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韓国映画鑑賞記録 大統領暗殺裁判 16日間の真実행복의 나라(直訳 幸せの国)2022年作品 韓国公開2024年


大統領暗殺裁判 16日間の真実
행복의 나라(直訳 幸せの国)
2022年作品
韓国公開2024年
U-NEXT P399
124分

イ・ソンギュン씨の遺作。
映画が始まってすぐ思ったことは、イ・ソンギュン씨きれい。
私の知ってるイ・ソンギュン씨のお顔の中で一番私の好きなお顔である。
そして、映画が終わるまでずっとイ・ソンギュン씨きれいと思った。
この映画の撮影中、その死に至る渦中にいらした訳ではないはずだ。

この映画は2021年10月1日から2022年1月29日まで撮影制作されている。
公開は24年8月14日。
たいてい公開が遅い場合、ナムウィキをみたら理由が書かれていることが多いが本作は理由がわからない。
しかし、これもイ・ソンギュン씨に関連しないのは明白。

映画を観ていて前半はイ・ソンギュン씨はこの映画に出演されていなければ、今もご存命だったのでは?と考えられて仕方なかった。
ちなみにこの映画の主演はチョ・ジョンソク씨だ。
が、イ・ソンギュン씨が演じられたパク・テジュ大佐は清廉潔白で愚直で、軍人としても命令に忠実であり、姑息な手段を選ばなかった人だった。
そして、セリフの中でお子様への気持ちを言う場面がいくつかあり、そこが切なかった。

朴正煕大統領事件裁判という実話を元に、上官の命令に従って事件に巻き込まれた生真面目な軍人(パク・テジュ/実名:朴興柱パク・フンジュ陸軍大佐・中央情報部部長随行秘書官)と彼を救おうとする弁護士(チョン・インフ30代の設定/実名: 太倫基テ・ユンギ씨当時61才)の16日間を描いた物語。

全ての俳優さんが素晴らしい演技だった。

「ソウルの春」にもご出演だったパク・フン씨演のキム・オリョン中佐役もまた軍人としてもあり方を問われ、答えた信念はパク・テジュ大佐と同じで、この方はこうなるのでは?と思った通りになったのが悲しかった。

元々、チョン・ドゥファン全斗煥なんか大嫌いだったけど、本当に憎たらしい悪魔みたいな奴だった。
それを演じられたユ・ジェミョン씨、憎たらしいと思いながら、全斗煥らしいオツムにされていて、最初、どなた?と一瞬思ったほどの扮装で、かつそれが(恐縮ながら)なんか心の中でおかしかった。

原題通り、幸せな国になって欲しいと思う。
皮肉なタイトルだと思う。
日本は衆院選が今日公示された。
韓国は大統領がこの映画のように暗殺されることもあったり、大統領が変わる度、政治報復があり、余生を安寧に全うできないことばかり。

この映画の時代、社会人になったばかりの日本人の私には理解できないことばかり。
日本に生まれて本当に幸せだったと思う。
決行30分前に命令されて大統領の護衛の人を撃った(罪である)人は、犯人の中でたった一人の軍人であったため、一人だけ軍法会議にかけられ、他の人が控訴していてまだ結審されないのに事件からたった16日で銃殺刑にされるなんておかしい。
けれど、それに比べて一国の宰相だった人を衆目の中で、一個人の判断で暗殺した人間が無期懲役という国もおかしいと私は思った。

エンドロールが出てすぐに出た字幕を観て、それまで怒りや悲しみの涙を静かに流していた私の涙は嗚咽に変わった。

チョ・ジョンソク씨が演じられた弁護士実名テ・ユンギ씨は、貧しい生まれ育ちではなく、戦時中、明治大学に進学卒業されるくらい裕福と思われる家系で、戦後、弁護したパク・フンジュ陸軍大佐と同じ陸軍士官学校を卒業された元軍人で退役後は主に人権裁判に奮戦された方だそうだ。
裁判中はほんとうに全斗煥が憎かったろうなぁと思う。
また、スパイ事件の弁護もなさったようでこの事件を犯した中央情報部(全斗煥政権で国家安全企画部に改編)からも憎まれていたようで弁護士資格を剥奪された。
ほんとに腹が立つよ。

イ・ソンギュン씨のご冥福をお祈りいたします。
また、公開後、昨年お亡くなりになられたソン・ヨンギュ씨のご冥福もお祈りいたします。

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