住宅性能でチェックすべき「3つの数字」これだけで夏涼しく冬暖かい家に
国の「住宅性能表示制度」を手がかりに、断熱・気密が重視される理由もやさしく解説
「住宅性能」と聞くと、少し難しそうに感じますよね。でも、スマホ選びに少し似ています。
デザインやカメラに目がいきがちですが、実は電池持ちや処理性能(スペック)が、日々の満足度を左右します。
住まいでいう“スペック”が「住宅性能」です。暮らしやすさや光熱費にも関わるので、最初に整理しておくと安心です。
住宅性能は、これからの暮らしをラクにしてくれたり、家計の負担を軽くしてくれたりする、身近な話です。
この記事では、住まいづくりが初めての方でもイメージしやすいように、やさしく整理していきます。
✨ はじめての住まいづくり。「見た目」も「中身」も、どちらも大事にできます
「最新のシステムキッチンが素敵!」「広いリビングで子どもを遊ばせたい」
モデルハウスに行くと、気になることがたくさん出てきますよね。
そんなとき、つい見た目や設備に目がいきがちですが、長く心地よく暮らすためには、目に見えにくい「性能」も大切です。
たとえば、冬の寒さや夏の暑さをやわらげてくれるのも、光熱費が上がりにくい暮らしにつながるのも、住まいの基本性能が関係しています。
「でも性能って、何を見たらいいの?」と思ったら大丈夫です。
実は、国が定めた共通の“ものさし”があります。
今回はその基準を手がかりに、なぜ今「断熱・気密」がとくに注目されているのかを、一緒に見ていきましょう。
✅ まず知っておくと安心。「住宅性能表示制度」ってどんなもの?
住宅メーカーの担当者に「この家は性能が高いです」と言われても、初心者のうちは「どこを見ればいいのかな」と迷いやすいですよね。
そんなときに役立つのが 「住宅性能表示制度」 です。
住まいの性能を、共通のルールでチェックできる仕組みで、大きく10の分野に分かれています。
ここでは簡易的にまとめますので、まずは「こんな内容なんだ」と全体像をつかむところからでOKです。
構造の安定(地震などへの強さ)
地震、暴風、積雪に対する強さを評価します。最近は「耐震等級3」が目安としてよく出てきます。火災時の安全(火災への強さ)
燃えにくさや、避難のしやすさを評価します。維持管理・更新への配慮(点検・清掃のしやすさ)
配管の点検や交換がしやすいかなど、住まいを長く保つ工夫を見ます。温熱環境・エネルギー消費性能(省エネ性能)
断熱材や窓など、暑さ寒さに関わる性能を評価します。
2025年からはこの基準への適合が義務化されるため、いま注目が集まっています。空気環境(シックハウス対策・換気)
きれいな空気を保つための建材や換気の考え方をチェックします。光・視環境(窓の大きさ)
明るさを確保できる窓が、どれくらい確保されているかを見ます。音環境(遮音性能)
マンションなどで、上下階や隣の音が伝わりにくいかを評価します。高齢者等への配慮(バリアフリー)
段差の少なさや手すりなど、将来の暮らしやすさにつながる項目です。防犯(侵入防止)
ドアや窓が侵入に強いかを確認します。劣化の軽減(建物の耐久性)
柱などが傷みにくい工夫があるかを見ます。
💡 いま「断熱・気密」が大切にされやすいのは、暮らしの“体感”に直結するから
10の分野の中でも、最近は「省エネ性能(断熱など)」に加えて、「気密」といった住宅の基本性能が特に重視されやすいです。
税金の優遇や補助金にも関係しますが、「毎日の過ごしやすさ」や「健康」に直結しやすい点も重要です。
たとえば、こんな点が変わってきます。
光熱費が上がりにくい暮らしにつながりやすい
あたたかさや涼しさを保ちやすい住まいは、エアコンを効率よく使いやすくなります。冬の寒さのストレスを減らしやすい
部屋ごとの温度差が小さくなると、冬のつらさがやわらぎ、冬場のヒートショックのリスクを下げます。結露やカビを抑えやすくなることも
環境や間取り、換気計画にもよりますが、結露やカビの出方が変わり、アレルギー症状の改善につながる可能性を示す研究データもあるようです。住まいを長持ちさせることにもつながる
壁の中の湿気をコントロールしやすくなると、建物への負担を減らしやすいです。“後から変えにくい”ところだから、最初に考えると安心
キッチンや壁紙は、暮らしながら変えていけますが、断熱材や窓(サッシ)などは工事が大きくなりやすいので、最初に方向性を決めておくと安心です。
🔑 迷ったら、自分たちだけで抱え込まなくて大丈夫です
『ウチつく』では、専門アドバイザーが、住まいづくりがはじめての方にもわかるように、住宅メーカー選びのポイントをひとつずつ丁寧に整理します。
「断熱・気密って結局どこを見ればいいの?」「わが家の予算でどこまでできる?」
など、気になるところからでOKです。
ご相談中は ファイナンシャルプランナーへの相談も無料で利用できます。
まずは『ウチつく』で「注文住宅の相談」をしてみませんか?
参考:国土交通省「新築住宅の住宅性能表示制度ガイド」
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001970909.pdf
参考:国土交通省「健康&快適生活|家選びの基準変わります」
https://www.mlit.go.jp/shoene-jutaku/health-effects/index.html
参考:環境省「住宅脱炭素NAVI」
https://policies.env.go.jp/earth/zeh/general/
〜最後までお読みいただきありがとうございました〜
執筆者:緒方 登(『ウチつく』専属ファイナンシャルプランナー)
注文住宅の会社選びをプロに無料相談できるサービス「ウチつく」にて、資金計画やローンのアドバイスを担当しています。
【保有資格】FP1級|CFP®|宅地建物取引士|住宅ローンアドバイザー|ライフプラン診断士
