記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

アニメ「黄泉のツガイ」第18話「風神と雷神」感想


第18話感想

アバンの過去回想にて、父・ミネからアサへ教えられていた狼煙(のろし)のサイン。
これが今回のラストへ繋がる重要なキーになっていましたね。
​東村へと入る直前まで登山客や地元民のふりをしていた山賊たちですが、2対1の状況でも難なく返り討ちにするミネの強さは「さすがユルの父親」といったところ。
一方、母・ナギサも色々と熟慮していたことが伺えます。
約6年間も行方不明だったナギサが突然帰還し、さらに夫と子供まで連れていたとなれば大騒ぎになるのは必至。
どうすればアサを守れるか模索していたタイミングで影森と出会えたのは、必然だったのかもしれません。
場面は変わり、前回ユルがピンチに陥っていた状況から。
山賊頭のツガイ『マメガラス』で居場所を特定したデラさんと、アスマのツガイ『金烏玉兎(きんうぎょくと)』による夜桜によって、ひとまずピンチを脱することに成功しました。
​この夜桜の術のおかげでユルとデラさんにもアスマの本心が伝わり、さらにデラさんとジンさんが事前にバーの事務所でしっかり情報共有を済ませていたことも判明。
新郷一派を一網打尽にする作戦は、現時点では順調に進んでいる印象を受けます。
​しかし懸念点も残ります。人質となっているアザミ(東村の子供)と偽アサ(ザシキワラシ・女児)の存在、そして山賊頭が新郷に捕まったこと(ユルたちからすればどうでもいい気もしますが……)。
そして何より、アスマが危惧していた通り新郷のツガイ『風神・雷神』の圧倒的な強さです。
ガブリエルもそうですが、風神・雷神は明らかに戦闘特化型のツガイ。
しかも主は半分ヤクザみたい新郷。
アスマや影森家からすれば、まさに最悪の組み合わせと言えます。
自身の妹(アスマの母)を親族総出で精神的に追い詰めておきながら、彼女が影森家(表向きは巨大企業)の当主に嫁ぎアスマを産むやいなや、その権力だけを利用しようとする新郷一派。
妹に対する非道な扱いは変わらぬままで、原作同様その胸糞悪さは健在でした。
​誤解が解けた後、デラさんから「左右様(さゆうさま)は新郷に雇われている与謝野イワンと闘っていている」と明かされます。
イワンが両親の行方を知っている可能性があるため生け捕りにしようと奮闘しているわけですが、「両親」という言葉に激しく動揺するユル。
その時、煙が上がります。
普通なら火事やボヤを疑う場面ですが、ユルはこれが東村で使われていた狼煙だと即座に察知。
ダンジが相棒の偽アサとアザミを見つけ、自分に助けを求めているのだと勘付きます。
​実際にダンジは、自身の影と偽アサの影を通じてお互いの位置を把握し、人質が捕らわれている事務所の状況を特定していました。
宇宙人のような見た目をしたツガイ2人の助言もあり、勇気を出してユルに SOS を送ったのです。
​偽アサとアザミが囚われている事務所内が騒がしくなり、「ユルが助けに来てくれた!」と歓喜するのも束の間。
現れたのは、運命の双子の片割れであり「怖いほう」こと妹の本物のアサでした。
アサも幼少期に父から教わった狼煙を覚えており、兄のユルが居場所を知らせてくれていると思って事務所に乗り込んできたのです。
しかし、そこにいたのは第1話で自ら「悪趣味」と吐き捨てた偽アサ(ザシキワラシ)の姿。
それを見た本物のアサが「銀河級の舌打ち」を披露して今回は終了となりました。
ぶっちゃけた話、ザシキワラシやアザミからすれば、長く一緒に過ごしたユルのほうが「怖くないほう」なのかもしれませんが、客観的に見たらあの双子は「どっちも怖い」ですよね(笑)。

​おわりに:キャスト陣の裏話と「ザシキワラシ」の配役

偽アサ(ザシキワラシ・女児)の声は、変装時と同じくアサ役の宮本侑芽さんが担当されるのかと思っていたのですが、「湯本柚子」さんという子役キャストの方が演じられていましたね(モノローグやダンジとの会話シーンで声が変わっていました)。
表向きの人間(偽アサ)の姿は宮本侑芽さんですが、ダンジ同様、元のツガイの姿に戻ると声優さんが切り替わる仕様になっているようです。

(所属事務所スペースクラフトの公式発表で少しネタバレ気味になっていましたが笑)
おそらく次回かその次の話で、ダンジの相棒であるザシキワラシ(女児)の名前も作中で明かされるはずです。
​ここでおさらいしておくと、ザシキワラシの2人は男児の「ダンジ」と女児の「キリ」。
主はダンジが「母ちゃん」と呼んでいたキョウカ(親子を装っていた人物)です。
能力は2人とも「姿を変えること」と「影のような触手による攻撃・拘束」。
さらにその触手を介して、離れた場所にいる相棒と意思疎通を取ることも可能です。
「キリ」の名前の由来や主・キョウカとの出会い、そして契約前のザシキワラシたちの過去など、今後のアニメで描かれるのが非常に楽しみですね。

​【キャスト変化のまとめ】

​ダンジ(変装時:逢坂良太さん) → (ツガイ本体:寺澤百花さん)

​キリ(偽アサ変装時:宮本侑芽さん) → (ツガイ本体:湯本柚子さん)

​毎週配信されている radiko オリジナルポッドキャスト『ツガイガタリ』(パーソナリティ:ユル役・小野賢章さん)の逢坂良太さんゲスト回でも、興味深い裏話が語られていました。
​逢坂さんは原作や現場の情報で事前に「ダンジの正体がツガイのザシキワラシであること」を知っており、デザインを見た際に「声、やれなくはないかも……?」と、そのまま自分が兼任するのか分からなかったそうです。
結果的に寺澤百花さんが担当することになり、「やっぱそうなるよな(笑)」と納得されたとのこと(名前の通り幼児姿のツガイですので!)。
しかも、寺澤さんが初登場で演技をしたタイミングが「ユルが激怒してダンジを責め立てるシーン」。小野賢章さんの凄まじい剣幕に、寺澤さんは本気で震えていたそうです(笑)。
後ろから見ていた逢坂さんは「なんだか俺が寺澤ちゃんを盾にしている気分だった。しかも激怒され終わったあとに、また自分が喋る流れだったので……」と語っていました。
​変装時と本体でキャストが変わる「ザシキワラシ」の演出、非常に見ごたえがありますね。
(そして村瀬歩さんのクレジットと担当ツガイの数はどんどん増え続けていくのでした笑)。












いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集