あなたのカメラロール、笑顔ばかりじゃないですか?
笑顔でいなきゃいけない、って誰が決めたんだろう
こんにちは。
ライフチューナー浮葉です。
ラジオの解説をやっていきましょう。
私たちは、子どもの頃からずっと
「笑顔がいいよ」
「笑っていれば大丈夫」
「泣かないで」
そんな言葉を、当たり前のように浴びて育ってきました。
学校の合唱曲。
国語の教科書。
テレビで流れる感動ストーリー。
どれも決まって、
「涙を超えて笑おう」
「前を向いて笑顔で」
というメッセージが添えられています。
でも最近、ふと疑問に思ったんです。
なぜ、みんな笑わなきゃいけないんだ?
私は今、子どもと過ごす時間があまり長くありません。
だからこそ、子どもの表情一つひとつが、驚くほど愛おしく感じます。
笑っている顔だけじゃない。
泣いている顔も、
怒っている顔も、
全部含めて、その子そのものだなって思うんです。
それなのに、写真を撮るときは
「はい、笑って〜」
って言う。
気づいたとき、ちょっと違和感がありました。
カメラロールが、笑顔の写真だけで埋まっているのって、
どこか不自然じゃないかなって。
冷静に考えてみても、
「なぜ人は笑わなきゃいけないのか」
この問いに、私は明確に答えられませんでした。
もちろん、笑いたいときは笑えばいい。
でも、悲しいときにまで笑う必要ってある?
悲しくて、体が自然に涙を流しているのに、
「ほら、泣かないで」
「笑顔になろう」
と言われること。
それって、もしかしたら
小さな暴力なんじゃないか
そんなふうにすら感じました。
人は本来、
喜びも、怒りも、悲しみも、楽しさも、
すべてを感じるために生きているはずです。
涙が出るのは、弱さじゃなくて、
ちゃんと感じている証拠。
だったら、
泣きたいときは泣いていい。
一週間でも、一ヶ月でも、半年でも。
ずっと泣き続ける人なんて、いません。
人は、自然と次の感情へ移っていきます。
私たちを苦しめているのは、
悪意のある洗脳よりも、
善意のすり込みなのかもしれません。
「笑顔が大事」
「前向きでいよう」
それを言い始めた人の気持ちも、分かる。
笑っているほうが、幸せそうに見えるから。
でも、
幸せそうに見えることと、
本当に満たされていることは、別です。
よく「社会では感情を切り分けろ」と言われます。
仕事中に失恋を思い出して泣いたら、確かに浮くでしょう。
だから我慢するのも、現実的には必要です。
でもそれなら、
仕事が終わった瞬間に、思いきり泣けばいい。
帰り道で号泣したっていいし、
家でNetflixを観ながら泣き腫らしたっていい。
感情を消す必要はなくて、
ちゃんと味わってあげればいい。
私は、
感情を押し殺す社会より、
感情を尊重し合える社会のほうが、ずっと気持ちいいと思っています。
怒っている人がいて、
泣いている人がいて、
笑っている人がいる。
それぞれ違っていていい。
みんなが同じ動物になろうとする必要なんてない。
ハムスターはハムスターでいいし、
虎は虎でいい。
お互いの違いを、
「いいね」って言い合える世界のほうが、ずっと健全です。
笑えない日があってもいい。
泣いてしまう夜があってもいい。
なんで笑わなきゃいけないの?
その問いを、
一度ちゃんと持ってみてもいいんじゃないかな。
今日は、そんなことを考えていました。
