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はじめて生きるということ──Azumi「Carnival」の歌詞に寄せて


Ⅰ. はじめて生きる──それは誰にとっても

「調度いいことは 難しいこと
初めて生まれたの 無理もないでしょ?」
──Azumi「Carnival」より(Produced by Kj (Dragon Ash))

最近、この歌詞が心に沁みています。
Azumiさんの歌声に、Kjさんの言葉が重なって、ふとした時に思い出されます。

この曲は、映画『函館珈琲』の主題歌でもあります。
映画館で観たときの静けさと余韻のある空気感。10年近く前の出来事ですが今でも印象深いです。

「ちょうどいいことは難しい」──
何かとうまくバランスが取れないと感じてしまう時期がある。
でも、よく考えてみれば、それも当然なのかもしれません。

私たちは皆、「初めての人生」を、それぞれに生きているのですから。

Ⅱ. 前例のない日々を生きる

文明の力で私たちは多くを記録し、共有してきました。
科学や技術、言語のおかげで、人生はかつてよりずっと「生きやすく」なったとも言えるでしょう。

でも、「誰かと全く同じ人生」をなぞることはできません。
たとえ同じ環境にいても、同じ出来事に直面しても、心の動きは一人ひとり違う。
悩み方も、感じ方も、進むペースも違って当然です。

だからこそ「ちょうどいい」を探すのは難しい。
そして「ちょうどよくできていない自分」に、つい責めるような目を向けてしまうこともある。

そんな時、この歌詞がそっと寄り添ってくれる気がします。
「初めて生まれたの 無理もないでしょ?」──そう言ってもらえるだけで、肩の力が抜けていく。

Ⅲ. 揺らぎの中で、自分を整理する方法

最近、プライベートで心がざわつく日が続いています。
詳しくは書きませんが、どうにも整理がつかず、自分が揺れているのを感じます。

そんな時、私はある3つの手順を意識しています。

  • よかった探しをすること
     些細なことでも、「今日は○○があってよかった」と見つける。

  • だからこそ、できることに目を向ける
     状況が思うようにいかなくても、「この状況だからこそ○○はできる」と視点をずらしてみる。

  • その場で後悔しない選択をする
     未来の正解を探すのではなく、「今の自分」が納得できる方を選ぶ。

この流れは、どこかこの曲の歌詞と重なるところがある気がしています。
「ちょうどいい」は今は見えなくても、自分で少しずつつくっていけるのだと。

Ⅳ. 自分だけの“はじめて”を生きる

誰にとっても「今の自分」は、人生で初めての自分。
前もって答えを知っている人なんて、きっとどこにもいない。

Azumiさんの「Carnival」が教えてくれるのは、
その“初めて”を責めるのではなく、やさしく認めてあげることの大切さです。

ちょうどいいを探し続けるなかで、少しずつ自分らしさが見えてくる。
その揺らぎの中で、自分を信じて進むこと。

それだけでも、十分すぎるほど意味のある一歩だと思うのです。



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