記事が読まれないのは中身じゃなく、あなたのキャラが薄い説《土曜日のしらんけど。》
誰が言ったか知らないが、言われてみれば確かにそうかも。
そんな言葉の迷子たちから届いた質問に、勝手に答えて、優しさ半分、無責任半分で放り投げる。真に受けるかは、あなたのコンディション次第。
「土曜日のしらんけど。」
今週の相談はこちら。
ペンネーム・ときめき部さん
「ヤスさん、放課後ライティング倶楽部のみなさん、こんばんは。
私の特技や趣味の記事を書いても、あまり読んでもらえないかなーと思っています。でも、読んでほしい。どういう点に気をつければ読んでもらえる記事を書けるでしょうか」
質問ありがとうございます。
みなさま、回答記事をお願いします。
一応締め切りは12月12日(金)まで。
◆
興味のない人に記事を読んでもらうなんて、不可能だと思っていました。
公園の砂場でさ、唐突に「私の短歌を読んでください」と頼むようなものだから。知らないオッサンに「これ、食べない?」ってアイスを渡されるより怪しい。
だけどね、私は最近ひとつだけ確信したのよ。
読ませたいなら、内容じゃなくキャラが先だ、ということを。
能力とか知識とかより、「あ、この人なんか放っておけない」という、よく分からない引力ね。
それさえあれば、文章は勝手に読まれちゃう。つまり、文章論の最前線は中身ではなく人格という、書き手泣かせの恐ろしい話である。
たとえば私の記事。内容はだいたい脱線と自主的な暴走で構成されているのよ。
論点は3歩ごとに迷子になる。それでもなぜか読んでもらえる。
理由は、記事がおもしろいからじゃない。私が「なんか変な人」だから。作家と組んで本を出版したり、なんかモテたり、素人なのに文章コミュニティ解説したり、2000日毎日投稿したり。いまや占いをしてるという。
読者は内容よりキャラを追うんです。これは嬉しいようで怖いよね。
冷静に考えると「文章が下手でも逃げ切れる」という最高の免罪符に聞こえるんだけど、実際はもっと危険。
だって、キャラが嫌われた瞬間、全て終わるんだもの。
文章も読まれないし、存在すらスルーされる。ネットの世界は、無関心という名の停止ボタンが軽やかに押されてしまうんだ。
だから私は、キャラを鍛えることにしたよ。鍛えるといっても、筋トレではない。もっと雑でいい。
自分の癖をそのまま前面に出す。朝に飲むコーヒーの濃さとか、納豆のかき混ぜ具合とか、カレーの具の偏りとか、どうでもいい話(比喩)を本気で語る。
そうすると、なぜか「この人、何考えてるか分からないけど嫌いじゃない」という謎の票が入るの。
そこから記事を読んでもらう流れが生まれる。文章の中身は、うん、あとでいいんだ。
まずはキャラ。キャラさえ気に入られれば、情報が多少ズレていても、たまに意味不明でも、どうにかなる。
本気で読んでほしい人ほど、文章の内容を磨こうとする。もちろん大事。
だけどね、最初の入口はキャラなの。あなたは文章の前に、まず「あなた自身の登場人物化」を考える必要がありまして。自分の人生というコントをどう見せるか。それが文章論の裏ボスってわけ。
大切なのは「作り込み」ではなく「漏れ出し」だ。無理して面白くする必要はないからね。スベるし。
勝手にボロが出れば、そのボロがキャラになる。読者が好きになるのは、作り物じゃなく、漏れた生活の音なんだから。そこに心が引っかかる。
記事を読んでもらうコツはひとつ。自分のキャラを好きにさせること。内容はそのあとで充分追いつく。キャラが背負ってくれる。
しらんけど。
#66日ライラン
#土曜日のしらんけど
#放課後ライティング倶楽部
[画像協力:さちわ]
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