【SLAM DUNK GI】43話「決戦前夜」
シーズンオフの自主トレには、新たな武器とする長距離スリーポイントシュートの打ち込みに時間を割いた三井寿。
今シーズンに向けて練習が再開された。
三井寿は川部製作所のPGでもあり
代表経験もある杉村直也に話をした。
「杉村さん 俺の為にスペースを作って下さい。俺も杉村さんの為にスペースを作ります。俺達が新たな武器を持ち合わせれば、必ずチームの為になります!!」三井
三井は杉村にこの言葉の意図を説明した。
「なるほど。従来の攻撃パターンも対策されはじめてるしな。OK 三井。ペネトレイトしてみせるぜ。」杉村

川部製作所は従来の戦術の成熟度を高めつつ新たな策を模索し、いよいよシーズンが開幕した。
怪我空けの三井の出場時間は限定されたが、要所で得点を重ね復活をアピール。
しかし惜しくも開幕戦を落とすと続く第2節も落とし開幕ダッシュに失敗。
いい試合をしても勝ち切れない、選手のコンディションは悪くないが、
結果が出ない現状に自信を失っていた。
気が付けば開幕6連敗と序盤ながら早くも残留争いを意識しなくてはならなかった。
星山監督の解任論も飛び交った。

現状を打破しようと三井は、裏天王山とも呼べる1戦にスタメンを直訴した。
「星山監督。俺を頭から使って下さい。もう後がない。必ず結果出します。」三井
「三井、、しかし膝の状態は、、とてもフルにいけるとは思えないが、、、?」星山
「大丈夫です。いい意味で少エネで、新しい三井寿を見せます!」三井
「知っていると思うが、俺も後がない。三井と心中も悪くないかもな。」星山
星山監督は三井のスタメン起用を決断した。
決戦前夜、三井は気合い入れの散髪をすました後、
スーパ―で買い物をしている所、安西に出くわした。

「やぁ がんばってるね。膝の調子はどうだい?」安西
「大丈夫!、、、、なはずです。いえ そんなこと言ってられないんです。」三井
「裏天王山だね?」安西
「知っていらしたのですね。俺、明日はスタメンで出場します。安西先生の助言通り、新しい三井寿を見せます!」三井
「ほっほっ 楽しみですね。期待してますよ。いろいろな光景を見ているようですね?」安西
「はい! どんな結果になったとしても俺だけの光景ですから。」三井
「希望を捨てちゃいかん、、、、、。」安西
「あきらめたら試合終了、、、ですよね?」三井

武石中時代に安西に言われた言葉だ。
「ほっほっ あの時の言葉が糧になっているんですね。」安西
「もう 10年も立つんですね、、、。」三井
「ほっほっ はい。いい報告を待っていますよ ほっほっ」安西
「必ずや 勝利の報告をします!」三井
決戦前夜、恩師安西と交わした言葉にアドレナリンが出ないはずはなかった。
万全を期して、裏天王山を迎える。
