばん地図になるのかもしれない。


まとめると

  • 問題に見える行動が、サインであることはある

  • 行動だけでなく背景を見ると意味が変わる

  • 荒れる・黙るなど、サインの出方は人それぞれ違う

  • 矯正より観察が効く場面もある

  • 「何を伝えているのか?」という問いが、関わり方を変える


▶ 次に読むなら

 (流れで理解を進めたい人)
 👉 優しさと曖昧さは違う


▶ 日常の中で起きやすい例

 (体感・具体で腑に落としたい人)
 👉 冷蔵庫は、今の自分をそのまま映す


▶ もう少し深く理解するなら

 (理屈・前提を整理したい人)
 👉 構造からのサインは、こうやって誤解されやすい


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