書くことを奪われた20年と、取り戻した2日──大掃除で見つけた“断片”から
なんでいきなり小説はじめたの?
(冷やし中華じゃないの?)
いいえ、「歌じゃないの?」
そう思われるかもしれません。
けれど今日は、歌の話ではなく、“書くこと”を取り戻した話です。
1|年末の大掃除で見つけたもの
年末年始の休みに入るのが早く、少し気が抜けたのか、声に負荷がかかって喉の調子を崩しました。
ボイトレも最小限。ならば…と大掃除をしていたとき、普段あまり触らない“秘密の箱”に手が伸びました。
そこに残っていたのは、昔書きつけたメモの断片。
見つけた瞬間、理由もなく涙が出ました。
たぶんそれは、“いまの私”が、“当時の私”に触れてしまったからだと思います。
2|「やりたいこと」が許されなかった年月
10数年前、私の暮らしは強い支配の中にありました。
テレビはついていても消音。相手が弾くギターを正座して聴いていなければならない時間。
それが20年近く続きました。
好きな歌、音楽を聴くこと、DTM、勉強。
私が「やりたい」と思うことは、基本的に許されませんでした。
本を読んでいるだけでも怒鳴られる。
“私が自分に意識を向けること”が、相手には気に入らなかったのだと思います。
3|紙と鉛筆だけが許された日
そんな中、テーブルに紙と鉛筆があり、メモ程度の殴り書きなら怒られなかった日がありました。
私は「シナリオを勉強したい」と懇願し、たまたま許されたその隙に、相手のいない時間を見つけては書き続けました。
ある発想が浮かび、「いつか本にしたい」と思っていた頃、出版社から作品の話をいただいたこともありました。
しかしそれをきっかけに状況が変わり、書くことさえ許されなくなりました。
4|断片から始まった「2日間」
今回見つけたのは、その発想の断片でした。
資料は足りないし、昔と違って今ならネットで補えるのかもしれない。
ただ、時間の制約があること、そして喉を傷めていることもあり、今回は“ライトに”形にしようと思いました。
結果、わずか2日で書きあげてしまいました。
20年かけても形にならなかったものが、2日で。
書けたことが嬉しくて泣き、
書けなかった年月を思い出して泣き、
悔しさと後悔で、また泣きました。
5|これから出す作品について(小さなお願い)
作品内には、私自身が完全に理解しきれていない用語も出てきます。
その点は、フィクションとして受け止めていただけたら嬉しいです。
6|私の夢:これから:収益化を「誰かの足し」
私の子どもたちは、一見すると恵まれて見られがちでしたが、実際は常にギリギリでした。
いまでも「母上の美味しいチャーハン」と言ってくれます。
あの頃、彼らが本当にお腹を満たせた食事だったのかもしれない…と、いまになって思います。
同じように、外からは見えにくい“隠れ貧困”の子に、何かできたら。
と、考えていた最中、私自身が詐欺に遭い、止まってしまった時間もありました。
今回書き上げた小説、これから音を出していくことが、誰かの小さな足しになればと思っています。
もしよろしければ、見守っていただけたら嬉しいです。
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※カス作品は下記のとおりです。
https://ncode.syosetu.com/n4090lo/1
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