【読書メモ】『ロードス島戦記 灰色の魔女(豪華版)』(著:水野良)
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— 『薬屋のひとりごと』アニメ公式 (@kusuriya_PR) January 4, 2025
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ここ最近、家内がハマっている『薬屋のひとりごと』、元は小説で、漫画、アニメと展開されて、今はシーズン2のようです。リビングなどで家内が観ているのを横で流し見しているくらいなのですが、『十二国記シリーズ』とはまた違った感じの、日常系中華風ファンタジー(糖分多め)といったところでしょうか。
ここ最近では「異世界転生」モノといったフレーズと一緒に耳にすることや、またゲーム世界を舞台とするファンタジーといった変化球?的なモノも出ていますが、ジャンルとしては結構昔からあったと思います。
古くは『指輪物語』や『ナルニア国シリーズ』、『オズの魔法使い』、『エターナルチャンピオン・シリーズ』、『はてしなき物語』、『モモ』など。『ハリーポッター・シリーズ』もファンタジーになるのかな、、日本産でも『十二国記シリーズ』や『精霊の守り人シリーズ』、『フォーチュン・クエスト』、『アルスラーン戦記』といったあたりがパッと思いついたりも。
もっとも、『古事記』や『日本書紀』もファンタジーっぽいと言えばそうですし、『竹取物語』などはガチでファンタジーですしねぇ、、和風(日本古来)での視点で見ると意外とエトスの部分に刷り込まれているのかな、なんて思ってみたりも。
その上で、私が「ファンタジー」と聞いて最初に思い出すのは『ロードス島戦記』となります。確か中学生くらいの頃、友人に薦められて図書館で借りたのがはじまりだった覚えが。
本編は全7巻のシリーズだったかな。続編もいくつか出ているようですが、個人的には最初の7巻とその前史となる『ロードス島伝説』辺りでとまっているような。
なんて、久々に蔵書整理をしていたら最初の「灰色の魔女」の「豪華版」が出てきたので、ふと思い出しながら。加筆版となりますが、テイストはそのままに、、なんとも懐かしい。
国産の洋風ファンタジーの走り、になるのでしょうか。
「灰色」が示す概念に当時、なかなかに衝撃を受けた覚えがあります。永遠の安定などありえない、それは確かにそう、だからと言って「天秤を揺らし続ける」のが正しい振る舞いなのかは、さすがにアレだよなぁ、、との点は、今も変わらず、かな。
物語の骨子は、ひと言でいえば「片田舎の若者が島内一の勇者となるまでの物語」なのですが、劇中の時間にして大体15年ほど流れる感じでしょうか。年齢的には、1巻で18歳くらいだったのが、7巻では33歳あたりといったところでしょうか(うろ覚えなので間違っていたらスイマセン)。
初期の文庫版からと比べると、所々で微調整が入っている内容になっていますが、一番大きいのはカシュー王について深掘りされている点でしょうか。王になる前の時代、大陸での剣闘士や冒険者時代について言及されています(『アイテム・コレクション』の設定を盛り込んだ感じでしょうか)。
個人的には、これをきっかけに『指輪物語』や『エターナルチャンピオン・シリーズ』、『モモ』、『はてしない物語』といったファンタジーの扉を開いたので、感慨深いシリーズでもあります。
ちなみに、私のエルフの原風景はこの『ロードス島戦記』に出てくる"ディードリット"となります。その後『指輪物語』を映画化した『ロード・オブ・ザ・リング』での"レゴラス(オーランド・ブルーム)"でイメージが強化され、やはり嚆矢であったのだなぁ、とも。
ちなみに何故か、塩野さんの『ロードス島攻防記』を含む三部作や、『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』などにも手を出すきっかけにもなったのですけども、これは当時「西洋」との雰囲気を味わいたかったのかなぁ、なんて風にも思いながら。
そこから、『ローマ人の物語』を含む塩野七生さんを追いかけ続けているのは、まぁ、これはこれで面白いと思っています。なお、まっっったくの余談ですが、『ロードス島攻防記』はBL要素も補完してくれています。
