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書き方を教えている人たちがひた隠す真実

文はセンスである。センスは努力で身につかない。
 

こんなどうしようもないことを言ってしまうと、読んだ人はがっかりしちゃう。誰も言いません。
 

ビジネス文書などに文章センスは必要ないですよ。わかりやすく読みやすく伝わるように書ければいいです。
 

センスが問われるのは、noteで書くエッセイやSNS投稿、小説です。これらで目立つにはセンスが必要。でもセンスは努力でどうにかなるもんじゃない。
 

「なーんだ。結局はもってうまれたものか。じゃあいくら書き方を学ぼうがどうしようもないじゃん」
 

こんな思考をもった人は、書くノウハウをちゃちゃっと知って、即上手く書きたいと願っていますね。
 

こう考える人もいます。
 

「ん?センス?センスってなんだ?」
 

なんなんでしょう。語彙の豊富さ。素敵フレーズの蓄積量。そういうのでしょうか。読んで惹き込まれる、「おお!」と思わせる、心に残る文がセンスのある文かなーと。
 

一文は短くとか、ダラダラ書かないとか、そういうのをセンスでぶっとばす文もあるんです。古いけどこれ。

サンタクロースをいつまで信じていたかなんてことはたわいもない世間話にもならないくらいのどうでもいい話だが、それでも、俺がいつまでサンタなどという想像上の赤服じーさんを信じていたかと言うと、これは確信を持って言えるが、最初から信じてなどいなかった。

(涼宮ハルヒの憂鬱)

ハルヒブームで一時はこんな文が流行りましたね。ほかにも言葉遊びが上手な作家さんがいます。

「他人を自覚的に意識的に踏み台にできる人間ってのは、なかなかどうして怖いものがあるよな」
そうだろうか。
ぼくには、無自覚で無意識で他人を踏みつけていく人間の方が、善意で正義で他人を踏み砕いていく人間の方が、ずっと怖いように思えるけれど。

(クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い)

傷物語や化物語を書いたヒットメイカー西尾維新のデビュー作です。
 

この人たちの文にセンスがあるかないかと言えば、そりゃあセンスがあるでしょう。
 

この西尾維新さん。上記デビュー作までになんと長編10作品を出版社にもちこんでます。1作書くのだけでも大変なのに、しつこく10作も。「もうデビューさせるから送って来ないでくれ」と言われたという出版話は嘘か誠か。
 

文章センスがあるなら第1作でデビューしていたでしょう。ヒットメイカーになるのがわかっていたなら出版社は手放さないはずです。
 

じゃあやっぱり文章センスは努力で身につくのか?
 

いえ、やっぱりもってうまれたものでしょう。でもね、「意志」だとおもうんです。自分だけの文章を見つけに行く。他の人の真似から脱却していく強さ。自分と向き合う怖さを意志で進んでいく。
 

なかなかもってうまれたものには気づきませんよ。私だってもしかしたらゴルフの才能(センス)があるかもしれない。やったことないからわかんない。
 

そう。だから、自分のセンスを見つけにいく強い意志が、センスに気づかせてくれる。
 

文はセンスである。努力では身につかない。必要なのは隠されたセンスを見つけにいく、努力だ。

 
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