高校野球と僕の50年 2025年 夏-その2 沖尚2年生エース、タイブレークを投げ勝つ、
2回戦(初戦)
日大三(西東京)3-2豊橋中央(愛知)
豊橋中央は初出場。愛知県大会では、愛工大名電、東邦という、愛知の私学四強のうちの2校を破っての出場。実力は折り紙付きだが、初出場で、その実力を甲子園で発揮できるか?が注目。
その視点で行くと、豊橋中央の高橋太喜地投手の強心臓ぶりには恐れ入る。ピンチになると、大好きなアントニオ猪木の顔マネをするんです。県大会の準決勝、決勝、そして甲子園でも変わらぬスタイル。顔マネだけでなく、本当にピンチを切り抜けるのである。高校野球のオールドファンには理解されにくい、というか僕にも、ふざけているとしか見えないですがね。昔、相手を挑発した、伝説のボクサー、モハメド アリのように見えてしまいました。しかし、高橋投手はそうではない。夢中に入り込んでいるんですって。時代は変わるもんです。
試合は、僕も現地で見ていましたが、豊橋が押し気味でしたね。3回裏に日大三が、連続タイムリーで2点先制するも、そのあとは豊橋の高橋投手を攻略出来ず、6回表、日大三のレフトの後逸もあり、同点に。後半は豊橋ペース。
しかし、強打の日大三は、低反発バットでも、ホームランを打てる選手がいた。2年生田中諒選手。何ともパワフル。低反発バットでも飛ばせるパワー。8回裏田中選手の勝越しホームラン!で勝負を決めました。
日大三の近藤投手の粘り強いピッチングに、豊橋中央はあと一押しが…大魚を逸した試合でした。
2回戦(初戦)
京都国際(京都)6-3健大高崎(群馬)
2024年の春と夏の覇者の直接対決。健大高崎の投手陣は石垣投手と下重投手のダブルエース。短いイニングなら、2024年の優勝投手 佐藤投手も行ける。質量共に豊富だ。
一方、京都国際は昨年夏の優勝投手、西村投手は健在だが、控えで差がある、大会が進むと、西村投手のスタミナがどうか?と。
しかし、初戦である。西村投手は、この試合に関しては、スタミナぬ心配はない。魔球チェンジアップを駆使して、健大打線に挑む。
結果は京都打線が健大高崎の重、佐藤両投手を攻略。逆に西村投手の魔球チェンジアップに健大打線は苦しむ。3回表に西村投手の死球。暴投などのチャンスにタイムリーは出るも、魔球のキレにバットに合わない。
最後、健大は石垣投手を投入、反撃を狙うも、そのまま、試合終了。
もしこの対戦が、甲子園で何試合かやった後だったら、どうだったか?いずれにしろ、西村投手の意地を見た試合でした。
3回戦
関東第一(東東京)4-1創成館(長崎)
僕がこの甲子園観戦ウィークの最後の試合。ちょうどアルプス席に一番近い内野席でね。野球観戦の角度としては損という言い方もあるんですが、僕は、アルプスの特にブラスバンドが有名な学校のアルプスを感じたくて、関東第一のトップバッターにお馴染みの西部警察が流れると、何だか涙が出てきて。なぜなんだろう?最近、涙腺が緩くなっちゃって。
カウベルでリズムを取るんですよね。多分OBOGも来てた感じだから、ブラスバンドの大会でもあるのかなぁ?
試合ですが、関東第一が3回表に創成館のエラーを足掛かりに2点先制。5回裏に創成館が長打で1点返すも、膠着状態に。
9回表関東第一お得意のバント走塁で揺さぶり、ダメ押しの2点。勝負を決めました。
関東第一のブラスバンドのリズム感と、スピード感のある野球がピッタリで、創成館の強力投手陣を鮮やかに崩しました。
3回戦
沖縄尚学(沖縄)5-3仙台育英(宮城)
沖縄尚学の2年生エース末吉投手と仙台育英の3年生エース吉川投手の投げ合い。両エースの意地を見た試合。仙台育英の須江監督は「Tシャツとジーパンで行くみたいな気持ち」とは、相変わらず、言葉のチョイスが素敵です。
仙台は上級生エースを支える1年生三遊間、砂選手、有本選手やキャッチャー川尻選手のタレントの集団は、選手層も相変わらずだ。
試合は3-3で延長タイブレーク。10回表沖縄の攻撃を無失点で切り抜けた仙台育英。その裏の仙台。一死満塁まで行くも、ライナー併殺でこちらも無得点。
勝負は11回表沖縄の攻撃。エラーとタイムリーで2得点。しかしタイブレークで2得点は射程圏内。
しかし沖縄の末吉投手は、度胸満点。タイブレーク無死一二塁でも、併殺で封じ、最後は投げ合った吉川選手を抑え、投げ勝った。
末吉投手の強心臓には恐れ入りました。時々敬称略です。
