見出し画像

距離がゼロになったら、余白もゼロになった

 
ネットやSNSと登場で、私たちの出会いの機会は爆発的に広がった。

でもさ、「広がる」と「近づく」は別物ってことだよね。

たとえば、家の隣のコンビニに行くより、オンラインで知らない誰かと知り合うほうが速い、っていうのが今の世界。物理的距離がゼロになったから、むしろ心の距離は測れなくなったのかもしれない。

昔は会うって言ったら、電車乗って、駅まで行って、喫茶店探して、コーヒー高いなとか思いながら座って、ようやく「おひさしぶりです」だったわけじゃない?

あれ、移動時間が心の準備運動だったんだよね。

渋滞に巻き込まれてイライラしたり、電車で隣の人のイヤホンから音漏れしてムカついたり、そういうノイズが全部「人に会う」という儀式の一部だった。

それが今は、LINEピコン。「今ひま?」って来て、「ひま」って返したら即ビデオ通話。

準備運動ゼロ。ストレッチなしでフルマラソンに出るみたいなもんだって。そりゃ関係も肉離れするって。

で、つまりね、物理的距離が縮まると、心理的な余白まで削られちゃう。

余白がない会話って、紙いっぱいに文字を詰めたレポートみたいで、読むのがしんどい。
だからこそ、私たちは「会う」ことの間に、あえて距離を置く工夫をしたほうがいいんじゃないかって思うわけで。

たとえば、あえて返信を一晩寝かせてみるとか。ビデオ通話じゃなく、わざと声が聞こえないテキストだけにしてみるとか。

物理的距離がゼロになった今だからこそ、意識的に「間」をつくる。そうすることで、相手の言葉がじわっと染み込む。

結局のところ、距離が縮まったからって心が近づくわけじゃない。むしろ、少し離れた位置から「おーい」って手を振るくらいがちょうどいいのかもしれない。

ネットでつながりすぎてる今だからこそ、あえて遠ざかる勇気。それが、令和の「出会いの作法」なのかも、って。
 
 
[画像協力:さちわ]

《お知らせ》

《《500円のライトコースを新設!》
書く仲間、募集しています。文章クラブ『放課後ライティング倶楽部』では過去記事1000本以上を含む有料記事すべてが、月額1200円で読み放題です。
noteもFacebookも同じ記事が読めます。お好きな媒体をお選びください。
noteメンバーシップにご入会いただくと、希望者さまにはFacebookグループにも招待いたします。

noteメンバーシップはこちら《初月無料!》

Facebookでの入部はこちら

◆文章クラブメンバーさんの近況
能登清文さん
和の心を愛する人生100年時代のお金の専門家(8冊目!『利息生活で楽しむ!米国債・ドル建て社債の教科書 ほうっておいても殖える資産運用術』絶賛発売中!)。日本人向けの『米国債投資』とは?チャンネル登録者数60000人!視聴者累計100万人!
【お金の学校】のとチャンーYouTubeチャンネル

いいなと思ったら応援しよう!

ヤスシ◆放課後ライティング倶楽部 最後まで読んで頂きありがとうございます! また是非おこしください。 「スキ」を押していただけるとめちゃくちゃ感激します 感想をツイートして頂ければもっと感激です ありがとうございます!感謝のシャワーをあなたに