🇪🇸ガウディの弟子の建築「ワインの大聖堂」が素晴らしいワイナリー
バルセロナを出発したスペイン周遊ロードトリップ。
前回はゆっくり流れるエブロ川と断崖絶壁が美しいMiravetを訪れました。
そこから最初の目的地であるアラゴン州のテルエルに向かいます。

Miravetから少し行くとカタルーニャ州のガンデサという町を通ります。その地名を見たときに、「見てみたかった建築が美しいワイナリーがある!」と気がつきました。
美しいワイナリーの建物
ガンデサの街中をドライブしていると左手にモデルニスモ建築(カタルーニャ版アールヌーボー)が見えました。
急遽この建物の裏手に車を停めて歩きます。裏から見るとアーチがキュートな建物。

表に廻ると特徴あるモデルニスモ建築。二つの塔が印象的です。Celler Cooperativa Gandesaというワイナリー。バルセロナ近郊のワインフェスでここのワインを飲んだことがあり、そのとき写真を見てこの建築のことを知りました。

1919年にガウディの生徒であったCèsar Martinellによって建てられた建物で、「ワインの大聖堂」とも呼ばれるそう。また、「国の史跡」として登録されていて、サクラダファミリアと並びカタルーニャの7不思議の一つとしても知られています。

美しい大きなアーチ。

タイルに描かれたワイナリーの看板もレトロ。曲線も多くガウディの影響でしょうか?

「Terra Altaという原産地呼称のワイナリー」と書かれたタイルがレトロでキュート。

扉が開いていたので内部も見ることができました。レンガ剥き出しで内部もやはりアーチが印象的。

ガウディのコロニア・グエル教会内部や弟子によるコロニア・グエルのコミュニティにある建物を連想させるレンガ造り。
Cèsar Martinellはガウディと話をするとすぐ家に帰ってガウディの言ったことを書き留めていたそうで、そのノートが出版されています。ガウディのアートについての哲学などが伝えられているのは彼のおかげであるかもしれません。英ガーディアン紙にその一部が掲載されています↓
そして、母屋の裏には他にも何棟か建物があり、それぞれ微妙に形が異なるのが面白いです。一番奥の建物は教会のようにも見えます。

こちらもドアが開いていて従業員が機械を操縦していました。

外にもワイン製造に関係すると思われる機械が。

建物の脇ではブドウの絞りカスがどんどんベルトコンベヤーで運ばれてきてこの青いコンテナの中へ。

ワイナリーツアーもあるようでしたがもう終了時間だったのでここまで。それでも内部も見れたので満足。
ワインショップでボトルを
バルセロナに住んでいるとここのワイナリーのロゴはたまに見かけます。100年以上の歴史を誇るワイナリー。

隣にワインショップがあったので入ってみました。テースティングをやっているよう。

日が長いのでまだ早い時間に見えますが、もう午後6時を軽く過ぎていました。テルエル到着が遅くなりそうで、お酒にありつけるか分からなかったのでここでボトルを買いました。

こういう何気なく立ち寄れるのがロードトリップの醍醐味。
テルエルへ向けてひたすらドライブ
ガンデサを出発し2時間半ほどかけてひたすらアラゴン州のテルエルを目指します。スペインの田舎でよく見る風力発電の風車。

小さい町が見えます。

行き交う車も少なく、なだらかな起伏が続きます。

日がすっかり暮れてしまい、到着は夜9時過ぎになってしまいました。この日の走行距離は400キロほどで、5時間半ほどの運転でした。
無料駐車場がある中心から少し離れたホテルを選んだら、バルが併設されていてまだ開いていたのでワインとソーセージのトマト煮込み一皿を二人でシェア。素朴な味と雰囲気で「いかにもスペインの内陸!」という感じ。

バルセロナやカタルーニャはやはり独自の文化があって言語も違うので雰囲気もどこか独特なところがあります。スペイン語を勉強した外国人にとっては長らく住んでいるバルセロナよりスペイン語だけのアラゴン州などのほうが妙な安心感があるから不思議です。
次回は、世界遺産のムデハール建築で知られるイスラムの色濃いエキゾチックなテルエルを歩きます。
