AI時代
AIという言葉を聞くことがかなり増えた気がする。
経済、仕事、私生活全般で聞く。
AIは新しい時代の便利なツールとして、人々の役に立つように開発されている。需要がなければ、誰も無料からアップデートして有料版にはしないだろうからだ。若い人はもちろん、中年の人たちくらいまではA Iのお世話になったことがある人がほとんどだろう。
AIとは「Artificial Intellingence」の省略で、日本語では「人工知能」と訳される。
ネットにある膨大な知識を取り込んで、人間にとっては時間がかかることも、瞬時にネットから答えを引っ張ってきてくれる。
検索よりも、直接いろんなところから答えを一気に出してくれるので、確かに便利だなと思う。
便利なものは時に弊害ももたらす。
今いろんな業界でその弊害が語り始められてきた。
一つは、人間の仕事がなくなってしまうのではないか、ということ。
ある著名な起業家は、「人間が週に二日しか働けなくなる日が来る」と言ったらしい。
週に二日だけ働いて、今までと同じお給料がもらえるのであればいいな、と思うが、そうではないらしい。他の3日間は初期投資は必要だが、その後の固定費は人間を雇うよりもずっと安く、24時間働いてくれるAIに任せるということらしい。
確かに、どうしても人間でなければならない、さらにAIがやらかしてしまう場合もあるので、その後処理をする、監視監督するのは人間だろう。だが、実際の仕事の処理は全てAIがやってしまう時代がすぐそこまできている。最初のとっかかりと最終決定のみが人間のやることなのかもしれない。
一方で、「手に職」を持つ人たちは、AIに仕事を取られることはない、と言われている。
大工、配管工、美容師、看護師などは、これからも仕事がなくなることはないだろう。
この「どの仕事がなくなるのか」については、もう10年以上前くらいから、経済誌でランキングが出ていたのを覚えている。それがいよいよ現実的になってきたらしい。
もちろんどこまでAIの活用が進むのか、それによってどの程度社会構造が変わるのかはまだ私にはわからない。だが、変化の時が来ていることは間違いない。スキルアップをする際に、AIができないことを視野に入れることは大事なのかもしれない。
そして、文学の世界にもAIが台頭してきて、ある小説サイトがAIが書いた小説に賞を与えた、というニュースがSNSで話題になった。作家を目指す人たちは、来年中に作家デビューしないとその後は難しい、というような噂が飛び交い、焦っている人たちも見受けられる。
今後どうなるのかはわからないし、今AIが書いた作品と人間が描いた作品は別の賞に区別した方がいい、というAI時代の新しいルール作りをしているところらしいが、私はまだAIが書いたものを読んでいないので、果たして人が書いたものとどちらが感動するのかを試したことはないが、AIが書いたと言われたらそれだけで読む気が失せてしまうような気もするし、AIの著作権は誰にいくんだろう、とか考えたりもする。
私はあまりAI時代の到来を恐れてはいない。
それは、便利な部分だけを味わうことができる立場だからかもしれない。
経済的自立ができていれば、仕事が減ればその分自分の自由時間が増える。
小説の世界でAIが賞を取るのであれば、文フリなど自分で対面販売ができる、リアルな場に行って小説を売ればいい。
おそらく、デジタル化が進めば進むほど、人はアナログなものに憧れ、渇望するようになると思う。そこに商機があることを、わかっている人たちも多い気がする。
デジタル化を恐れなくていい最大の理由は、「人間がアナログだから」だ。
どんなに時代が進化しても、結局人は人と関わらずには生きていけないし、孤独を本当に埋められるものは人でしかないし、何より自分という人間の存在を認識してくれる人がいて初めて人は自分の存在を確認できる動物だから。
我思う故に我あり。
のように、考えている自分がいるから自分の存在を認識できる、という人ばかりではない気がする。人間がロボットにでもならない限り、アナログを求める潮流は消えない気がするので、AI時代を恐れることはないんじゃないか、と思っている。
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