計量史料学入門 第6回 共起ネットワークを作ろう!―「和尚」と共起する語は?―
「うーん、うーん……」
わたし、計量史料学子。名字が計量史料で、名前が学子。いま、とても困ってるの!
「どうしたの? ガッコちゃん」と、おなじみのKH Coderくん。わたしのことをよく見ててくれて、うれしいな。
「道昭伝の共起ネットワークを作ったんですけど、なんかこれじゃない感がすごいんですよ……」

「「和尚」と「之」「也」が共起してて……私が知りたいのは、そういうことじゃないんですよね……」
「なるほど。例えば、「玄奘三蔵」とか「火葬」とか、そういう具体的に意味のある言葉との共起がみたいってことだね」
「そうです、そうです!」
さすが、KH Coderくん。理解が早い。
「じゃあ、「之」や「也」は使用しない語に指定すればいいんだよ」
「え!? そんなことしていいんですか!?」
わたしはびっくりして、椅子から転がり落ちそうになった。そんなわたしを見て、KH Coderくんは笑う。
「確かに、漢文構造として「和尚」と共起するのは「之」や「也」などの機能語だけど、ここでは内容語をみるのが探索の目的だからね。どの語を除外したか記録しておいて、成果を発表するときに付記すると、再現性も確保できるよ」
「わかりました! やってみます!」
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