半信半疑で読み始めたのに、なぜか2時間で2冊読破していた話
仕事や作業に少し疲れたので、気分転換に本を読むことにした話のことだ。
Kindleを眺めていると、『一瞬で人生が変わる!アウトプット速読法』という本が目に入った。
「本当に速く読めるのか」
「読んだ内容を覚えられるのか」
「アウトプットまでできるのか」
と思っていた。夢のような話で凄いより疑いの方が先に来た。
それでも、この本をなんとなく手に取った二つの理由
一つ目は、これまで自分がインプットばかりしてきたことへの不足感だ。
『嫌われる勇気』や『7つの習慣』、『自分の中に毒を持て』『自分の変え方』など、いろいろな本に興味を持って買ってきては読んできた。でも、
それを実生活に落とし込めているかと言えるほど自信がない。
読んだ本の数は増えているのに、行動や生活はそれほど変わっていない。
「読んでいるのに、使えていない」そんな感覚があった。
二つ目は、何をするにも考えすぎて、行動が遅くなることへのコンプレックスだ。
いつも考えすぎて、結果的に考えるだけで決断するのが遅く
気がつけば1日が終わっていたことはしょっちゅうあった。

『アウトプット速読法』というタイトルは、自分にとって魅力的だった。
だから、何か嘘だろうと疑っていたいても読み進めていたと思う。
「インプットしたものを、ちゃんとアウトプットしたい」
「考えすぎず、もっと早く行動できるようになりたい」
理論は納得できる、でも実践できない。
読み進めていくと、書かれていることは理にかなっていた。
本を読む目的を決める。30分という時間制限を設ける。本書の中心を探す。
本の内容はパラパラと流す。繋ぎ合わせて階層構造を把握する。最後に読んだ内容を人に話す。
大まかに分けるとするならこの6ステップ。しかも、各々の詳細に書かれいたことはわかりやすい図解が入っていて、「視覚的に理解できる」のと
「ここは視覚的にも伝えたいぐらい重要な所」と同時に理解できた。
ただ、いざ自分で実践しようとすると、理解が浅かった。
本の内容がまったく頭に入っていないわけではない。
各章のタイトルや、重要そうな一文は思い出せる。
でも、無数の文字がまるで水流みたく通りすぎては目の前にやってくるばかりで、
5分以内に人へ説明しようとする前に、船酔いした様に気分で思考が鈍り、文章としてまとめられない。

「わかっているようで、話せない」そんな状態だった。
本に書かれている方法を一通り試そうとしてみたものの、うまくできず、
「もう情報すら見たくない!」と横になっていったん目を瞑った。
実践として2つ目の本を取った
30分ほど仮眠をとり、起きたあと気分転換に掃除をした。その最中
本に書かれていた内容がぼんやりと整理し始めて頭が切り替わった。
本に書かれていた「読んで『なるほど』と思ったら、何か行動してみる」
という一文が、なぜか脳裏に強く浮かび上がってきていた。
完璧に理解してから実践するのではなく、とりあえず別の本で試してみようと思った。
そこでテストとして選んだのが、半年前にセールで買った
『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』だった。
この本は、買ったときにも一度読んでいる。ただ、目次を見たときに
37個がコツに分かれていたため、「全部覚えるのは大変そうだ」と思い
重苦しく読みすすめて、結果最終的に途中で挫折していた。そして昨日まで
買ったこと自体を忘れていた。「速読のテストにあっている本はないか?」と
遡ってライブラリから探さなければ手に取ることはなかっただろう。
もちろん、内容についても「そういえば、こんなことが書いてあったな」と
思い出せる項目さえ一つもなかった。全部初見の感覚で読み進めていた。
それに気づいた時、書かれていたことを思い出した。
「何かが欲しい」は、何も求めていないのと同じ
「問いかけ」を持って読むと、必ず答えが待っている
「セールだったから」「なんとなく良さそうだから」という理由だけで買った本は、買った時点で満足してしまう。
読む目的がなければ、内容を覚えるところまで進まない。
まさに自分のことだった。だから『アウトプット速読法』に
書かれていた速読の内容を教材としてして。
『すぐやる人のコツ』の本でテストにすることにした。
1冊目で読書法を学び、2冊目で本当に内容を把握できるか試す。

最後に
結果として、完璧に理解できたわけではない。
読みが浅いと、人に5分間で思考が整理されていない
だから、相手に話そうと思ってもうまく伝わらない。
その場合は再読が必要だ。
それでも、3〜4割程度なら、1、2分でざっくり話せるくらいにはなった。
半年後に、最初見返したとき、「買ったことすら覚えていない」
「内容も一つも思い出せない」という状態に
比べれば、1日で理解度が0→30%になったのならかなりの進歩だと思う。
今回は、速読を完全にマスターしたわけではない。
でも、1冊目を読んで終わりにせず、2冊目を使って実践するところまで進めた。
結果的には、両方とも再読が必要だからタイトル詐欺かもしれないが、
文字通り2時間の読書で結果的に2冊は最後まで読み終えることはできた。
今後は、『アウトプット速読法』を自分の読書のバイブルとして使いながら、過去に読んだ本や、買ったままになっている本を読み直していきたい。
そして、ただ読み直すだけではなく、書かれている内容を実践する。
もちろん本を読むこととイメージして相手に話せるまで整理する所までセットで。
完璧に理解してから動くのではなく、まずテストしてみる。
ただ、今回の自分にとっては、新しいやり方を知って
思考を深めたことで今までの読んだ著書を
読み返すことが楽しみになってきた。それが一番大きな収穫だった。
