タイトルの極意「結局は○○なんだよ」
コピーライターの神様、仲畑貴志さんのキャッチコピーはご存知でしょうか。仲畑さんを知らなくてもコピーは知っていたりします。
「目の付けどころがシャープでしょ。」(シャープ)
「「むずかしい」を「カンタン」に。」(IBM)
「好きだから、あげる。」(丸井)
「うまくしゃべるほど、ウソになってしまうなあ。」(パルコ)
「夢とか、決意とか、見えないものも乗せている。」(九州旅客鉄道)
「その本を読んでから、彼女は言葉を選ぶようになった。」(新潮社/新潮文庫)
「「人間は、全員疲れているのだ」と仮定する。」(TOTO)
「人柄募集」(住友林業ホーム/求人)
「顔は、ハダカ。」(コーセー)
「男が、大泣きしたって、いいじゃないか。」(月桂冠)
「母が恋した頃の夏に、娘が近づいて行く。」(味の素セネラルフーヅ)
「おしりだって、洗ってほしい。」(東陶機器/ウォシュレット)
……もうね。名作と呼ばれるコピーがいくらでも出てきます。ホレボレしますね。
仲畑さんのコピーはどこまでもクライアント視点です。己の自己表現のためのコピーではない。まぁ、プロのコピーライターはみなさんそうですね。
文章クラブのメンバーのひとり、アークンはキャッチコピーの日本最大公募賞「宣伝会議賞」でファイナリストになりましたから仲畑貴志さんと会っているようです。すげぇ。
で、ゴッドコピーライターの仲畑さん、コピーを書くときに「ある言葉」をはじめに書いてから、アイデアを考えるそうです。
キャッチコピー作成スキルは記事のタイトル、書き出し、記事の締めに有用ですからね、知っておいて損はないです。
「早い話が」
早い話が、とまず書いてから書き始めるんです。コピーができあがれば「早い話が」を削除します。
実際に仲畑さんの作ったコピーに当てはめてみると意味がよくわかります。
「(早い話が)うまくしゃべるほど、ウソになってしまうなあ。」
「(早い話が)人柄募集」
「(早い話が)おしりだって、洗ってほしい。」
早い話が、と付けることで本質を突くんですよね。いちばん伝えたいことを端的にパチーンとひとことにできる。結論がわかりやすい。
ならぶのもおこがましいんだけど、私もよく「結局さ」から考え始めています。
早い話が、コピーと短歌は読んでおくといい。
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