最初のヒアリングで、断る仕様を減らす方法
印刷の仕事で疲れる瞬間のひとつが、
「途中で断らなければならなくなる仕様」です。
進めてから無理だと分かる
修正を重ねたあとで限界が見える
最終的に、誰も納得しない
こういうケースは、
技術の問題というより、
最初のヒアリングでのズレから始まっています。
今回は、
最初の段階で断る仕様を減らすために意識していることを整理します。
目次
断る仕様は、途中で生まれる
ヒアリングで一番確認していること
「何を作るか」より先に聞くこと
仕様を固める前に、必ず共有している前提
NGを伝えるのは、最初が一番やさしい
ヒアリングで使っている実際の聞き方
最後に
断る仕様は、途中で生まれる
断らなければならなくなる仕様は、
最初から無理だったわけではありません。
多くの場合、
前提が共有されていない
期待値がすり合っていない
判断基準が曖昧
この状態で進んでしまい、
途中で「成立しない」と分かります。
つまり、
断る仕様は、途中で生まれる
ということです。
ヒアリングで一番確認していること
最初のヒアリングで、
一番重視しているのはこれです。
「何を優先したいか」
見た目
コスト
納期
再現性
すべてを同時に満たすことはできません。
ここを聞かずに進めると、
後から無理が出ます。
「何を作るか」より先に聞くこと
多くの相談は、
「ステッカーを作りたい」
「チラシを作りたい」
という形で始まります。
でも、
その前に必ず確認します。
何のために作るのか
どこで使うのか
誰が手に取るのか
目的が分かれば、
無理な仕様は自然と減ります。
仕様を固める前に、必ず共有している前提
仕様を決める前に、
必ず伝えている前提があります。
例えば、
印刷には個体差が出る
画面通りにはならない
ギリギリ設計はリスクが高い
これを先に伝えることで、
「そこまで厳密じゃなくていいです」
「安定する方でお願いします」
という判断に変わることが多いです。
NGを伝えるのは、最初が一番やさしい
断る話は、
できるだけ早い方がいい。
進んでからだと、
期待も高まっている
時間もかかっている
引き返しにくい
最初のヒアリングであれば、
まだ柔軟に方向を変えられます。
だから、
NGは、最初に出す方がやさしい
と思っています。
ヒアリングで使っている実際の聞き方
実際によく使う聞き方です。
「仕上がりと安定性、どちらを優先しますか?」
「多少個体差が出ても問題ないですか?」
「再現性を優先するなら、仕様を整理した方がいいですがどうしますか?」
これを聞くだけで、
無理な仕様が自然と減ります。
最後に
断る仕様を減らす一番の方法は、
断らなくていい設計に最初から寄せることです。
期待値を合わせる
前提を共有する
判断基準を明確にする
ヒアリングは、
デザインの前段階ではなく、
仕事を成立させるための設計です。
ここを丁寧にやるだけで、
断る回数は減り
トラブルも減り
仕事はずっと楽になります。
断らなくて済むということは、
最初から正しい判断ができている、
ということだと思っています。
